★ 幸せのおすそわけ[79]青い鳥が運んできた90のストーリー
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昨日の早朝、祖母が旅立ちました。
日曜日、午前中子どもたちと公園へ遊びに行って帰ってきたところに、
母から電話があり、『病院から電話が来た』とのことで、
急ぎ、祖母の入院している徳島へ向かいました。
祖母は酸素マスクを付け、苦しそうな息づかいでしたが、
私の手をしっかりと握ってくれました。
お医者さんからの説明を聞き、
「いつ」とはいえないので、付き添ってもらわなくてもいい。
ただ、いつその時がくるかもしれないけれど、
それは仕方のないことだから、といわれ、
最期の別れと覚悟を決めて、病室を後にしました。
車に戻ってからも、祖母の手の感触で手のひらが温かく、
じんじんしていたのを覚えています。
それから半日もたたないうちに、
祖母は眠るように静かに旅立ってしまいました。
お通夜、告別式と、祖母の人生を想いました。
若くして夫を亡くした祖母。
数年の間に、立て続けに義母や娘ふたりも亡くしたそうです。
そんな中、一人息子である父と共に残りの人生を歩んできました。
告別式の司会の方と、葬儀で紹介するにあたり故人の人柄について訊ねられました。
「厳しかったし、怖かった。」と父。
父は今でも祖母に頭があがりません。
「でも、お孫さんには・・・」という司会者の方の言葉に、
「孫にも決して甘くなかったよね。厳しかった。」と妹。
「もちろん、嫁にも厳しかったです。」と母。
家族の誰もが祖母を立てていました。
それは、厳しい祖母だったからというのもありますが、
祖母の今までの苦労に敬意を表してのことだったように思います。
父や母が、祖母を大事にするので、
私たち孫も、祖母に時代錯誤な納得のいかないことをいわれても、
素直に従っていたのだと思います。
改めて想うと、大正生まれの祖母。
戦後の混乱の中、女手一つで父を育てるのはどんなに大変だったことでしょう。
ましてや、次々と身内を失う中、
「この子だけは」という思いもあったに違いありません。
一人っ子になってしまった父ですが、
4人の子どもに恵まれ、その子も生まれ、
祖母は4人の孫と5人のひ孫に囲まれて旅立ちました。
「どんなに貧しくても、子どもだけは絶対手放したらあかん。
家族仲がいいのが一番や。」
と、生前いつも話していた祖母。
祖母が父の命を守り、育ててくれたからこそ、
今の私たちがあり、子どもたちがいます。
それを想うと、改めて命をつなぐことの大切さを感じました。
あなたがいてくれた、それだけに価値がある。
我が家の歴史の中で、ひとつの時代が終わりました。
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名古屋セミナー パート2
『幸せのおすそわけ~自分も相手も楽になる∞スパイラル』
2010年5月23日(日) @ 13:30 ~ 16:30
家庭・職場・育児・友達・学校・・・
様々な人間関係の中で、自分も相手も楽になれる秘訣を、
タイプの違うコーチふたりがみっちりとお伝えいたします。
どうぞお楽しみに
詳細・お申込は こちら からどうぞ。
セミナーデビューの方も、お待ちしております
※ 幸せのおすそわけ:青い鳥が運んできた90のストーリーは
Coral Inrinity∞ のはるとMEGが、毎日交互にお届けしています。
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昨日の早朝、祖母が旅立ちました。
日曜日、午前中子どもたちと公園へ遊びに行って帰ってきたところに、
母から電話があり、『病院から電話が来た』とのことで、
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祖母は酸素マスクを付け、苦しそうな息づかいでしたが、
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父は今でも祖母に頭があがりません。
「でも、お孫さんには・・・」という司会者の方の言葉に、
「孫にも決して甘くなかったよね。厳しかった。」と妹。
「もちろん、嫁にも厳しかったです。」と母。
家族の誰もが祖母を立てていました。
それは、厳しい祖母だったからというのもありますが、
祖母の今までの苦労に敬意を表してのことだったように思います。
父や母が、祖母を大事にするので、
私たち孫も、祖母に時代錯誤な納得のいかないことをいわれても、
素直に従っていたのだと思います。
改めて想うと、大正生まれの祖母。
戦後の混乱の中、女手一つで父を育てるのはどんなに大変だったことでしょう。
ましてや、次々と身内を失う中、
「この子だけは」という思いもあったに違いありません。
一人っ子になってしまった父ですが、
4人の子どもに恵まれ、その子も生まれ、
祖母は4人の孫と5人のひ孫に囲まれて旅立ちました。
「どんなに貧しくても、子どもだけは絶対手放したらあかん。
家族仲がいいのが一番や。」
と、生前いつも話していた祖母。
祖母が父の命を守り、育ててくれたからこそ、
今の私たちがあり、子どもたちがいます。
それを想うと、改めて命をつなぐことの大切さを感じました。
あなたがいてくれた、それだけに価値がある。
我が家の歴史の中で、ひとつの時代が終わりました。
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名古屋セミナー パート2
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家庭・職場・育児・友達・学校・・・
様々な人間関係の中で、自分も相手も楽になれる秘訣を、
タイプの違うコーチふたりがみっちりとお伝えいたします。
どうぞお楽しみに
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