FS2004 と XPLANE 日記

MSFS2004 と Xplane の遊び方

ショート東京なのだ

2006-10-30 07:55:08 | FS的経済論...

香港  一般的な認識として、アジアの表商都として君臨している。
でも、ここまでの道は大変だったと思う。  ところで、この街のフラッグ機の
キャセイ航空は、かなり前から香港をスーパーハブと呼んで、
ハブ アンド スポークス運行を実施していた。
商都に重要なのは 滑走路1本に小さな駐機場でも、やってみようという
心意気みたいな所のように感じるが...


商都東京と言われて結構時間が過ぎている...
なんせ生産拠点は、かなりの企業が海外や地方のコスト安地域に移ったため、
下請けも含め生産活動自身はかなり減ってしまっている。
と...社会科の教科書みたいな事を言うな.. と言われそうだけど、
意外と自覚して無い人が多いから困る...

生産しないけど、生産品をコントロールしたりする仕事は東京に残された唯一の
生産活動なのだ... (でも、この部分が東京から脱出中の企業が多いことに
お気づきだろうか... )

という東京は商事会社だけが唯一生き残った形になった。
とにかく、利ざや稼ぎが、最大の仕事になる。
というのに、この島国は、この利ざや稼ぎを推奨しない動きが強い。

まあ、そんな意見も分かるけど... ちょつと遅すぎませんか?
言うタイミングとすれば、今から20年前のバブル前の頃だった。
と近代歴史学者の方が書いてたコラムがあった。

さて、ここからはFs的だけど、東京に辿り着く交通網は世界最低というのが、
世界的な見方だ。  (商事会社は契約までの時間が全てなのだ...) 

なんせ 成田は遠いから始まり、近隣諸国に行くのも時間がかかる。
その航空路も、最近は中国-韓国領空通過が認められているので
かなり良くなったが、実際飛ばしている人から見れば、現状では仕方ない
北朝鮮領空通過ができないので遠周りしている路線が、ヨーロッパや
中国線を中心にある。
(ついでだけど、韓国、中国、ロシア機は領空通過を認められているらしい。)

台湾は、近隣なのに国として認めてないから、交流や貿易は深くても、
表立っての行動にならない...
資源大国ロシアのシベリア地区も近いけど、航空路は細いのが数本あるだけ。
しかも、地方都市発ばかりで、東京からも新潟から行くのが主流らしい。
ついでだけど、シベリアの都市へはヨーロッパに行くより時間がかかる。
ほとんど、モスクワに一旦向かってから逆戻りするルートになるからだ。
こちらは、国交はあっても、交流活動が低いと言った感じだ。

まぁ逆もある。 日本の地方都市はソウルを通って海外に行かれる方が多い。
韓国の航空会社のダイヤは、日本に高額な駐機料金を払っても
夜間駐機させて、翌朝、ソウルにそんなお客を送迎して、アジア欧米各国へ
運んでいる。  まぁ成田は東京の人専用空港になってしまった。

関空と中部があるじゃない... といわれそうだけど、国内19都市をカバーする
韓国の航空会社は、もはや準国内航空会社に匹敵しているかもしれない。

卵と鶏の話を、こんな時は掲出されるけど、この場合は航空路線の設定に
関してが優先だと、おらは感じるがいかがなものか...

とにかく、今、移動に便利な街は東京で無いことは、アメリカの経済誌あたりに
オボロゲに書いてあるので、外人さん達は、認識が違うかもしれない。

商都 東京も ショートにならない事を願うばかりだ。
 


 



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