★幸せのおすそわけ[71] 帰れる場所がありますか？

★　幸せのおすそわけ［］青い鳥が運んできた９０のストーリー




このGWには、花が通う学童の総会がありました。
今年の総会は２０周年ということもあり、
これまでのOBの方も集まって下さいました。

両親が働いている子どもたちは、小学校に入学すると、
学校が終わった後の時間を学童保育所といわれるところで過ごします。

地域によって、その受け皿は様々でしょうが、
私の暮らす地域では、児童館と親が運営する地域型学童、
企業が運営する学童などがあり、
花の学童は親が運営している地域型学童です。
言葉どおり、もうひとつの家という感じで過ごしています。

うちの会長がくり返し言っています。
「親同士が仲良くならないと、子どもも仲良くならない」

今回、２０年前の第１期生の子どもたちは立派に成長し、
東京で働いていたり、結婚していたり、
子どもが生まれていたりという姿をみせてくれました。
今は、遠方に引っ越したというご家族も、駆けつけてくれていました。
歴代の指導員さん達も来て下さいました。
当時から、お父さんたちの飲み会が活発だったり、
他のお宅で夕飯をよばれたりというお付き合いだったらしく、
本当に「家族ぐるみ」という感じがしました。
ある方は、スピーチの途中で涙ぐまれました。

最初は、床が抜けるような長屋からのスタートだったそうです。
途中、震災があったり、
１年生の入所がなかった年もあったと聞きました。

それでも、今まで学童に関わって下さった方が力をあわせて
子どもたちの居場所を守って下さったからこそ、今があります。

うちの花も、学童で小学生なりの上下関係、鍛えられました（笑）
御飯を食べたら、自分の食器は自分で洗う、ということも覚えてきました。
チームで目標を目指して頑張ることも学んでいます。
３０人以上の兄弟がいるような感じです。

OBの子どもたちやご家族ひとりひとりからのメッセージ。
今までの歴史を振り返る映像。
現役保護者たちの歌。
集まって練習することもできませんでしたが、当日はばっちり☆
打合せなしのソロパートまで飛び出しました。
保護者のピアノにあわせての子どもたちの歌。

これから２０年経って、花が今のOBの人たちと同じくらいの年齢になっても、
またみんなで集いたいと思いました。

家でもない、学校でもないところで、
２０年経ってもまた集まりたいという場所を作っていく。
集まれる場所をつないでいく。

つながりを大切にしていくことで、
どんどん絆は強くなっていく。




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※ 幸せのおすそわけ：青い鳥が運んできた９０のストーリーは
Ｃｏｒａｌ　Ｉｎｒｉｎｉｔｙ∞ のはるとＭＥＧが、毎日交互にお届けしています。