おはようございます。
昨日は 確定申告に行ってきました。
・・と慣れた風に書きましたが初の体験です。
今年にやろうと思ったのは、昨年の3月で退職して、その後は、無色透明?失礼、無職でありました。
ですが厚生年金を貰っていますので一体どうなるんだろう、と思って行ったわけです。
それまでは不労所得もなく2か所以上からの収入もなくひたすら会社の経理さんにおんぶにだっこ。
年末調整はなんぞや、とも思わずここまで来ました。
まぁ、ある意味 幸せな人生だったかも知れませんね。
これからは、荒波の中を手漕きの田舟で進まなくてはなりません。
出掛けに女房に確定申告に行ってくる、と声を掛けると 「はぁ?」なんです、みたいな返事、
そりゃ初めての体験だからウチの中で カクテイシンコク なる単語は発信されませんでしたし
世間に疎い我が家ならではでしょうか。
そんなわけで、確定申告とは税務署?
いえ、まずは、近くにある支所でやっている確定申告の書き方みたいなサービスを受けました。
入って先ず番号札を貰うと そこには14時45分〜15時45分 とありました。
私は時計を見ると1時半すぎ、つまりあと一時間ちょっとしてから相談に乗りましょう。ということですね。
仕方ないので出直すか、となりましたが、再びその時間に行くと 今度はこの紙に氏名を書いて下さい と来ましたよ。
名前なんかさっきの番号札を渡した時に言ってくれたら書いたのに。と段取りの悪さにイラッとしました。
ですが 私は只今 無色透明(笑)急いで済ませても後にすることも無し。
ここは大人の対応をしてと念じて待ち合いの椅子に座りました。
それから途中にアナウンスがあって ♪東日本大震災が十三年前の この時間にありました。
犠牲者の追悼と一日も早い復興を祈って 黙祷を捧げるのにご協力下さい。
私は椅子に腰をかけたまま黙祷を捧げましたが、途中そこら辺にいた人はどうだろうと薄目で見るとほぼ全員が
うつむき加減で神妙な様子、みんな心優しい人なんだなぁ 日本も捨てたものじゃありませんね。
憂愁のひと時を過ごしていると しばらくして担当者から呼ばれました。
昨年からいろいろ集めていた生命保険料の控除や年金の支払い証明書などなどを揃えますと
あとは担当者の方がパソコンに向かって カチャカチャと打ち込んで ハイ、出来ました。
「これを税務署に送りますから しばらくお待ち下さい」
はは〜この担当者さんの前に座って十分足らず しばらくもなにも全然待ってません(苦笑)
こんな簡単なら来年からはもっと気安く来られますねぇ(笑)
最後に申告した書類の数字の確認を済ますと 還付金は12,007円が一月くらい、たぶん、もっと速いでしょう
と独り言みたいに言って お疲れさんでしたと見送られてお仕舞。
お疲れも何もしてませんけどこんな場合の形式的なアイサツだと解釈してます。
これを ワシは疲れてなんかいないぞ!おかしな事言うなよ、と口を尖らせるのは
このお爺さん世間を知らないのかなと嘲笑されるだけ
たとえ軽薄なことでも世間の流れが変わってるのについていけない自分に腹を立てている姿、
それを別の自分が眺めて独り憤慨してる自分が情けないのに又怒れてくる悪循環の堂々巡り。
まぁ世の中こんなもんだよと軽く流さないと世知辛い世の中、気持ちよく生きていけませんよね。
閑話休題 振り込みが一月掛かろうが結果オーライ 貰えるモノならなんでも貰おう(笑)
振り返って見ますと、今日は要領も解らず行って 二時間半。
要領が良くなくても手際が良い・・事務の流れに乗って私自身はなんもしてない、けど確定申告は終了しました。
二時間半で一万二千円、お金のことを言うとイヤらしいとなりますが、労力を換金すると五千円ほど。
私が帰ろうとした時に ススーと入ってきたおっちゃん。
一見、慣れてますねぇ、ハイハイ わかってますよ、と気さくに相談室に入っていくのです。
私が三十分前にここで待っていた時は二三十人いたのが 誰もいません。そうか、私らが最後のグループだったんだ、
と気が付いたのです。そう言えばここの相談室は5時までと書いていました。
だから終わりがけに来たおっちゃんは それを狙ってたんですね。私が都合二時間半ほど待ったあいだに
このおっちゃんは何をしてたんだろう・・ とまぁ他人の詮索は余計なこと(笑)
私は小さなおみやげをもらって満足満足 お疲れさんでした、と誰に言うことなく背伸びをひとつ、足も軽く
明るい外に出ました。