我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

「気がつけば終着駅」

2022-09-01 09:17:56 | 老いの暮し

「気がつけば終着駅」は作家佐藤愛子の著作のタイトルである、

彼女の経歴を見ると1923年生まれだから現在99才になる、

若い頃には直木賞や女流文学賞、菊池寛賞などを受賞ている、

特筆すべきは詩人サトーハチロウの妹と言う事で

年配層にはある程度知られた名前だと思う、

この本を思いがけず買ってしまった、

2キロほど離れた本屋に散歩を兼ねて行った、

気になるタイトルの本を新聞紙上に見つけていたからだ、

日本文芸家協会 発行

「2021年(?)ベストエッセイ集」

半月ほど前にチラッと見ただけなので確かなことは分からない、

エッセイのコーナーを散々探したが見つけられなくて

代わりに買い求めたのがこのタイトルの本、

これまでに佐藤藍子の著作は好きで何冊も読んでいる、

「気がつけば終着駅」振り返ってみると

将に自分が置けれている現状そのものである、

男社会や現実社会に贖(あがな)って生きてきたことを

ウイットの富んだ文体で書いた本の数々は

飽きずに読ませてくれる。