FS2004 と XPLANE 日記

MSFS2004 と Xplane の遊び方

燃料の積み方なのだⅡ

2006-11-14 07:56:03 | 運行管理者 的FS

以前も書いたけど、結局、燃料や貨物やお客を積むにあたりやっていることは
重心合わせである。

ということを機械で瞬時にはじき出してくれるらしい。
が、この仕事をやる運行管理者の方々は、手計算でもキチンと出来る方々で、
かなり数学に強い方みたいだ。  とにかく何をやっても計算である。
おらみたいに屁理屈ばっかり言われない。  論理だった数字を並べておられる。

とにかく、実績からきた計算値だから仕方ないし、この仕事も国家試験をPASS
しないとできない仕事だ。  ちなみにパイロットの方々の、後日談本にも
出てくるけど、燃料がほしい場合でも.....  で、なかなか許可してくれないとか...
まるで、会社の中の管理職と下っ端の議論みたいに聞こえる。
でも、この場合、機長さんが航空会社の中ではエライ方の役職みたいだけど、
飛行機を飛ばすにあたりは、関係ないらしい。   
とにかく、最後は運行管理者の書いたフライトプランに計算書も含め
その機長さんが渋々でもサインするらしいし、議論の結果、燃料増量で計算書
作り直しもあるらしい。

とにかく、こちらも操縦席に座る前から、真剣勝負なのだ。
ところで、Fsにも、一部こんなことが出来る機体と機能が登場している。
ただし、おらは使い方が難しくて使いこなしてない。
何セ機体はMD-11専用で、飛行空港間と、荷物とお客と搭載を提示すれば
勝手に燃料を計算してくれる。
で、そのとうりだぁと思ったら、サインでなくOKを押せばいいのだ。

まるで筋書きとしては同じでしょ...
ちなみに、国内線で、羽田-関空を飛ばすにあたり提示された燃料は
満タン時の19パーセントくらい...
心もとないけど仕方ない。
この燃料搭載量は、貨物やお客の積載量で異なる... 当たり前だけど、
結構大変だ...  ついでだけど、次回やる重心位置も絡んでくる。
とにかく、数字とバランスの世界なのだ。

こう考えると、エンジンの吹かしすぎもやってはいけない。
98パーセントと103パーセントでは燃料の食い方が1割くらい異なるはずだ。
もちろん、エンジンも傷む。
(離陸滑走距離を短くするために、やることもむあると思うけど...)  
あと、着陸復航もなるべくやらないタイミングを見計らうしかない。
先日、本物の飛行場の着陸情報をチェックするとは... AI機か邪魔をしにくい
タイミングを計るためだ。 
そうしておけば、1回で済むし、心もとない燃料も安心できる。
(ここは本物はもっとやっている。  天候調査をはじめとして、notamのチェックや
機体の整備状況もみられているみたいだ。)
ちなみに1回着陸復航をするとエンジンはいきなり98パーセント近くまで
上昇。  ものすごい燃料の食い方だ。

巡航もエンジンの稼働率を見てみる。
おらは、なるべく6割くらいに抑えている。
速度は高度や機体の条件によって異なるけど、大体300ノットくらいで飛んでいる。
こうすると、燃料も節約できる。
操縦士は時間も守らないといけないから、結構大変だ。

ついでだけど、北米から成田に来る飛行機の燃料は、基本的に
北米出発点から千歳までの燃料しか積んでないそうだ。
じゃ危ないの... というけど、安全を見越した法定燃料といって、
ちゃんとルールで決まっている燃料搭載量だそうだが、
余りの燃料を抱えて降りてくると言うことは、無駄な荷物を
背負ってきたのと同じみたいと捕らえているみたいで、
法定燃料と飛行申請区間をシカゴ-千歳とかで申請して燃料を搭載。
千歳まできて燃料の余り具合をみて、成田まで飛行中に再申請して
飛ばしているらしい。

時々、風の影響で千歳に降りましたとかあるけど、あれは飛行申請区間
どうりに飛んでいたことになる。...  まぁ、お客は成田行きだろうと...言うが...
  
と言った具合だ。  続編はバランスと重心あわせ... の話である。 

  



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