ちゅう年マンデーフライデー

ライク・ア・ローリングストーンなブログマガジン「マンフラ」

兎的跳躍図・葛蛇玉ノ主題ニヨル水墨的模倣若シクハ変奏

2010年12月26日 | マンフラ・ギャラリー
葛蛇玉の「雪中松に兎」をモチーフに水墨で兎を描いてみたら、猫が走ってるみたいになった。猫兎。でも、これが来年の年賀状用です。兎のように飛躍の年にというわけなんですが、かつてのニューアカ風にいえば「逃走」、勝手に逃げろ!にも見える。野うさぎのはしりか。これはキロクちゃんのとこの焼酎だな。とにかく例年になく年賀状が早くできてめでたしだ。
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応挙の主題による水墨的模倣と変奏あるいは孔雀らしきもの

2010年11月29日 | マンフラ・ギャラリー
 久々のマンフラギャラリー更新です。日本画の先生が引っ越ししてしまったので、路頭に迷った弟子は、水墨のまねごとをしている。これは円山応挙の水墨画をテキトーに模倣(模写ではない)したもの。孔雀なのだけれど、鶏かなんだかわからない。応挙の主題による水墨的模倣と変奏あるいは孔雀らしきもの。水墨のいいところは、墨をするとか筆の弾力とか、そういう身体的な心地よさが伴う点だ。心のリフレッシュにいいかも。
                        
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水墨画にチャレンジすることにした雨の土曜日

2010年03月15日 | マンフラ・ギャラリー
 この土日は久々にお天気だったけれど、2週間くらいは雨の土日が続いた。スケッチにでも行こうと思っているとこんな塩梅。そんなわけで、ベランダから見える枯木をスケッチすることにした。描いているうちに欅だか桜だか分かんなくなったが、これは桜ということで。鉛筆ではなく顔彩の筆ペンで描いていたら案外よかったので、落款を押してみたらなんとなく様になった。

 そもそも等伯を観たからというわけではないが、水墨画ってどう描くのだろうと思ったのが始まりだ。まずは道具からと、息子の習字セットがあったはずと探してみたが見つからず、硯と墨と筆を買った。図書館で本を借りてきたら、もともと日本では禅宗との関係が深いため、水墨画を描くことも行の一つみたいで、墨のすり方から座り方と姿勢、新しい筆の下ろし方と持ち方、落款の押し方までこと細かに心がまえが書かれてある。落款などはむやみやたらに押してはいけないのだそうで、これはと思う一番優れていると思われるもののみに押すのだそうだ。これでは、ぼくなど落款の押し方ですでに落第だ。

 意外だったのは、筆の使い方で、基本的には中か大の筆一本で、さまざまな線を描き分けるのだ。細い線も面相など使わず、穂先をL字に曲げた先っぽを使うのだ。これはいずれにしろ訓練が必要だというわけで、日本画の合間に水墨画の練習をすることにした。もちろん自己流だが、志は高く「松林図」だ。
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24色の色鉛筆を買ったので京いもをスケッチした。

2009年11月16日 | マンフラ・ギャラリー
 京いもは、地中から顔を出している姿が筍に似ているので、たけのこ芋というらしい。実際、皮のつきかたが筍に似ている。冬場の食材でスーパーの野菜売り場に出ていたが、その色具合がよかったので、スケッチの材料にした。茎の部分を切り取った青みのある部分と筍の皮のような地上に出ている茶色の部分の、徐々に変化していくグラデーションの色味が面白い。形は単純だけれど、色鉛筆で着彩していくとその変化を再現していくのはなかなか難しい。それに芋の大きさに対してちょっとスケッチブックが小さかった。画面いっぱいの京いもは、なんだか爆弾みたいだなー。

 スケッチの後は、炊いて夕食のおかずにした。結構扱いやすい野菜で、もっちりして煮崩れせず、出汁もしみやすくてなかなかおいしい。芋とか豆腐とか豆とか、昔、ぼくのじいさんやばあさんが好んで食していたものが、毎日食べても飽きずにおいしいと感じる今日この頃なのだった。
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枯れているのに美しい落ち葉の色のハーモニー

2009年11月07日 | マンフラ・ギャラリー
 ウォーキング&ジョギングのついでに枯葉を拾ってきて描いた。枯れてもなお、美しい色の複雑なハーモニーを奏でている落ち葉は、ほんとうにすばらしい絵の教材だ。橙色から深い赤と臙脂、茶に至るグラデーションとその中にかすかに見える緑、紫、群青などの色。みつめればみつめるほどその色の調和に惚れ惚れしてしまう。どんぐりの単純な形をうまく描くのが意外と難しかった。わが家から見える公園の紅葉もいまが真っ盛り。紅葉狩りも風流だねー。

