FS2004 と XPLANE 日記

MSFS2004 と Xplane の遊び方

MSFSゲーム飛行機の自動操縦 その3 自動は」難儀だ

2011-10-13 16:36:11 | FS2004わたし流の操縦教室

 話の核心にやっと辿り着いた。(前振りが長くて そろそろ面白くなくなってるかも)
このゲーム基本ソフト上に付属してる飛行機B737-400に標準搭載のGPSがある。
そんなGPS500というゲーム上の操縦装置にある機能にGPSーNAVがある。
このGPSーNAVが、上述のAFDS機のFMCに近い形の機能だ。(簡易自動航法装置かな)  GPSーNAVは ゲーム上のフライトプラン作成で 事前に作った飛行ルートデーターを元に、  水平面上の飛行は自動で そのルートをナゾリ飛ばすという すごい機能が搭載されてる。 (事前に設定したフライトプランコースを自動でルート沿いにナゾる自動操縦機能)

でも この機能は完全な自動操縦ではない。  前述の平面上の飛行ルートは自動だけど
飛行高度と飛行速度の事前設定がない。(プロ用語のLNAVはあるけど、VNAVが無い。)

 たとえば いくら滑走路まで事前設定フライトプランルートを自動で水平面上のみ ルートをナゾれても、ゲーム管制指示通りにMCPを手動で高度設定して、その際のどんな上昇・降下率は?となる。 ちなみに本物で降下を急ぐと自動与圧装置が外気圧に合わせ機内気圧が急変、機内にいる人は体調に異常がでる(特に耳 搭乗員は中耳炎の方が多い)  
 そんな降下率と降下開始点はマチャド学校のB733訓練で降下率暗算によりMCPに降下率の手動入力する暗算飛行訓練がある。  こんなゲームでも本物にも通じる雑学雑学暗算法を使うことになるのだ。

 この降下率・降下開始点暗算ができないと、機械任せ自動操縦でも アプローチ操縦で煮詰まり永遠へたくそ着陸で終了する。(一連のヘタクソ着陸構図が初心者には理解不能かも。)

 
 さらに アプローチでは巡航速度から降下する時、オーバースピード阻止対策も必要。 
それとは高度10000ft以下では対気速度250kt(時速 TAS)以下にすること。 他にもコマイ飛行特性上の問題もある。   予定アプローチコースを考慮しながら着陸降下中の高度と降下率に速度の設定管理が必要。  (これは降下以外の飛行過程も同じ。)

たとえば、マチャド学校の定期路線操縦士試験課題で遭遇するギリギリ降下状態を自動操縦
MCP設定だけで試験課題のクリアーが出来ない。(たぶん巡航だと すぐオーバースピード。)なので 降下速度を考慮し、使用速度制限があるスポイラーを早めに入れるという雑学もいる。   
(※但し、スポイラーが使用できない速度で それを入れたら検定終了 不合格だ。
なおスポイラーを入れると本物は空気抵抗により機体振動があるが、FSでは再現しない。)

さて この状態ならマチャド学校では オートスロットルを外せ となる。
オートスロットルで降下減速だと大変時間がかかるのだ。  その理由だけどMCPの設定速度に連動するのはエンジンのスロットルだけのため。 すなわち加速は設定速度まで自動で推力を上げ加速するけど、減速設定はスロットルを下げるだけなのでマドロッコシイ減速になる。  (慣性の法則ですよね  マチャドによると巡航最高速度からアプローチ速度まで12分かかる)
そこで 手動操縦着陸と同じ着陸操縦操作配慮が別に必要なのだ。詳細はマチャド学校で) 

トリムやフラップを考慮して入れたり、車輪を早めに下ろしたくらいは いくら自動操縦でも自分で考えて機械自動操縦の先回りをして 先手を打たないと試験不合格だったりする。(結局 事前に広範囲な航空雑学習得が必要。  ラーニングセンターを読み何度も練習だ)

なお オ-パイ自動操縦装置に対しての意外な勘違いがある。 MCPにあるスイッチ名は
同じでも機種(アドオンメーカー)により動作仕様や 操作条件詳細シーケンスが異なるのだ。

自動操縦装置というものは 同じ名前なら同じ動作だと安易に勘違いすると大変なのだ。
なんせ本物墜落事故の原因も こんな自動操縦装置に対して安易な解釈誤認がある。  
この有名な事例はアマも知ってる ボーイング機とエアバス機の操縦設計思想の違いだ。   
 Fsはボーイング機寄りと思うけど完全じゃない。  たとえば自動操縦の解除は操縦管を動かすだけで外れるのがボーイング機(これはCWSと呼ばれる機能)なのだが、
Fs基本ソフトB737機は外れない。  結局MCPのSWでオートを解除操作するのはエアバス機の設計思想である。(この機能をCVSと呼んでる)
なお、一部有料アドオン機は上述のCWS機能が搭載済みのアドオン機体もある。


