「ここ、ここの鍵穴から中を覗いたの!」
先日、女子友3人で夜の忘年会までの時間に
お散歩がてら行ってきた懐かしの古河庭園。
其処には、自分の背丈ほどある歩くお人形と
バラが満開なお庭を散歩している私がいる。
決まって洋館の鍵穴を覗く。
埃のかぶった古びた椅子や棚、小さな丸いカフェテーブルのようなものが見える。
そこには別世界の空間が広がっていた。
もう50年以上も前の話。

父の実家が近くにあったので、よく連れて行かれた。
こんなに大きな池があったと言うのに、
私の記憶にはバラがとっても綺麗だと言う印象しかない。
それよりも、父の実家の、門をくぐってすぐにある池に泳いでいた鯉の方が鮮明に焼き付いている。
父は、この頃から薔薇が好きだったのかもしれない。
父の描く油絵は、薔薇が一番多かった。
記憶にあるバラの庭園に佇む洋館の前で撮った写真、休日の今日探してみたけど見当たらない。
でも、目をつむると、いつでもその光景が浮かんでくる。
先日、女子友3人で夜の忘年会までの時間に
お散歩がてら行ってきた懐かしの古河庭園。
其処には、自分の背丈ほどある歩くお人形と
バラが満開なお庭を散歩している私がいる。
決まって洋館の鍵穴を覗く。
埃のかぶった古びた椅子や棚、小さな丸いカフェテーブルのようなものが見える。
そこには別世界の空間が広がっていた。
もう50年以上も前の話。

父の実家が近くにあったので、よく連れて行かれた。
こんなに大きな池があったと言うのに、
私の記憶にはバラがとっても綺麗だと言う印象しかない。
それよりも、父の実家の、門をくぐってすぐにある池に泳いでいた鯉の方が鮮明に焼き付いている。
父は、この頃から薔薇が好きだったのかもしれない。
父の描く油絵は、薔薇が一番多かった。
記憶にあるバラの庭園に佇む洋館の前で撮った写真、休日の今日探してみたけど見当たらない。
でも、目をつむると、いつでもその光景が浮かんでくる。