おはようございます。
今朝の新聞を見ますとスポーツ欄ですが、阪神とオリックスの事が色々載っていました。
題名が いざ!だとか 勝負だ、などと勇ましくあるので よく見ますと、ÇSシリーズと銘が打っています。
そうか クライマックスシリーズなんだと気が付きました。
要はセ・リーグ対パ・リーグの優勝チームによる日本一を決める日本シリーズの一歩手前でした。
しかし このクライマックスシリーズは当初から首をひねるものでした。
元のペナントレースと銘を打ったのがいわば本場所です。4月から140試合ほど闘った末に
セ・リーグ、パ・リーグの覇者を決めたのですからそのまま日本一を決める日本シリーズ
に出場するのが当然だと思うのです。過去にペナントレースの覇者になりながらクライマックスシリーズ
の短期戦で負けて日本シリーズに出られなかったチームは結構ありました。
このクライマックスシリーズを制度として取り入れたのには、ペナントレース中に
優勝が叶わなくなったチームのファンが興味を失せて観客動員に影響するから何とか最後まで
楽しめるように と考え出されたそうでアメリカの大リーグのやり方を模写しました。
大リーグの場合、アメリカンリーグとナショナル・リーグの2つがあってそれぞれの覇者が
ワールドシリーズを行います。とここまでは日本と似ていますが、大きく違うのは各・リーグのチーム数です。
日本はセ・パそれぞれ6チーム。大リーグの場合はア・リーグナ・リーグそれぞれに15チームです。
日本では優勝する確率は17%、大リーグは7% しかも国が広いのでア・リーグ、ナ・リーグそれぞれが
東部5チーム、西部5チーム、中部5チームと3つに分けています。
それぞれの地区の1位と全部の中の2位で勝率の高いチームがワイルドカードとして出場して
各リーグの頂点を目指します。
その中で勝ち上がったチームが晴れてワールドシリーズとして世界一を決めるのです。
日本の場合は 事情はさきほどの通りですが、クライマックスシリーズにでるチームは3チーム。
半分のチームが出られるのですから 半年もかけて決めたペナントレースは何だったの?と思うでしょうね。
半年間もかけて決めた覇者同士で日本シリーズを戦い決めずに たった数試合の勝ち負けで日本シリーズをやるのでは
全く日本一としての価値がないと思うのです。
昨今は大リーグ(メジャー)の選手の年俸がうなぎ登りになってしまい 日本のプロ野球が呑まれてしまうのでは
と随分問題になりました。
それで 大リーグほどではありませんが日本もある程度年俸を出すようになってきました。
そのためには試合をやって入場料を稼がなきゃぁならんのは分かりますが、せっかく長い年月をかけて築いてきた
日本シリーズの権威を堕としてほしくないですね。
もし、どうしても終盤にファンの気を引きたいのなら2位同士3位同士・・6位同士が5回戦の試合をして
11月のドラフト会議のクジ引きの順位を決めたらどうかな。これなら万年最下位いのチームでも入場料が稼げます。
これワリと妙案だと思うのですが。