我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

中居屋重兵衛

2022-07-30 11:12:52 | ノンジャンル

この名を知る人はそれほどいないだろう?

私も今回初めて知った、

前回に上信スカイラインを走ったことを書いた、

その帰り道再び昨夜とまったホテルの前を通って

万座ハイウエイを嬬恋村の中心部に向けて走った、

ハイウエイとは名ばかりで交通量の少ない

ありきたりの山岳道路、

通行料金:1080円は高すぎる、

だが昨夜泊まったホテルもこの道路も

西武系企業の経営で無料で通過できた、

山岳道路終点の万座鹿沢口付近で

たまたま寄った蕎麦屋さんで北大路欣也の

写った写真を見つけた、

テレビで見かける他のタレントの写真もある、

不似合いなので店のおばさんに聞いた、

“北大路欣也さんはこの店の先祖が主人公の

 ドラマの主役を務めた時に訪ねてきたの”

え~!!!

この店の先祖がドラマの主役!

先祖はそんな有名人なの?

“向こうに先祖の資料を展示してあります、

 帰りに見てください”

ガラスケースに収まって明治期頃の

本や掛け軸その他もろもろが3畳ほどの

小部屋に陳列されていた、

見始めてすぐに店主と思われる古老がやってきて

資料を指さしながら先祖の偉業をアピールし始めた、

タイトルの「中居屋重兵衛」である、

そう言えば店の屋号も

割烹料亭「中居屋」

北大路主演の映画の題名は「動天」(1991年、東映)、

他に三波春夫の息子の写真も飾ってあったので

聞くと先祖を主題にした浪曲だか歌謡曲だかを

三波春夫が歌ったのだそうだ、

題して:「中居屋重兵衛 海を拓く男」、

いずれも話題にはならず

あまり知られていないのが実情のようだ、

資料を基に簡単に説明する、


中居屋 重兵衛

なかいや じゅうべえ、文政3年3月(1820年)は、

江戸時代の豪商・蘭学者。火薬の研究者、

中居屋は屋号で、本名は黒岩撰之助(くろいわ せんのすけ)、

開港直後の横浜で多くの生糸を輸出し栄えた、

当時の横浜港界隈の錦絵には三井と遠からぬ位置で

中居屋の屋号が描かれている、

重兵衛は井伊直弼を襲った水戸藩や

安政の大獄で処分を受けた佐久間象山、

吉田松陰とも親交を結んでいたせいか

万延元年1月(1860年)に幕府から営業停止命令を受け、

わずか2年ほどで没落した。


弟切草(おとぎりそう)

2022-07-30 11:08:55 | 花 及び植物

クリックすると元のサイズで表示します

友人の畑で見かけたこの花

奇麗なので一枝もらって帰り

一輪挿しに差してみた、

名前が分からず検索をしたら

“コボウズオトギリソウ”とあった、

漢字だと“小坊主弟切草”

オトギリソウの種類は多種多様で

一説には560種類にも達するらしい、

オトギリソウ(弟切草)

