「ロンググッドバイ」あるいはギムレットで泥酔した渋谷の夜
村上春樹訳・レイモンド・チャンドラー「ロンググッドバイ」を読む。このチャンドラーの名...
ビールと読書好きだった原節子の引退の理由はやっぱり分からない
貴田庄・著「原節子 あるがままに生きて」(朝日文庫)を読む。原節子は、本名会田昌江、1...
誤読も楽し。三島由紀夫「午後の曳航」は反米愛国小説?。
三島由紀夫「午後の曳航」を読む。中学生の子供をもつ未亡人が、偶然知り合った2等航海士の...
『マルガリータ』を読み、やはり天草四郎は千々石ミゲルの子と思いたい。
以前、若桑みどりさんの「クアトロ・ラガッツィ」を読んだとき、天正少年使節のうち唯一棄...
映画にはない将軍たちの戦後が描かれているH.H.キルスト「将軍たちの夜」
ハンス・ヘルムート・キルスト著『将軍たちの夜』(角川文庫)を読む。この原作がなぜ今新...
W杯パラグアイ戦の前にのんきにジャズ本の話など書いている場合か!
ここんところジャズに関する本をよく読んでいた。油井正一『ジャズの歴史物語』、中山康樹...
「花と龍」、そしてなぜか若松のエル・エヴァンスという店
火野葦平「花と龍」(岩波文庫・上下巻)を読む。石炭の荷役に従事するゴンゾといわれる仲...
青くたっていいじゃないか。ひさびさのシミタツ節「青に候」
「青に候」(志水辰夫・著/新潮文庫)、志水辰夫初の時代小説が文庫になったので、早速読...
『グラーグ57』を読み世界の中心で「反帝反スタ」を叫ぶ
トム・ロブ・スミス著『グラーグ57』(新潮文庫・上下2巻)が面白い。一気読みの快作だ。 ...
ポーリン・ケイルの歯切れのいい映画批評が質のいい古本で1500円に満足
「チェーザレ7巻」を読んだせいか、タイトルが気になって買ってしまったのが「メディチ家の...
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