中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

雲南省大理で尺八を習う中国人達

2019年07月23日 | 中国事情

最近私が日本語を教えている人の中に尺八を教えている中国人の女性がいます。3.4前に矢張り私の所で日本語を習っていた人から、「今中国では尺八が流行っている」と云う様な話を聞いた事があり、その時は「そうなんだ」と思ったものの左程気に留めなかったのですが、実際に尺八を教えている人に会ったのは今回が初めての事です。

その女性の話に拠ると、日本の有名な尺八の先生が中国は杭州に来て中国人に尺八を教えて居たそうです。その際にその先生から尺八を習ったとの事です。そして今では免許皆伝となり、尺八を教える事を許され、大理古城で道場を開き中国人達に尺八を教えているとの事です。今ではその人から尺八を習う生徒は10数名いるとの事です。今現在私の所で日本語習っている人は8名程ですから、そういう意味では中国で尺八が流行っていると云えるかも知れません。

実を云うと、私は尺八は日本の伝統的な楽器と思っていたのですが、尺八は、元々は中国から伝わった物との事です。残念ながら中国では尺八は無くなって終ったそうですが、日本には今の形の尺八が現在まで伝わっているとの事です。

最近偶々中国中央TVで四川省に住む中国人が、自分で尺八を作り、売ったり、尺八を教えたりして生活している中国人を取り上げたTV番組を見た事もあります。何でもその人の住む四川省は、尺八に相応しい竹が採れるとの事で、それで其処を拠点に生活しているとの事です。尤も中国でも、最近では竹ではなくプラスチック製の物も多いとの事ですが。

尺八にも色々な流派がある様ですが、私には全く分かりません。私の所で、日本語を習っている人が属する尺八の流派は「普化流」との事で、正式には、「普化尺八明暗對山流」との事です。尺八は、例の虚無僧とも密接な繋がりがある様ですが、調べていない事もあり、詳しくは分かりません、

又、尺八で思い出した事は、私の生まれた家にも如何いう訳か一本尺八があった事です。家の誰が尺八を嗜んでいたのか分かりませんが、家に尺八があった事を思い出しました。

 


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