中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

2019年度の高考が終わる

2019年06月08日 | 中国の大学

中国では、昨日の6月7日と今日の6月8日の2日に渡り、所謂高考が全国一斉に行われました。大理古城には一ヵ所、大理4中と呼ばれる高校があり、そこで高考が行われました。毎年の光景ですが、学校の前には、警察車両や救急車等も並び、多くの警察官も不測の事態に対応すべく配置されています。

また、受験生の父兄が学校の前で試験中も心配そうに待機する様な光景も見受けられます。昼食の時間ともなると、更に多くの父兄が学校周辺に集まって来て、子供と一緒に食事などをしながら試験の出来具合を話し合う光景もよく見られます。2日間に渡り終日学校外で待つ親も多く見受けられます。

今年2019年度高考に参加した人数は1000万人を超え、1040万人に達したとの事。澎湃新聞に拠ると河南省では70歳の男性が今年で、4回目となる高考に挑戦し、今年は高考の点数が400点を超える事が目標との事です。因みに最初の年の2017年度は、180点、2018年度は、249点だったそうで、河南省開封市にある河南大学に合格する事が目標との事。実は、この開封市にある河南大学には何度か行った事もあり、私にとっては懐かしい大学です。

この人が最初に高考を受験したのは、文革大革命で高考が中断した後、再開した1978年に受験したそうですが合格せす、農村で農業をしていたそうですが、大学進学の夢を諦めきれず2017年に2回目の挑戦をして、今年で都合四回目の高考との事です。

高考の受験に際して、年齢制限が無くなった事もあり、過去には、86歳の人も高考に参加した事もあったそうですが、この柳玉春と云う今年70歳の人は連続3回高考に挑戦しているとして幾つかのメディアにも取り上げられています。

中国の高考(大学入学試験)と状元


最新の画像もっと見る