我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

山登り

2023-10-30 16:37:04 | ゴルフ及び山歩き、他スポーツ

御荷鉾(みかぼ)山に登った、

久しぶりの山登り、

程よい冷たさの山の空気が気分を引き締めてくれる、

普段は体のあちこちに痛みを感じているのに

何故か痛みを感じない、

暑くもない寒くもない気候のせいかもしれない、

空は快晴で空気が澄んでいる、

早く山の頂上からの景色を眺めてみたいと

気持ちがはやる、

御荷鉾山には標高1,000メートル付近の尾根に

15キロほどに亘ってスーパー林道が走っている、

林道の駐車場から登れば割と楽に登れる、

そこでこの日は出発を7時半と

山登りにしては遅めに決めて

連れの山友Oさんと二人で出かけた、

30分ほど走って鬼石町からスーパー林道に上がる、

日曜日にも拘らず対向車は全く無い、

それでも曲がりくねった山道だ、

いつ対向車が飛び出してくるか分からないので

慎重な運転を強いられる、

御荷鉾山は西と東の二つの山の通称だ、

先ず東御荷鉾山の登り口に車を停めた、

8時20分登山開始、

最初は直登(ちょくと)の急こう配、

10分ほど歩いて息が上がる、

暫くは味気ないヒノキの林が続く、

身体が山に慣れるにつれて爽快な気分が湧いてくる、

80才にして

山を歩くことにできる幸せをかみ締める、

1時間ほどで頂上に到着、

標高:1,246メートルの標識がある、

視界は樹木に遮られてよくない、

青く澄み切った空と一本の紅葉したカエデが

秋を演出して迎えてくれた、

不動明王の石碑が建っている、

登ってきた道とは反対側の少しは慣れて尾根に

石の鳥居も立っている、

地元集落の信仰の対象にもなっているのであろう、

30分ほどの休憩をして頂上を後にした、

下りは早い、

だが山道を覆い尽くした枯れ葉が滑って危険だ、

40分ほどで車に到着、

西御荷鉾山の登山口に移動、

こちらには広い駐車場が有って

山を背にした巨大な剣(つるぎ)が建っている、

休憩用に建てられた四阿(あずまや)を取り囲む

ドウダンツツジの垣根が真っ赤に紅葉して美しい、

こちらの登山道は余りくねくねと

曲がってはいないのできつい、

だが40分ほどで頂上に着いた、

こちらの標高は:1,286メートル、

頂上は広場みたいで

視界も開けて気分がいい、

太陽が高くなり暖かくなってきたので

景色がやや霞んできた、

そんな中で

北に目をやれば赤城の連山、

西には遠く草津山々、

その真ん中に谷川岳を背にして伊香保の連山、

名だたる上州の名峰を一望できる、

弁当を広げた、

いつもと変わらず

俺はコンビニのおにぎり2ツと菓子パン3ッ、

あとはOさん手作りの煮物をご馳走になる、

こうして至福のひと時は瞬く間に過ぎていく、

帰りに途中の日帰り温泉で汗を流した。



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