![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/c1/464e913838fc1225ae7a4d18f3f530c3.jpg)
まず飛行機の自動操縦について。
最初に自動操縦 と 手動操縦の違い。
手動操縦とは、あなたの手と足と思考の操作感覚を駆使して自力だけで操縦する。
エンジン出力設定も、飛んで行く向きも、機体姿勢維持も 管制とフライトプランの高度維持も失速せず オーバースピードせずのスピード維持も 雲を交わしたり、風による揺れを減らす微妙な操縦もゲーム操縦士の感覚と手で行う。 一例だが 飛行機は無風でハンドルを動かさない単純操縦でも直進はしない。 なんと飛行機は自然と左に傾く(左旋回をする)特性をわざと付けてあり、このゲーム上でもキチンと再現されてる。 そんなリアルに近いゲーム飛行環境なので、
このゲーム操縦ですら 手動操縦は短時間操縦ならまだしも、長時間になると大変なのだ。
まぁ、初心者が飛行機の自動操縦を考えると 単純に完全機械任せ操縦だろう と妄想する。
だけど 飛行機は自動操縦搭載機と呼ばれても、離陸から着陸まで完全自動では飛べない。
特に離陸時の自動操縦は 本物最新ハイテク機ですら現在も出来ない。(信じられないかも)
そんなAPS自動操縦装置について(APS オートパイロットシステム 略オーパイ)
手でハンドル握って手動操縦していると、高度13000FT維持でも手動操縦している間に、微妙な風の揺れで ズレて一定高度にならないのが このゲームのリアルな手動飛行だ。 向きだって 進路320度方向に維持したくても 横風を食らえば 上下左右にズレていく。 そんな操縦に影響する上空の風は このゲームも全然一定ではない 風力に風向きが変わる。 そんな状況でハンドル握って3次元空間のコース維持を手動操縦するのは大変なのだ。
(なんか ここの再現だけでも他の飛行機ゲームは玩具だね とか なるけど)
そこで機械が向きや高度などコース維持ができる装置が APS自動操縦装置だ。 このAPSは操縦席にMCPと呼ばれる操作板がある。 そこに 進路 高度 上昇下降率 速度 の希望値を MCPの設定ノブで入れて確認ボタンを押せば、飛行条件にもよるが設定値近くでを飛ぶ。
fsゲーム上の自動操縦すら外的要因の計器ずれ とか 風の影響で設定値よりズレぎみだ。
要は本物環境と似た再現性があり、MCP設定指示値どおりの完全正確な飛行は出来ない。
そんな自動操縦の微妙なズレを再現してるのだ。 そして そのズレを自動補正して飛んでいる。
(このゲームも常時発生する外的要因ズレを常時自動補正する という複雑シム再現だ。)
なお機械操縦は人間操縦より細かい補正追従性があるので本物も自動操縦を利用する。
あと、機械に頼りすぎると それがダウンした時どうするんだ。 という問題がでてくる。
これが なるべく手動操縦に慣れた方が良いという理由。 しかし、このゲーム自体は
機械が故障することは無い。(厳密には事前設定で強制的に故障を発生させることはできる。)なんせ 墜落してもスグよみがえる不死身の機体だ。(これが本物とゲームの一番違うところだ)
さてさて オーパイは古い機体(例えばYS-11)にも搭載してある。 でも設定の向きに通りには飛べない。 なぜかというと自動補正機能が無いので、VORを受信し向きを把握して手動で ヘディング補正しないと希望コースを飛べない。(これが旧型機航法。
新型機は考え無いのに)
なんせ 旧型機のコーパイはコースのヘッダーを出せで、時間を食うとキヤプテンに怒鳴られた。 Fsゲームでも 本物同様の人力計算補正可能な航法シムなので この作業の鍛錬を勧める。 (※本物計器飛行証明免許の習得には役立つ。(本物教官も このゲーム航法シムは褒る))
では、視点を変えて APS自動操縦装置に対する勘違いについて
おらが最近まで誤解していたのは自動操縦装置は ひとつのひと塊の装置なのかなという点。
よく見ると 各操縦目的に応じた自動操縦装置が色々あり 機種ごとに違うスタイルで自動操縦機能が組合わせて MCP操作盤上に組み込まれている。 (MCPは操縦板センター上部にある)
たとえば Fs付属機B737-400は オーパイSWを入れただけで翼のふらつきがなくなる。(Pが言う 翼の面(つら)を合わせることだ) 知らないゲーマーは それナニと思ってるかも。
これは自動ピッチコントロール(APC)と呼ばれる立派な自動操縦装置の1つだ。
同種機能は 同じFS付属機B777などは レベルコントロールという別名SWが別に付いてる。
さらに横滑り防止のヨーダンパーとか 自動着陸装置はILS方式しか積んでないとか
オートスロットル機能はスピードモードのみで TO/GAは これがONで起動するとか
他にもオートブレーキにできるとか。 スポイラーもアームモードなる自動待ちうけモードがある。
そういえばオートスロットル機能はEICASというエンジン自動監視システムのALMが絡んでいて、抑制機能が機種により違う。(但し オートスロットル機能はオーパイとは別物扱いの独立した自動制御機能)と言う事で、この機体は単純そうだが本物チックなシム再現内容も多いこと。
ゲーム基本ソフト付属のB737-400は 本物ボーイング社監修により出来たということで、有料リアルアドオン機に比して簡単簡素な操縦機なのに、どこか本物っぽいわけだ。
字数制限により別ページに続く