“弟を切る草”とは何とも物騒な名前である、

そこで名前の由来も調べてみた、

この植物は人間だけでなく家畜
や鳥類にも効能があるとのことで

門外不出の妙薬であった。

むかし昔の平安時代

ある鷹匠が鷹の治療にも使っていたが

どんな薬草でつくっていたのかは

当然秘密にしていた、

しかし

この鷹匠の弟が恋に落ちた女性に

この妙草のことを話してしまった、

それを知った兄は激怒し

弟を切り殺してしまったという逸話だ、

因みに弟切草の特徴である葉の黒い斑点は

この切り殺したときの返り血といわれている。

弟切草の花言葉は、

恨み、秘密、迷信、盲信、敵意など

といった意味を持っている、

花言葉にしては珍しく怖い意味を有するのは

そんな謂れからきている。


硫黄岳

2022-07-30 11:06:10 | ゴルフ及び山歩き、他スポーツ

ひどい筋肉痛に襲われている、

階段は両手を使って這うように登る有様、

昨日硫黄岳(2,760m) に登った、

八ヶ岳の8ッのピークのなかのひとつだ、

仲間3人を乗せて早朝4時半出発、

昼間の長い時期なのですでに明るい、

高速道を終点の八千穂高原インターに向かって走る、

この終点は上信道と佐久市で分かれて

中部横断自動車道となる、

ただこの区間は20キロあるが

未貫通のため無料なのは嬉しい、

高速を降りてからは国道299号線の

山道をくねくねと走ること1時間

蓼科に入って国道に別れを告げる、

ここからは昨年天狗岳に登るため通った

唐沢鉱泉ルートを走った

三井の森を抜けて桜平登山口を目指す、

7時40分 天気は曇り、

身支度を整えて歩き始める、

ルートは殆どが渓流沿いの為

湿気が多く岩も木も苔に覆われて

一面の苔の森だ、

夏沢鉱泉を過ぎオーレン小屋を過ぎ

赤岩の頭に至ってやっと尾根にでる、

ここからは風で樹木が育たないのか

ザラザラしたむき出しの地肌、

岩陰にハイマツや小灌木がある程度、

それらに交じって黄花シャクナゲが咲いていた、

硫黄岳山頂付近は烈風が吹いて

立っていられないくらい、

ここには爆裂火口という他では

見られない風景があるのだが

霧に遮られおまけに危険なほどの

強風で火口に近づくことも出来なかった、

天気が良ければ絶景を眺めながらの

お弁当タイムであろうが

寒くて居られず夏沢峠に向かって

山頂を後にする、

むき出しの火山岩コースが続く、

峠には小屋があるが閉まっていた、

ここからは再び樹林の中で風もない、

1時頃弁当を広げて食べた、

オーレン小屋で来た道に合流した、

下りになって足は疲労のピークに

達していた、

小屋の外のベンチで長めの休憩、

3時半ごろ駐車場に到着、

歩数:26,000歩

所要時間:8時間の山旅を終えた。
クリックすると元のサイズで表示します


人生案内

2022-07-30 11:04:36 | 老いの暮し

新聞の人生案内に時々目を通す、

読者からのお悩み相談だ、

先日こんな記事に目が留まった、

見出しは

“70代 夫が女性とライン”

と言うものであった、

ギョギョギョギョギョ、

こんなことが妻にとってお悩みだとは!

私などラインのグループ通話も含めれば

女性との交流は数十件に達する、

ほとんどが通信手段であり

その延長の他愛のない世間話し、

最高の退屈しのぎだ、

これが妻への背徳行為に当たるとしたら

どれほど窮屈な生活を強いられることだろう、

ラインもメールも変わる所はないが

1対1の通話には妻には聞かせたくない

内容だってないとは言わない、

問題は通信手段にあるのではなく

夫婦関係にあることは明白だ、

信頼のおける夫婦関係のない所に

たとえ通信手段を断とうとも

好ましい夫婦関係は生まれない、

ではわが家にそれほどの信頼関係があるのか

と問われるならば

残念ながら否定せざるを得ない、

信頼とまではいかなくも異性との

ラインやメールなどは夫婦の間に於いても

個人の自由として尊重されるべき

範囲ではなかろうか?
クリックすると元のサイズで表示します


生きざま

2022-07-30 11:03:14 | 家族及び親戚

ライン(Line)のグループ通話に発信した、

このグループは私(高崎)と

私の長男(前橋)と次男(高崎)、

妹夫婦(中津)とその息子(博多)と娘(多摩)

それぞれ6っの家族で構成されている、

私からはどちらも知り尽くした間柄なので

自由に発信できるが子供たちの間では

遠くに離れて顔を会わせる機会も少なく

育っているので

なかなか盛り上がらない、

田舎住まいの妹夫婦は近代の通信ツールに

なじみが薄くて滅多に発信はない、

そもそもこのグループ通話を開設したのは

妹夫婦の息子が田舎住まいの両親を気遣って

少しでもこの手のツールに親しみを持ち

尚且つお互いの情報交換を密に出来ればと

配慮してくれたものである、

だが今のところ私からの発信が大半を占めている、

今朝もこんな情報を発信した、


ーーーユリの花が咲いた、

わが家では今年最初のユリの花だ、

嘗てわが家の庭には7,8種類ほどの

ユリの花が次から次へと咲いていた、

新聞の販売店からもらった球根が多い、

それらに加えてヤマユリやカサブランカの

球根を買って来たこともある、

ヤマユリは大輪で匂いが強い、

カサブランカは純白で気品がある、

いずれも3年ほど咲いて消えて行った、

いい花はなかなか育たない、

今はテッポウユリとオニユリが

毎年広くもない庭を賑わしてくれる。ーーー


今ではラインは手軽な情報交換手段、

高齢化した親と子の間でもお互いに

気にはかけていても親身な話し合いの

場も時間も持てない、

情報発信は自分の生きざま

息子たちや姪や甥たちへの生活や考え方の

参考になればと発信している。