逆に、自動操縦だから良いことも 皆さんの予想以上にある。
たとえば手動操縦で旋回だと、無理して操縦管を廻して、どの程度のバンクなのか 一瞬で
理解できず(瞬時には本人も理解できない)ため、バンク角が25度以上になる可能性がある。   これに視程不良による視認失調が重なると、どんな機体姿勢なのか。理解できずカーブの際 バンク角を付けてしまい翼の風受け面積(重力に対しての支え)が少なくなる状態になる。

特に 着陸降下は低速飛行で失速速度に近いため、わずかな気流変化で失速状態になりやすい。 でも自動操縦だと バンク角は飛行特性の安全値以下で旋回するため安全旋回できる。 ただし あなたの勝手なる妄想想定飛行ルートより 間違いなく膨らむコースになる。 要するに 目前の障害を避けたくても、避けられない場合もあるわけだ。 
思い通り曲がりたいなら手動操縦で無理するとか カーブの手前で事前に飛行速度を落とすしかない。  だけど、地面を這う自動車と違い空中を浮いている飛行機は低速飛行しすぎると それだけで失速して墜落する。  そんな条件を考慮しての低速での速度調整だ。 

ちなみに このゲーム上のV2飛行最低速度は その場の機体条件や環境条件で大きく異なる。   そんなわけで ハッキリしてるのは手動操縦で無理な飛行は自動操縦でも不可能である。   要は いくらMCPで設定しようと、機体の飛行性能を追い越す自動操縦動作は絶対にナイ。

このゲームはシミュレーターとしてリアルな飛行特性が前提にあってのシムゲームだ。

管制指示通りに聞いて MCPへ単純設定する自動操縦だと、機体性能を上回る失速(オーバースピードも含め)や姿勢不安定などが発生する場合がある。(※この判断対処が遅れると、致命傷(墜落)になる)  とにかく自動操縦装置は完璧と単純思考だと しっぺ返しをくらう話も多々ある。

理由は いくら自動操縦でも機械に対して人間による設定値の入力がある
これが失敗の元凶。    この対処は、時間を掛けて飛行性能限界を自力で体験把握し、平行して飛行機の雑学習得をするしかない。   本物も同じだけど、自動操縦による
飛行は 手動操縦の基本的な飛行操縦が完璧に出来てないと Fsゲームですら自動操縦にて墜落事故に遭遇するわけ。

 雑に書いたけど 本物操縦の自動操縦機能は機長PICのみ自動操縦操作設定が出来る。
コーパイは 機長の許可がない限り 絶対に自動操縦に関する操作が出来ないのだ。
自動操縦機能操作は、手動操縦に比して、素人でも、簡単に操作設定できるけど、
そんな 機体の向き と 高度 と 上昇下降率 と 飛行速度 の4点の入力設定は飛行操縦に対して重大危険行為だということ。(MCP設定入力ミスによる本物墜落事故も過去にあった) 


※Pは自動操縦に対して2通りの見方があるそうだ  自分を信じろ か 機械を信じろ か) 悲しいか 人間(ゲーマー)は機械操縦だから完璧だと勝手に思い込んでるわけ。
だけど、個々の理想飛行の思いに納得飛行するには、それなりの時間と蔵数(経験数)がいる。 自動操縦装置は初心者に向いてそうな機能だけど、手動操縦に慣れた人の方がゲームすら使用に際しては向いており、ゲーマーの誰がやっても同じ自動操縦飛行にはならない。
操作タイミングなど、ゲーマの雑学経験力量に伴い操縦操作センスの差が大きく出るのだ。
(たとえば 同じ条件で自動着陸しても素人ゲーマーと本物玄人Pでは全然違うのだねぇ)

 とにかく自動操縦だからと 適当な根拠のないMCP設定入力で自動操縦しようというゲーマーの発想と感覚に問題がある。(Fsは 意外とリアルで複雑な飛行特性計算でシムしてる。)こんな話に対応できるのが、本来のシミュレーターの使い方だ。
 自動操縦装置の操作自体は簡単だけど、操縦士がキチンと操作根拠を把握して操作しないと危険だということ。(どうして そのスイッチをこのタイミングで使うのか? 本物Pの査察飛行ですらチェックされてる。)手動操縦で体感納得するまで操縦して、機体の性能を確かめて自動操縦する道が理想らしい。 要は ゲーマーの自己学習能力自体が問われてるゲームなわけ。 

(ここに この初心者ゲーマーは気がつかないのだね。 なんせゲーム自体は 自から進んで がんばれという開拓者精神旺盛なアメリカ人的な視点と発想が根底にあルト思う
すなわち お膳立て が完全なTVゲームとは 全然視点が違うと思われる。)                      

さてさて 操縦席の操作パネルセンター上部にMCP(自動操縦コンソール)がある。
ここの設定入力操作で飛ばすことをマチャドスクールで自動操縦と教えてる。
なので、ほとんどの人は、この機能で飛んでいる。(それがAPSであり正解なのだが)
でも これは表にあたる機能と言うか、基本ソフト機能に標準搭載された自動操縦という内容ですら自動操縦機能全体から見て3割程度しか使用してないかもね。
そんなGPS-NAVの説明は別章にて後述する。



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