嵐ファン・大人のひとりごと

嵐大好き人間の独りごと&嵐の楽曲から妄想したショートストーリー

妄想ドラマ 『Dive into the future』 (9)

2009年07月18日 | 妄想ドラマ『Dive into the furture』
私、暑いのが苦手なんです。

思考能力も落ちてくる。

で、窓の向こうに見える2000メートル級の山々を眺めながら

あそこ登ってるのかぁ・・・なんて妄想しております

いよいよ終盤に差し掛かってまいりました。

5名様の運命は?

ではどうぞ!


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        妄想ドラマ 『Dive into the future』 (9)




潤と雅紀が迎え撃つ構えを見せた時、崖を見上げて和也が言った。

「俺、この崖登れると思う。なんかこういうことやってた気がする」 

和也は崖の窪みに足をかけると、

「俺が登ったとおりについてきて!」  

そう言ってあっという間に崖を登って見せた。

「雅紀、先に上って援護しろ!」

潤に言われて雅紀、翔の順に崖を登り始めた。

和也の指示に従って窪みに手や足をかけると、思ったより簡単に登れた。



その間に迫ってきたロボットの全身が見えた。

蜘蛛のような6本の足で斜面を捉えて登ってくる。

その足の上に本体と思われる多角形の平べったい箱がついていた。

箱にはいくつもの突起があり、突然白っぽい光線を放った。

人間型のロボットと同じだ。

光線は智を狙っている。

「リーダー!」潤が叫んだ。

智はすばやく身を伏せた。

雅紀が崖の上からロボットを狙ってレーザー銃を発射するけれど、生い茂った木立が邪魔をする。

「潤、早く行け!」

智に言われて潤が登り始めると、今度は潤を狙ってきた。

光線は潤の足のすぐ傍で火花を散らせた。

「早く!早く!」

翔と和也が上から潤を引き上げようと手を伸ばす。

ロボットから潤を狙った光線が発射されるのと、智がシールドを張るのがほぼ同時だった。

光線はシールドに遮断され、翔と和也によって潤は引き上げられた。

シールドが消えると智は近くの倒木の陰に隠れた。

3体のロボットはすぐ傍まで迫っている。

見つかるのは時間の問題だ。



「潤、銃のパワーが残り少ない」

「俺のもだ。この距離ならはずさない自信はあるのに」
 
「あいつら6本の足が広がっているから、木の間が広いところしか通れないだろう?3体同時には崖に近づけない。

 あの右側の木の間を通ってくると思うから、あそこを狙っていて」

翔の言葉に二人はうなづいた。

「リーダー!崖の一番端の方から登って!こっち」

そう言いながら翔は和也と谷になって切り立っている崖の端に移動した。

「ロボットから一瞬死角になる」

「わかった」

翔の合図で、智は倒木から飛び出して崖を登り始めた。

しかし、崖は最後のところで少し前にせり出していて手間取った。



「来た!」 

翔の読みは当たっていた。

まず潤が狙いを定めて引き金を引いた。

見事命中してロボットは停止した。

2体目は通路を塞がれて方向を変えると、障害物となる木に赤い光線を照射した。

木は一瞬で粉々に吹っ飛んだ。

そして崖の上に這い上がろうとしていた智に向かって、今度はまた白い光線を発射した。

光線は智を捕らえた。

バチッと鋭い音がして、智が手を離したが落下する前に和也と翔が服を掴んでいた。

木を吹き飛ばしたことでロボット自身も、全身をさらすことになり、潤と雅紀のレーザー銃ですぐに停止させられた。



「リーダーがやられた!」

智はぐったりとして意識がない。

「動かさないで!」 

雅紀が智の呼吸を確認すると脈をとった。

「大丈夫。気を失ってるだけ。たぶんスタンガンみたいに電気ショックをあたえられたんじゃないかな」

「よかった。やっぱり人は殺さないようになってるんだ。雅紀医者だったのかな?」和也が聞いた。

「違う。救急車に乗ってた。今ので思い出したよ少し」

「リーダーは雅紀に任せて、俺たちはあいつらを始末しよう」

潤が停止しているロボットを指した。



潤、翔、和也の3人はロープを使って崖を降りると、神無月に渡されたカードキーを

差し込む場所を探したけれど見つからない。

「人間型とは違うらしいな。原始的な方法でいくしかないか」

3人は光線が出ていた突起やレンズらしき物を、大きな石を使って壊した。

それからロボットを谷底へ滑り落とした。



崖の上に戻ると、智の意識が戻っていた。

「さっきのショックもあるし、シールドを張って疲れているからもう少し休んだ方がいい」

雅紀の言葉に従ってしばらく休憩を取ると、5人は再び標高2000メートルの稜線に向かって歩き出した。

そこを越えれば危険はなくなるはずだ。



やがて、予定のルートより少し西にずれたが、日が暮れる前に山の稜線に到達した。

みんな疲れていたので、反対側の斜面を少し下ったところでビバークすることにした。

もうロボットが追ってくる気配も感じられなかったけれど、交代で見張ることにした。



最後の見張りになった智が地図を見ていると、潤が起きて傍に来た。

「リーダー身体は大丈夫?信じられないような一日だったね」

「大丈夫。研究所を出てからまだ一日しか経ってないのに、いろんなことがあった。

 生きているのが不思議だよ」

「俺、自分の時代で一生懸命生きてたのかなぁ。もし、戻れたらなんだって頑張れる気がする」

「うん」

「でも、戻れても俺たち雪崩で死ぬ運命かもしれないわけだし・・・怖くない?」

「怖いよ。でも待ってる人がいるかもしれない」

「家族や・・・恋人だっていたかもしれないしね」

「突然行方不明なんて、残される方が辛いよ」

「俺たち生きているのにね」

夜の深い闇が薄れていく。



「俺の予感だと、たぶん死なない」

いつの間にか和也も起きていた。

「ほんと?」雅紀と翔も目を覚ましていた。

「ああ、雪崩でも死なない・・・ような気がする」

「頼りないな」

5人は顔を見合わせて微笑んだ。
 
もうすぐ朝日が昇るだろう。

また新しい一日が始まる。




         -------つづく--------



やっと危機は脱出しましたね。

11回くらいで完結できるかな。



昨夜、おーちゃんの夢を見ました

友達のレストランのパーティーに行ったらおーちゃんが来てて

よし!話しかけて握手してもらおう

その前に緊張してきたからトイレ!と思ったらトイレの前に待ってる人の列が

出来ていてそこで夢は終わりそ、そんな・・・目が覚めた

夢の中のおーちゃんはTVガイドのにのちゃんの衣装を着て、

魔王の田中圭くんのメガネをかけてました。

昨日、魔王みてたせいですな

いや~可愛かったのよメガネのおーちゃん


コメント (2)
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