黒田晴美の子育てとコーチングと「わたし」

神戸でコーチをしている黒田晴美です。子育て中のママや夢に向かって一歩踏み出したい方のサポートをしています。

5歳の子どもがママと一緒に歩いてくれないわけ

2010年05月28日 | Weblog

我が家の風くん、5歳。

最近、手もあまりつないでくれないし、
あちらこちらに目を奪われて、
なかなかついてこないかと思えば、
興味のあるものを見つけて、
「待ちなさーい!止まりなさーい!」という私の声をものともせず、
ぴゅーっと走っていってしまうこともあって、
少々困っていました。

実は昨日もそんな感じ。
私が追いついた頃には、知らない方の花壇のお手入れを手伝っていました(汗)

なので、今日の保育園までの道のりで少し話をしてみました。

「あのね、風くん。風くん、最近おでかけのとき、
ぴゅーんと先に行っちゃうでしょ?
ママ、あれって危ないな~と思って。
一緒に歩いてもらいたいな~って思うんだけど。」

風から返ってきた答えは、驚くべきものでした。

「だってね、ママだって
いっつも風くんが『ママ~まって~~~』っていってるのに、
まってくれないでしょ。だから、やりかえししてるの。」

やりかえし!!!
(まぁ、“仕返し”という意味なのでしょう・・・)

思い当たる節はあります。

いつもは自転車通園ですが、雨が降った時などは歩いていきます。
時間がないのに、風の歩みは遅くって・・・。
ついつい、
「ママ、まってぇ~」という風に、
「もっと早く歩いて!」
「遅刻しちゃう!」
「もう、おいていくよ!」
などという言葉をかけ、
どんどん風と私の距離は開いていってしまうのが、
いつものことでした。

もちろん、私としては距離は多少開いていても、
車やバイクの往来には気を付けているし、
危険なところでは立ち止って待っています。

だけど風にしたら、
「まってぇ~」っていっているのに、
ママが待ってくれない。
置いていかれる。
悲しい気持ち・・・。
ということだったようです。

だから、私がいくら
「風くん、待って~。待ちなさーい!止まりなさーい!」といっても
止まってくれなかったのでしょう。
それは、置いていかれる、
自分の気持ちを受け止めてもらえない気持ちをわかって!という
SOSだったのかもしれません。

それにも、全然気がついていませんでした。

愕然・・・。

「そっかぁ。ごめんね。今度から、ちゃんと待つね。
 だから、風くんもママと一緒に歩いてくれる?」
と聞くと、
「うん!いいよ♪」の答え。

本当に子どもってミラクルです。