今日はFs的に解釈するけど、最近、運行管理者の参考本を仕入れたので、
分厚い本だけど、ちょっとずつ読んでいる。
でも読めば、読むほど、現実の具体的な行動に感心するというか、
Fsって、勝手に誰にでも飛ばせるけど、本物の飛行機が、陰に何百人もの人
が英知を出して飛ばしている...と言うこともオボロゲに分かってきた。
何とも、Fsの機体といえど考え方を変えねば... というのが、現在の心境か....
さて、燃料に関してだけど、おらは購入最初の頃、Fsの機能が分かってなかった。
と言っても、参考書も最近はあるけど、この手の話も専門的にはHPもあるけど、
全域を専門用語無しで、知識の無い人が理解しやすくする本が
無いのが残念な所である。
という、おらも始めて2ヶ月目に気がついた、燃料とペイロード という設定。
触らなくても飛ぶけど、触らないと燃料満載、お客と貨物も満載である。
結構な事だというが、山形空港とか石垣空港みたいに短い滑走路長で
MS機 の B737-400を使って離陸にチャレンジしてみてください。
なかなか滑走路の端で、やっと上るかな...くらいでは....
本物は、こんな危険行為はないわけです。
ということで、どうするのというけど、答えは簡単... 重量を下げること。
で、お客は減らせないから、燃料の積み方になるわけです。
ところで、その逆に、お客の席があるのに、定員を減らしている路線もある。
理由は離陸滑走路が短いとか、給油設備のない空港もあって、帰りの燃料も
積んで飛ばさないといけないとか....
特殊な要件は多々あるし、国内線も実行している区間もある。
こんな路線では.運行側は乗せる客のいない、座席自体の重量も
気になったりするのかな...
色々と思ったことだけど、人間は体重計に乗って搭乗しないのか...
実は、これは小型機に搭乗の場合では実施ずみなのだ。
現在体重が100Kの人も、40kの人も料金は一緒だけど、
燃料消費量は違うような気がする...(現実に荷物は制限されてますしね)
ちなみに、一般機の重量計算は一人60Kgで計算されているらしい。
ということで、夕方の東京行きの操縦席の窓から機長さんがボーディング
ブリッジを眺めてられている光景を何度となく観たけど、あれ、もしかしたら
どんな客(体形)が搭乗しているのか... 目分量重量計算をされているような
気がするのだが... まぁ、ただ景色を見ておられるだけだったりして...
と少し気になる。
ハッキリしていることは 若いギャルを乗せて飛ぶのと、
中年ふとり親父を乗せるのなら、若いギャルの方がいいこと。
飛行機にとっては、重量の軽いお客さんの方がありがたいはずだ。
(でも、航空会社は、お金を一杯払ってくれる客が好きなのか...)
さて、飛行機の重量ってどのくらいか...?
実は、おらの車検証にも記載されていたが、飛行機も、こんな書類があって
機体により最大総重量が決められている。
なんで、機体かというと、一例だけどB777型の機体で、国内線用導入だと、
短距離区間を飛ぶだけなので、燃料タンクに多量の燃料を積む必要性が無い。
なので、最初から燃料を積まないつもりで最大重量を軽く申請するのだ。
何のメリットがあるのかだけど、空港に着陸すると、その空港管理者から
着陸料金の請求が来る。 簡単にいうと、空港は有料駐車場なのだ。
で、料金体系として、この申請総重量で区分されているのだ。
ということで、同じ機体でも、申請総重量を落とせば安く着陸できるのだ。
こんなことをやる理由は、ただ1つ。 日本の空港の着陸料の高さは
世界最高水準なのだ。 ということで、海外の航空会社では、
その機体の性能一杯で申請されている機体が多いみたいだ。
大型機は必ず日本バージョンを作っておられる
このことは日本の国内線の特殊事情かもしれない。
ということで、燃料タンクに満タンなんていうことは、設計上で可能でも
法律で許さない機体も存在する。
有名どころだと、国内線ジャンボがこれにあたる。
例えばだけど、飛行機の総重量としてジャンボ機を例えてみよう...
機体自身の重量が150トンあるのだそうだ。
で、国内線の申請総重量は235トンくらい、国際線用は300トンを越える...
これ、国内線用が、B747-400は型名も変えているけど、実際は同一機体構造
なので、簡単な改造で型名を変えて総重量の再申請をすれば、どうにでも
変えられたのだ。
さて、ここからが簡単な引き算。
国内線だと、235トン-150トンの85トンが燃料と客と床下貨物と乗務員と
食事とか雑誌とかの重さなのだ。
この中で配分するのだ。... わかりやすいでしょ...
国際線は 300トン-150トンの150トン そんなに貨物詰めるのというけど、
実際は、ほとんど燃料で、長距離線は床下貨物の搭載もかなり制限している
はずだ。
とにかく、無駄重さはいらないのだ。
ところで、コーヒーに砂糖を入れるけど、この砂糖袋を25グラム一袋積むのに
燃料をどれだ使うかだが、国内線だと推定1年間で6リッター以上使うのでは
ないかといわれている。 25グラムで...
ということで、とにかく余計な物を積まないのが飛行機の基本なのだ。
積まなければ、燃料を食わないから、その分燃料を減らせる。
で、その燃料も重さがあるので、さらに搭載燃料を減らせるのだ。
と言うことをやっていて、最近の燃料高騰の対応策は多分だけど、この事を
手始めにやっていると推定してしまう。
(ただし、搭載燃料は法定燃料といって、ルールがあるため、簡単には減らせない...)
といったところだ。 続編は近日にでも...