「気がつけば終着駅」は作家佐藤愛子の著作のタイトルである、
彼女の経歴を見ると1923年生まれだから現在99才になる、
若い頃には直木賞や女流文学賞、菊池寛賞などを受賞ている、
特筆すべきは詩人サトーハチロウの妹と言う事で
年配層にはある程度知られた名前だと思う、
この本を思いがけず買ってしまった、
2キロほど離れた本屋に散歩を兼ねて行った、
気になるタイトルの本を新聞紙上に見つけていたからだ、
日本文芸家協会 発行
「2021年(?)ベストエッセイ集」
半月ほど前にチラッと見ただけなので確かなことは分からない、
エッセイのコーナーを散々探したが見つけられなくて
代わりに買い求めたのがこのタイトルの本、
これまでに佐藤藍子の著作は好きで何冊も読んでいる、
「気がつけば終着駅」振り返ってみると
将に自分が置けれている現状そのものである、
男社会や現実社会に贖(あがな)って生きてきたことを
ウイットの富んだ文体で書いた本の数々は
飽きずに読ませてくれる。