さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

割れしのぶと勝山

2009年07月26日 | 都へ上る
紫織庵にお手伝いにいらしていた祇園甲部の舞妓さんたち。

通りに出られた途端に、カメラマンに囲まれてしまった(笑)

左の舞妓さんの髪形が、勝山
お姉さん舞妓さんが祇園祭の間に結う髪形だそうだ。
歌舞伎に出てくるお姫さまの髪形によく似ている。
右の小さい舞妓さんは割れしのぶ

後ろから拝見すると違いがよくわかる。
お食事を戴いているときに、
舞妓さんから髪形や簪についてお話をうかがうことができた♪



解体

2009年07月26日 | 都へ上る
八幡山の町内は、新町通の三条から六角までの間の三条町
ちょうど町会所は紫織庵さんの鉾見台の前にある。

新町通に帰ってきた八幡山はひときわ大きな拍手でむかえられ、
他の山鉾が帰ってくる間に会所に入れて
懸装品を取り外し、すぐに解体が始まった。

祇園祭の山鉾は、巡行が終わるとすぐに解体されると聞いてはいたが、
実際に解体されるところを拝見したのは初めてだった。

会所に入る前にみんなで山をかついで大きく回った♪

解体されたご神木の松を頂いて帰る人々もいた。

トゥーランドット

2009年07月25日 | 音♪楽♪
先日、プロペラの公演を観にいって頂いたパンフの中で

指揮:井上道義 演出:茂山千之丞 
「オペラ トゥーランドット」があった。

このお二人の指揮と演出では行くしかないでしょ(笑)

私は、このオペラに関しては、いつ観ても、
「どうして王子はリューでなくてトゥーランドットを選ぶのか?」と
納得がいかないのだが(笑)
プッチーニの楽曲は大好き♪♪♪

金管楽器の活躍や中国的な銅鑼などの打楽器の多用♪
いかにもこれから何かが起こるぞ!と始まりから観客を引き込む序曲♪

今回すご~く感動したのが、千之丞さんの演出♪♪♪
このオペラのテーマである「愛」というものの偉大さが
大変よく伝わってきた。

「会・別・氷・火・妖・金・愛・死」それらの文字が舞台の左右に
一字ずつそれぞれの場面に応じてあるのだが、
トゥーランドットが王子の愛に目覚めた時に、
「愛」と「死」だった文字が「愛」と「愛」に一瞬のうちに変わった♪

今まで拝見したオペラ「トゥーランドット」の中で一番素晴らしい演出だった。

「トゥーランドット」を数多く振られておられるマエストロの井上さんも
歌舞伎の時代狂言の殿さまのような出で立ちで登場して楽しませてくれた♪

鉾見台

2009年07月25日 | 都へ上る
11時ごろ紫織庵さんにお邪魔して、鉾見台からの巡行を拝見した。

そもそもは江戸後期のお医者さまのお屋敷で、
大正になって豪商が武田吾一設計のライト様式の洋間を加えて新築し、
屋上に鉾見台を作ったとのこと。
旧帝国ホテルと同様の外壁の石灰岩とタイルが貼られているそうだ。

応挙の「孔雀図」を参考にしたかのような?
今尾景年の孔雀を描いたの屏風のある1階の御座敷で懐石料理をいただく。

新町通にそれぞれの山鉾が帰ってくるタイミングで
お声をかけていただけるので、
お料理をいただきながら、鉾見台に上ったり、
外に出て通りで拝見したり…
3時間あまりたっぷりと巡行を堪能させていただいた。

