2022/2/24

この滝は前に書いた早滝と同じく
群馬県神流町の叶山と言う山の麓にある、
水量はそれほどでもないが
落差20メートルほどの断層から
滝幅は15メートル程に亘って
幾筋にも流れ落ちている、
説明によるとこの水は叶山と言う石灰岩の
岩山から沁み出た湧水なので
枯れることもなく
水温も一定しているのだとか、
それ故に生えてるミズゴケは
夏冬通して一年中青々しているそうだ、
この叶山と言う山には物語があるので
紹介しよう、
この山は元々は標高1106メートルだった、
それが今では950メートルまでに
削り取られてしまったんだとか、
そう 知る人ぞ知る
かの秩父の名峰武甲山と同じく
石灰岩故にセメントの原料として
削り取られているそうな、
しかも削り落とされた石灰石は
23キロ離れた秩父市内の工場まで
地下に掘られたトンネルの中を
2基のベルトコンベアーで運ばれていると言う、
驚くなかれそのコンベアーたるや
1基は14キロメートル、
他の1基は9キロに及ぶそうだ、
この滝もやがては消えゆく運命にあると
思うと愛おしくなってしまう。

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