訓練場の風なのだ

グラント郡立空港

何それ..まぁアメリカというのは、国立空港が少ないというか..
日本のスタイルとは、かなり異なる様な気がする..
この空港も、その一端だけど...

でも、なんで今日は、こんな空港を出したのか..
たぶん..こう言ったら半分の人が、はぁ..んと言い出す。
ここは...モーゼスレイク国際空港..

そう..ＪＡＬが訓練所を構えた空港なのだ..
ということで、場所を確認..ワシントン州グラント郡モーゼスレイク市
シアトルから見て、東の方へ25分程ジェットを飛ばすと、見えてくる
なぜか..ロッキー山脈の中に大盆地が存在..
その一番シアトル寄りにある田舎街なのだ..

ということだけど、なんでこんな所が練習会場なのか..
ＦＳで飛ばしてみると、素人だから解る片鱗が見えてくる..

とにかくジャンボを着陸させてみると..
いつものごとく接地点が外れてしまう.....
するとブレーキを目一パイ引かないと止まらない..
とにかくスボイラーにフルフラップにエンジン逆噴射..
少しでも..Ｖ2速度を下げて..降りないと
滑走路なんて短い物だと、つくづく思うのだけど..

ところが..この空港..
ナントも滑走路が長い..接地点が少々外れて、ブレーキの
タイミングが遅れても、ナントも滑走路長に余裕がある..
それくらい長い...
しかも横風対応滑走路までついている..
これで、クロスウインドーによる素人にとっては
荒業のクランビングの心配なし...
と同時にクランビングの訓練も容易に出来る。
下記ビデオにも出ているけど、ボーイングの新機材のクランビング試験は
この空港を貸し切ってやるそうだ...

クランビングについての過去ブログはこちら..
　クロスウインドーによるクランビング着陸はこちらで観察を..（cross wind）

と...
もう1つは、この空港の高度がまぁまぁ高いこと..
一見見ると平地のように見えるけど、高度が
高いということは、空気が薄い..すなわち..色々な側面で異なる
内容が体験できる..まぁ、海沿いばっかり降りていると解りずらい..
Ｆｓでも体験できるので実体験でどうぞ..

など..素人にもフムフムと言わせる内容の空港だったりする..
もう1つあった..シアトル辺りからみれば..トラフィツクが少ないこと..
と言えば..下地島があるじゃない..と言われそうだけど..
あの空港は..ここの代替で作られたと言う経緯もある。

なんか..昔のドラマ冒頭シーンにもあったなぁ..
フラップ30..ギアダウン..とモーゼススレイクで着陸復行..
ついつい思い出してしまった..