写真は放下鉾。
屋根方さんやきらびやかな冠と衣装をまとった
稚児舞をする三光丸くんがすぐ目の前に♪

それそれの山鉾が帰ってくると見台から拍手がわいて
山鉾に乗っている方々も笑顔で手を振って、
中には粽をなげてくれる方もいる♪

山鉾が帰ってくる間の時間、ほとんど人のいなくなった鉾見台、
夕涼み用にある縁台で、一人のご婦人としばらくお話をさせていただいた♪







80日目

2009年07月25日 | ダイエット
船鉾の粽

応仁の乱以前からあった鉾で出陣の船鉾
妊婦さんでありながら、男装で出陣して勝利をおさめたという
神功皇后を祀り安産の神様

体重 58.8キロ
体脂肪 34.5

映像詩 里山

2009年07月24日 | 映画♪

今日、NHKの番組に写真家の今森光彦さんが出ておられた。
素晴らしいお写真から想像していたとおりの
穏やかで魅力的なお人柄を感じた♪

その今森さんの「映像詩 里山」がこの夏、劇場版として公開される。
その予告編を先日拝見したが、本当に素晴らしい映像だった♪

8月22日からの公開が楽しみな映画である♪♪♪

本当はもっと早くから公開して夏休み中のお子さまたちにも
ぜひ見てほしいと思うのだが。


山鉾整列

2009年07月24日 | 都へ上る

今年は、今までと違った趣向で山鉾巡行を楽しむことになった♪

朝、8時15分ごろ四条烏丸に行って、
まず、長刀鉾の出発を見送ってから
四条通に並んで順番を待つ、山鉾を眺めながら新町の交差点まで行った。

9時20分を過ぎたころだったか?
新町通の放下鉾が四条通に入ってきて辻回しを行う。

今まで辻回しは河原町御池でばかり観ていたので、
新町通の狭い通りのビルの間から山鉾の先端がみえてくるのは
また一味違った感動がある♪♪♪

新町通の南では、すぐそこまで船鉾がきて、
辻回しの順番を待っている。

向こう側の室町通からは、鶏鉾が入ってきたのだろうか?
四条通に直角の鉾と平行に並んだ鉾が交差している♪

かなたには、整列して巡行の順番を待つ山鉾の
見事な見送りが鮮やかだ♪

「わぁ~すごい!すごい!」

山鉾巡行の見ごたえのあるプロローグだ♪♪♪



79日目

2009年07月24日 | ダイエット
南観音山の粽

2007年に南観音山さんの会所でゆっくりお話を
聞かせていただく機会に恵まれた。
女人禁制であった山鉾
その山への女性の立ち入りや、囃子方の女性参加などを
いち早く解禁された革新的な山である。
加山又造作の見送り「龍王渡海図」に柳の緑が色を添えた
新町通をゆくこの山が私は一番好きだ♪

体重 58.5キロ
体脂肪 34.4

HACHI

2009年07月23日 | 映画♪

朝、娘に「今日は、泣かないでね!」と言った。

娘が小学生の時、
「ハチ公」の映画につれて行って大泣きされた恥ずかしい思い出がある(笑)

8月8日から公開の「HACHI」の試写会に行った。

動物ものに弱い母娘は二人とも鼻をすすることになったが、
やはりハリウッドの映画というエンディング(笑)

でもアメリカ東海岸の郊外の町の風景が素敵だった♪

ボルドーワイン委員会の協賛だったようで、

品質と価格のバランスに優れた100本のボルドーワインを紹介した
「VALUE BORDEAUX 2009」と
「ボルドーワインと楽しむレシピ集」を頂けたのが嬉しかった♪


宵山幻想 -6-

2009年07月23日 | 都へ上る
23時半ごろ
南観音山のご本尊である楊柳観音をしばりつけたお御輿が
新町通の町内を掛声とともに疾走する!

ぐるぐると布を巻かれた観音さまはまるでミイラみたいだ。
北観音山の観音さまへの恋心を冷めさせるために
行われているという艶やかな説があるのに心惹かれる。

観音さま同士の恋愛なんてあるのかな?

町内が寝静まった深夜、
こっそり会所を抜け出す観音さまを想像してみた(笑)

う~ん?絵にならないな!

私は、勝手に昔あったかもしれない?
南観音山と北観音山の男女の恋を妄想した。

時計を見るともうすぐ日付がかわる時刻。
クリスマスツリーのように雪がかぶった神木が立つ孟宗山の前で
みんなと別れ、祭りの興奮冷めやらぬ短い眠りにつくためにホテルにもどる。

さすがにロビーにはもう誰もいなかった(笑)


怪談 牡丹燈籠

2009年07月22日 | 映画♪
今日は皆既日食であったが、私は別の怪奇のほうへ(笑)

シネマ歌舞伎「怪談牡丹燈籠」を観た。

2007年10月に歌舞伎座で上演されたもの。

仁左衛門丈の伴蔵に玉三郎丈のお峰
愛之助丈の新三郎に七之助丈のお露
そして、三遊亭円朝役を三津五郎丈が演じ、
昭和49年大西信行氏が文学座のために書き下ろし、
原作者円朝が劇中に登場して高座で「牡丹燈籠」を話す趣向になっている。

そもそもこの牡丹燈籠が歌舞伎芝居として登場したのは
明治20年7月本郷の「春木座」だったそうだ。
その後、福地桜痴らの補綴・加筆で七幕ものにして
人気絶頂の五代目菊五郎が演じ大当たりをとったらしい。

仁左衛門丈と玉三郎丈が幽霊からもらった大金を
手にしてしまった夫婦を演じているが、これが素晴らしい♪♪♪
怪談話というより夫婦の情愛ものという感じであるが、
大好きな吉之丞丈の乳母お米の幽霊はマジ怖い(笑)



宵山幻想 -5-

2009年07月22日 | 都へ上る
日和神楽が通り過ぎていったあと
三条通へ向うみんなの後をついて鷹山へ。

大きな曳山だったそうであるが、大火で焼けて
「鷹匠」「樽負」「犬飼」の御神体を飾って居祭が行われている。

真ん中の樽負さんは粽を食べているというが、
この粽は食べられる粽?
2006年に頂いた黒主山の粽かな(笑)

ちょうど今また読み直している中村直勝著「京の庭を歩く」の中、
神泉苑のところに「犬飼」の記述があったことを思い出す。

南観音山のあばれ観音までは、まだ1時間ほどあるので
ガス入りミネラルウォーターで喉を潤しながら
みんなでまた一休み♪
(もちろんしっかりアルコールの方も)

お口の中のシュワシュワ感に浸りながら、
宵山の夜更けにみんなと京都で過ごしている幸福感にまた浸る♪