 「枯葉」は日本では最もポピュラーなシャンソンの一つ。イヴ・モンタン、ジュリエット・グレコが定番。日本では高英男がよく歌っていた。たぶん始めて聞いたのも、この人の歌だったと思う。クレージー・キャッツのギャグでも秋のシーンのバックには必ず使われていて、植木等が甘く「枯葉よ~~」なんて歌いながら現れていたっけ。英語版はあのジョニー・マーサーが作詞していて愛唱したシンガーもナットキング・コールやらシナトラやら枚挙に暇ない。ジャズでは「サムシン・エルス」のマイルス、「ポートレイト・イン・ジャズ」のビル・エヴァンスの名演が極めつけか。「ポートレイト・イン・ジャズ」の日本版LPが出た時、ジャケットのかっこよさ、そして、そのエヴァンスの演奏はちょっと衝撃的だった。スコット・ラファロとの丁々発止の掛け合いと会話、シャンソンの名曲が実にみごとに戦闘的なジャズに変貌していたのだ。この頃のエヴァンスは、クールというより、パッションに満ち溢れ戦闘的だった。

 そうなのだ、一枚の枯葉の複雑な色のハーモニーをたとえるならこのエヴァンスの演奏がふさわしい。
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リンドウを竜胆と書くのはなぜなのだろう

2009年09月15日 | マンフラ・ギャラリー
 リンドウは秋の花だけれど、もちろんいまは一年中手に入る。青紫の花が美しく、僕の母もリンドウが好きだといっていた。その愛らしい姿に似合わず、漢字では竜胆と書く。根っこが薬用に使われ胆汁のように苦いので、そのウルトラ・ビターを竜胆と表したとかいわれているが、もうちょっと姿に似合った漢字はなかったのかねー。

 この絵は、リンドウの切花1本を軽くスケッチし、それをトレペに写し、チャコペーパーを敷いて2本複写。薄墨で骨描きしたものに顔彩で着色した。用紙はスケッチブックを使ったので、ゆがんでます。
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リリーといえばマルレーンか寅さんかバンスキングか

2009年09月09日 | マンフラ・ギャラリー
オリエンタルリリーを顔彩で描いた。背景の塗りがいまいちのでき。スケッチブックに描いているので紙がゆがんでしまった。切花のオリエンタルリリーは強い甘い香りを放ちながら、しかも長持ちするのがいい。

さて、リリーといえば、リリー・マルレーンか、寅さんのヒロインのリリー。あるいは、自由劇場の「上海バンスキング」にもリリーさんが登場したっけ。忘れちゃ行けない、リリー・フランキーは、でも男。リリーと呼ばれる女性は不幸を背負っている。花のリリーは強くて優雅だが、リリーという女性はどこか哀しくはないかい。
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かぼちゃの語源はポルトガル語のカンボジャ・アボボラなんだって

2009年08月27日 | マンフラ・ギャラリー
 マンフラ・ギャラリーを開いて図々しくも自分の描いた絵を掲載してしまうことにした。金魚もギャラリーに移動。1作目はミニかぼちゃ、ししとう、イチジク、プチトマト。かぼちゃの語源はカンボジャ・アボボラというのだそうだ。カンボジアの瓜の意味とか。ミニかぼちゃは、そのまま電子レンジで加熱するだけで、おいしく食べられるが、これは、オレンジジュースで煮て、そぼろあんかけにして食べた。イチジクは青臭さとぐちゃぐちゃした食感が好き。
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ぺんてるの透明水彩絵の具で金魚を描いてみた

2009年08月20日 | マンフラ・ギャラリー
日本画教室がお休みの間に、せっせと練習のために水彩やら顔彩やらを描きためている。かぼちゃ、いちじく、とまとにピーマン、ししとう、りんどうなどを描いた。野菜は描いたあと食べる。なすとししとうの煮びたしが最近のお気に入り。冷えてもうまい。昨日の夜は金魚が描きたくなって、パソコンに画像を映しながらそれをスケッチした。絵の具は、ペンテルの12色の携帯用透明水彩絵の具。もっと水彩っぽくやわらかく、あっさり描きたかったけど、にじみやぼかしがうまくいかない。でも、30分くらいで仕上げ、金魚を描きたいという欲望は満たされたのだった。落款は20年ほど前に亡父が彫ってくれたもの。今夜も練習しよう。
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