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ということで、このAPS自動操縦装置より操縦がさらに楽になる続編がある。
それは上述の自動操縦時のMCPへの手入力すら無くし 完全自動操縦にすること。
要は飛行ルート全行程の飛び方をコンピューターに事前入力して、そのルートの搭載燃料や
気象条件などのデーターも追加して事前計画を元にコンピューターにより計画ルートを自動飛行 する自動操縦装置をAFDSと呼ぶ。 日本語だと航法計算機付き自動操縦装置と呼ぶ。
APSもAFDSも操縦に対して基本は同じだけど、AFDSはFMCというコンピュターによりコントロールするAPSの進化版であり、pの操縦思考仕事を機械に代行することができる。 現在は自動操縦コンピュターの動作監視をするためにPが搭乗している ともいえる。 最新型飛行機の操縦はやる事がなく、逆に暇が原因のヒュマンエラー事故が近年あるくらいだ。
ちなみに AFDSが無い時代の操縦室は機関士と航法士という その道の専門頭脳人間を
パイロットとは別に乗せていた。 要は操縦自動化で以前にリストラしたのだ。
おらが思うに今後は一人乗務機が登場する。 その条件は完全自動運行機体になった時点
だと思う。 ちなみに軍用で無人攻撃機や無人爆撃機が登場したが、完全自動操縦ではない。
もうひとつ関与する追記がある 飛行機が飛行する方法自体を 航法と呼んでいる。
そしてコンピュターによる自動航法できる装置の通称は ANS自動航法装置と呼ぶ。
(ややこしいけど、自動操縦をやるなら、FSゲームですら このあたりの用語は普通に使う) このANSは大まかに新旧で2種類存在。 旧型がINSと呼ばれ 新型がFMCーFMS(IRS)と呼ばれる。 旧式は、INSという慣性ジヤイロで自機位置が把握できるので、そこに航法ルートデーターを組み込んだ計算機により 予定ルート自動操縦できる一連機械をINSと呼ぶ。 (INS自体は あのナチスドイツが作ったV2ミサイル慣性誘導装置が元になる応用品。)
そして それを改良したのがFMC FMS。 これをIRSと呼ぶ場合もある(IRSはレーザージャイロのこと。) どちらも新旧違いの航法用計算機を操縦上では示すけど、本意は位置を把握するためのジャイロコンパスの種類を示す。(以前から不思議な言葉なのだが)
まぁ 初心者が自動操縦に期待して妄想する自動操縦とは このFMCに近い物かと思う。
たぶん 自分の腕の悪さをカバーする身代わり全自動操縦装置という思い込みだろうから。
でも、そんな機械の使い方がゲームですら難しい。 結局 手動操縦が早く習得できる。
(何事もそうだが 覚えれば簡単でも、その覚える過程で苦痛と時間がかかる。)
ちなみに現在の本物旅客機操縦では自動航法操縦装置(FMC)の使用を強制してる。
その使用理由はズバリ。 無駄な飛行を避けること。 (カンタンに言うとジグザグ飛行とかね) 手動操縦だとプロでも無駄なルート取り飛行になるため 正確なルート取りができる機械操縦によりエコ飛行(CO2排出) 兼 運行経費(燃料と飛行時間)削減のために使う。(プロの営業路線Pは無駄に対してうるさいのだ。 どんな仕事も同じだけどね)