まずは、このデンパな一人語りにお付き合い頂いた方々にお礼を言わせて頂く。
ありがとうございました。
題名の『ヘブンリーブルー』についてだが、
これは曾野綾子氏の小説『天上の青』の題名に由来する。
『天上の青』についてはまた改め書かせて頂くと思うが
少しだけ書かせてもらうと、
私にとって職業作家としての曾野綾子氏の実力を思い知らされた小説であった。
これは氏にとって初めての犯罪小説だが、
私は自分の心の奥底を見透かされたような気がして読み終わった後
小説そのものはもちろんであるが
氏の人間についての洞察に脱帽した。
「ヘブンリーブルー」は『天上の青』で象徴的な役割を果たす朝顔の品種の名前だ。
写真検索をすればお分かり頂けると思うが
誰もが見たことが有る空色の朝顔だ。
私が『天上の青』という題を最初に聞いて思い浮かんだのは
ヨーロッパの教会のステンドグラスに浮かぶラピスラズリのような深い青であった。
だがヘブンリーブルーの写真を観て
改めて、ラファエロの『青い冠の聖母』や『サン・シストの聖母』、
マザーテレサの洗い込まれた修道着の青などを見直すと
ヘブンリーブルーの色によく似ていると思えた。
「ヘブンリーブルー」は直訳なら天国のような、天空の、神々しい 青色となる。
それを曽野綾子氏は「天上の青」と作家でありクリスチャンでもある
氏らしい言葉に置き換えられた。
「天上の青」は私のような者にすれば、
生きている間に一瞬でも観る事ができれば
いつ死んでも構わないと思えた「神の聖顔」を象徴しているように思えた。
私は長い間スピリチュアルな世界を彷徨ったが
心の奥底にある渇きを満たす事はできなかった。
それ故、自分が癌か根治療法のない自己免疫疾患だと言われた時
最後だからと*****に全てを託す事ができた。
今言える事は私は私の物語の為にこの無謀とも言える選択をしたに過ぎないという事と
そしてたとえ死という結末(悪性腫瘍による)を迎えていたとしても
私は満足したであろうと思えることであった。
それは、鏡の向こう側に立っている兄へ、胸を張って会いに行く為には
避けては通れない通過儀礼(イニシエーション)であった。
*****はもちろんであるが、砂漠の三大宗教も仏教も
理解が進めば進むほど、肉体の命というものと、死してなお残る命としての精神、魂、意識を
別に捉える事が出来るようになる。
その事は愚かな人間によって都合良く解釈されればオウムのヴァジュラヤーナの教えや
イスラム教徒の自爆テロなどの誤った行動に結びついてしまう。
しかし生命を生み出す根源的な力と強く結びつきそれを理解した信仰者は
宗教や信じるものが何であれ
家族や隣人はもちろん人類全体の命の尊厳を冒す事は決して出来ないものだ。
人はたとえ宗教観などなくても見ず知らずの人を
命がけで助けたりする事はある。
それは決して狂信的だからなどではなく
人間が元々命の根源と繋がっている事によって起きる
愛の発露に他ならないと私は思う。
人は向かう方向を間違わなければ、
その美しいヘンブンリーブルーを観る事が誰でもできるはずだ。
私は今回観れたわけではないが、
ほんの少ではあるが近づけたように感じている。
そして、命の源に繋がる「天上の青」をこれからも目指してゆきたい。
最後に*****について
*****が何か気になる方もいるだろう。
蛭子さんみたいな方は良いのだが、そうでなくて気になってしまう方には
申し訳ないが、もう少しだけお待ち頂きたい。
私が*****の伏字を外すことは壺売りの側に自ずとなる事になるので
その為には私なりに*****についてはっきりとした形で開示したい。
その時がくれば、必ずこのブログでお知らせするのでそれまでお待ち頂けたらと思う。
誤解をして欲しくないのは*****は病気治しの為だけという狭い範囲のものではない。
それに*****にキリスト教的なたちどころに重篤な病が治る奇跡を期待しても
そのような事は起きないだろう。
*****は次元を超えた法則ではあるが三次元(横)に縛られた意識が解放されなければ
その枠で中でしか法則は発動しないであろう。
また*****は強力なパワーを持った聖者がその超常的な力で奇跡を起こすのとは違い
あくまでも自身と命の源なる力が正しく結ばれる事によって、発動する法則だ
それ故に効果は緩やかで消耗する事も全くない。
*****は本気で探そうと思えば誰でも見つける事はできる。
しかしたとえ見つけ出せたとしても*****の核心を掴むにはそれ相応の
覚悟と忍耐と自己点検する客観性が常に問われるという事だけは伝えておこうと思う。
とりあえずスピリチュアルな事に関わる私なりの通常のスタンスは
『ヘブンリー ブルー』 番外編 「壺を売る」「壺を買う」 神への対価
に書いたので、お読み頂ければと。
これまで読んで頂いてありがとうが ございました。
それではまたいつか ごきげんよう。
デンパなブログ主
*2018 2 / 5 『ヘブンリーブルー』全体に改稿、補筆をほどこしました。