御荷鉾(みかぼ)山に登った、
久しぶりの山登り、
程よい冷たさの山の空気が気分を引き締めてくれる、
普段は体のあちこちに痛みを感じているのに
何故か痛みを感じない、
暑くもない寒くもない気候のせいかもしれない、
空は快晴で空気が澄んでいる、
早く山の頂上からの景色を眺めてみたいと
気持ちがはやる、
御荷鉾山には標高1,000メートル付近の尾根に
15キロほどに亘ってスーパー林道が走っている、
林道の駐車場から登れば割と楽に登れる、
そこでこの日は出発を7時半と
山登りにしては遅めに決めて
連れの山友Oさんと二人で出かけた、
30分ほど走って鬼石町からスーパー林道に上がる、
日曜日にも拘らず対向車は全く無い、
それでも曲がりくねった山道だ、
いつ対向車が飛び出してくるか分からないので
慎重な運転を強いられる、
御荷鉾山は西と東の二つの山の通称だ、
先ず東御荷鉾山の登り口に車を停めた、
8時20分登山開始、
最初は直登(ちょくと)の急こう配、
10分ほど歩いて息が上がる、
暫くは味気ないヒノキの林が続く、
身体が山に慣れるにつれて爽快な気分が湧いてくる、
80才にして
山を歩くことにできる幸せをかみ締める、
1時間ほどで頂上に到着、
標高:1,246メートルの標識がある、
視界は樹木に遮られてよくない、
青く澄み切った空と一本の紅葉したカエデが
秋を演出して迎えてくれた、
不動明王の石碑が建っている、
登ってきた道とは反対側の少しは慣れて尾根に
石の鳥居も立っている、
地元集落の信仰の対象にもなっているのであろう、
30分ほどの休憩をして頂上を後にした、
下りは早い、
だが山道を覆い尽くした枯れ葉が滑って危険だ、
40分ほどで車に到着、
西御荷鉾山の登山口に移動、
こちらには広い駐車場が有って
山を背にした巨大な剣(つるぎ)が建っている、
休憩用に建てられた四阿(あずまや)を取り囲む
ドウダンツツジの垣根が真っ赤に紅葉して美しい、
こちらの登山道は余りくねくねと
曲がってはいないのできつい、
だが40分ほどで頂上に着いた、
こちらの標高は:1,286メートル、
頂上は広場みたいで
視界も開けて気分がいい、
太陽が高くなり暖かくなってきたので
景色がやや霞んできた、
そんな中で
北に目をやれば赤城の連山、
西には遠く草津山々、
その真ん中に谷川岳を背にして伊香保の連山、
名だたる上州の名峰を一望できる、
弁当を広げた、
いつもと変わらず
俺はコンビニのおにぎり2ツと菓子パン3ッ、
あとはOさん手作りの煮物をご馳走になる、
こうして至福のひと時は瞬く間に過ぎていく、
帰りに途中の日帰り温泉で汗を流した。
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