行きたいと思っていた大嘗宮一般参観に
今日ようやく行く事ができた。
ので久しぶりにまた写真でご案内。
今日は本当に天候に恵まれ、『日本晴れ』と言いたくなるくらい良い陽気であった。
一般参賀の時と違い、今日は坂下門からの入場という事であった。
10時過ぎに東京メトロの
二重橋前駅を降りたのだが、ゾロゾロと多くの人が皇居に向かうのは
正月や天皇誕生日の一般参賀と同じ。
いつもはいくつもの列が作られて開門を待つのだが
今日は列も一つで、ゆっくりではあるが常に歩いている感じで
手荷物検査まではそれほど時間がかからなかった。
手荷物検査を終え坂下門に向かう。
5月の一般参賀の時は参賀を終えた後にこの門から出てきたので
丁度反対の風景を見る感じになった。
坂下門をくぐり、右に曲がった後、宮内庁庁舎の前を通り過ぎ右手に蓮池濠を見ながら
真っ直ぐ進んで行く。
すると警官が右の橋を渡るように誘導していた。
これから50分というプラカードを掲げている人がいたが、みんな後50分も掛かるのかと
半信半疑の感じで右に曲がってゆく。
上の写真はその西はね橋を渡るところ。
西はね橋から蓮池濠を見たところ。
橋を渡り終え、曲がりくねった坂を上るといきなり大きな石垣が目に入ってくる。
後でこれが天守台の石垣だとわかった。
この後、大嘗宮の後姿が目に飛び込んでくるのだが、その写真は後にして、まずは順路どうり
本丸跡をぐるり回るように歩いてゆく。
こんな感じで本丸跡の広場の向こう側に大嘗宮が見えながら歩いてゆく。
これが真正面の位置
ちょっと望遠で。
正面を過ぎて、このあたりから前が詰まって、歩けなくなった。行列待ち。
何と桜が咲いていた。
札がついていて、『フユザクラ』という種類らしい。
サクラのところから30分くらい掛かって、ようやく大嘗宮の正面に曲がるように列が進む。
ゾロゾロと立ち止まる事なく人の頭越しに観る感じ。
ようやく正面まであとちょっと。
歩きながらの望遠。こんな感じ。
正面までもうちょい。
あとは真っ直ぐ歩く。
正面を過ぎると余裕ができ、けっこう自由に動ける。
一番前に出ると。こんな感じ。
この井戸のようなものはどんな祭祀的な意味があるのかな。
大嘗宮正面の鳥居
樹皮が付いたままの丸太の鳥居は初めて見た。
左の拡声器をもった男性が警官でこの人は離れた方が良い写真が撮れるとしきりに言っていた。
それに反応した右の男性。
やりとりがおかしかった。
言われたとうりにさっきの男性は離れて写真を撮っていた。素直だなあ。
正面を過ぎると人も減り、わりと好きにできる。とどまってもよし、行ってもよし。
わりと皆さん自由な感じ。
一番角にある膳屋という建物。壁のあしらいが、見た事もない感じ。
大嘗宮を正面左横から見たところ。大きな建物が主基殿。陛下が神様に神饌を捧げ
御拝礼の上、御告文をお奏しになられ、自らもお召し上がりになった場所。
太古の建築と近代のビルやクレーンの対比。 和と洋
帰路に向かうと正面に、江戸城の天守台の石垣が見えてくる。
なかなかの迫力。
天守閣再建の運動もあると聞く。観てみたいかも。
大嘗宮を後ろから、左の建物は廻立殿。
大嘗宮の儀に先立ち天皇皇后両陛下がお召替えをなさった建物。
廊下の十時の木組みが美しい。
大嘗宮の説明の看板。
桃華楽堂という建物。楽部が使うらしい。
北はね橋門。下は橋からの風景。
竹橋に向かいながら
10時過ぎから12時までかかったかな。
天気も良くて来れてとても良かったと思えた大嘗宮一般参観だった。
まだ12月8日の日曜日までやっているから、時間のある方は
是非行かれる事をお薦めする。
次の代替わりまでは観れないから。
最後に今日のとっておきの一枚を
二重橋前の駅の②番出口から出て、横断歩道を渡っている途中に見えた雲。
丸の内のビルの上を鳳凰が飛んでいた。
令和が天皇皇后両陛下の願う戦争のない平和な御代になりますように。