5月の最終日 31日(水曜日)
日光へ行った、
重篤な病気を抱えた友人Kさんは
翌日の6月1日から入院して抗がん剤の投与を
受けることになっていると言う、
ではせめてその前にと言う事になった、
彼は昨年傍目もうらやむ程仲の良かった奥方を亡くしている、
わが夫婦とも気が合ってあちこち一緒に旅行した、
二人の娘たちが遠方に嫁いで独り身となった
彼とは付かず離れずの距離で連絡を取っている、
同行はもう一人 Sさん
彼も元気な体ではない、
重い糖尿病と心臓病、
薬の数は9種類、
だが決して病気には負けていない、
今日が命の最終日とばかりに遊びまくっている、
前日とその前の日 連日
社交ダンスで出かけていたらしい、
彼とも付かず離れずの古い付き合い、
朝9時わが家に集合して出かけた、
日光までは一般道足尾経由で2時間半、
途中コンビニでおにぎりを買って
お昼ごろ龍頭の滝駐車場にたどり着いた、
ツツジは終わりころを迎えてちょっと寂しいが
新緑の緑が安らぎを与えてくれる、
滝に沿って200メートルほどの階段の遊歩道が続く、
運動不足の解消に手ごろな勾配だ、
この滝は上流の湯の湖という湖から流れ出て
小田代ヶ原、戦場ヶ原を通って
龍頭の滝を下って中禅寺湖に注いでいる、
滝の上部を国道120号線が横切っている、
その橋から振り返ると
けっこうな勾配の先に中禅寺湖がわずかに覗く、
散策と写真撮影に1時間ほど費やして
次の目的地赤沼茶屋へと向かった、
ここは戦場ヶ原の散策と
クリンソウの時期になると
千手が浜の散策基地となって広い駐車場に
車があふれる、
クリンソウを期待して来てみたが
まだ1ヶ月ほど早いらしい、
ザンネン、
止む無く戦場ヶ原に続く木道を
湯川沿いに1時間ほど歩いた、
程ほどのところで弁当を食べ
写真を撮って引き返すことにした。
戦場ヶ原の灌木帯
カラマツの若木
千手が浜のクリンソウ(昔の写真)