さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

怪談 牡丹燈籠

2009年07月22日 | 映画♪
今日は皆既日食であったが、私は別の怪奇のほうへ(笑)

シネマ歌舞伎「怪談牡丹燈籠」を観た。

2007年10月に歌舞伎座で上演されたもの。

仁左衛門丈の伴蔵に玉三郎丈のお峰
愛之助丈の新三郎に七之助丈のお露
そして、三遊亭円朝役を三津五郎丈が演じ、
昭和49年大西信行氏が文学座のために書き下ろし、
原作者円朝が劇中に登場して高座で「牡丹燈籠」を話す趣向になっている。

そもそもこの牡丹燈籠が歌舞伎芝居として登場したのは
明治20年7月本郷の「春木座」だったそうだ。
その後、福地桜痴らの補綴・加筆で七幕ものにして
人気絶頂の五代目菊五郎が演じ大当たりをとったらしい。

仁左衛門丈と玉三郎丈が幽霊からもらった大金を
手にしてしまった夫婦を演じているが、これが素晴らしい♪♪♪
怪談話というより夫婦の情愛ものという感じであるが、
大好きな吉之丞丈の乳母お米の幽霊はマジ怖い(笑)



宵山幻想 -5-

2009年07月22日 | 都へ上る
日和神楽が通り過ぎていったあと
三条通へ向うみんなの後をついて鷹山へ。

大きな曳山だったそうであるが、大火で焼けて
「鷹匠」「樽負」「犬飼」の御神体を飾って居祭が行われている。

真ん中の樽負さんは粽を食べているというが、
この粽は食べられる粽?
2006年に頂いた黒主山の粽かな(笑)

ちょうど今また読み直している中村直勝著「京の庭を歩く」の中、
神泉苑のところに「犬飼」の記述があったことを思い出す。

南観音山のあばれ観音までは、まだ1時間ほどあるので
ガス入りミネラルウォーターで喉を潤しながら
みんなでまた一休み♪
(もちろんしっかりアルコールの方も)

お口の中のシュワシュワ感に浸りながら、
宵山の夜更けにみんなと京都で過ごしている幸福感にまた浸る♪