本日は 悪名高き
禁酒法発行の日(米,1920)でございます。
なおかつ、
アル・カポネの誕生日(米,1899)でもあります。
ううむ なんとも面白い偶然ではございませんか。
お酒には色々と面白い逸話がございますね。
密造酒 ということで言うなら、のろは My alltime best映画『大脱走』で
捕虜たちがジャガイモで蒸留酒を作り、アメリカ独立記念日を祝った(そして脱走用トンネルが発覚した)
あの一連のシーンが忘れられません。どこまでが実話なのかは存じませんけれども。
ここで問題です。
蒸留酒の銘柄のひとつ、コニャック。
6年以上熟成させたものが名乗り得る等級は、X.O、エクストラ、 さて もう一つは何でしょう?
答えは、
ナポレオン です。
と いうわけで
「ナポレオンとヴェルサイユ展』(神戸市立博物館 3/19まで)へ行って参りました。
絵画はもちろんのこと、家具調度から宝飾品から便座からレジオン・ドヌール勲章まで、
大きなものから小さなものまで
美術的、歴史的に価値あるものが盛りだくさんで、たいへん見ごたえがございましたよ。
「ナポレオンの波乱の生涯を縦軸にして、その時代に花開いた
新しい様式や文化、社会の様子を浮き彫りにしようとする試みです」
という、解説の言葉どおりに
ナポレオンという魅力ある人物について知ると共に、
フランス革命後の かの地の歴史的・風俗的状況の一端を、「もの」を通して伺うことができ、
まったく 一粒で二度からおいしい展覧会でございました。
・・・ぬけぬけと「魅力ある人物」などと申しましたけれども
実のところ、のろは当初、ナポさんにはあまり興味がございませんでした。
ルーヴル宮を美術館として整備した とか
読書家で、軍の遠征にも「マイ図書館」を携えて行った といった
好もしいエピソードも知らぬではありませんでしたが
むしろ好もしくないイメージの方が先行しておりましたので。
百日天下とか。
政略結婚のために長年連れ添ったジョゼフィーヌを離縁したとか。
皇帝就任の報に腹を立てたベートーベンが、交響曲の献辞を取りやめたとか。
(勝手に捧げといて勝手に止めるんだから世話ないですね)
『罪と罰』のラスコーリニコフは強盗殺人を正当化する口実に使うし。
(↑ナポレオンのように偉大な人間には、法を踏み越える行為も許される云々)
横光利一の短編『ナポレオンと田虫』では一晩中カユさにのたうちまわるおっさんだったし。
あ 地の底から 「後の2つは余と関係ないんすけど」ていうナポさんの声が聞こえる。
ともあれ。
この展覧会を経て、わたくしの中の ナポレオン株 は大幅に上昇いたしました。
堀江社長もびっくりの上昇ぶりです。
まあナポレオンは、絵画を自らのイメージ戦略に活用した人ですから
のろはまんまとその戦略に引っかかった ということになりましょうか。
もっとも、のろが好もしく思ったのは
「寒がりだった」とか
「倹約家だった」とか
「部屋を緑で統一させた」という点なんでございますが。
また長くなりそうですので 続きは後日。
禁酒法発行の日(米,1920)でございます。
なおかつ、
アル・カポネの誕生日(米,1899)でもあります。
ううむ なんとも面白い偶然ではございませんか。
お酒には色々と面白い逸話がございますね。
密造酒 ということで言うなら、のろは My alltime best映画『大脱走』で
捕虜たちがジャガイモで蒸留酒を作り、アメリカ独立記念日を祝った(そして脱走用トンネルが発覚した)
あの一連のシーンが忘れられません。どこまでが実話なのかは存じませんけれども。
ここで問題です。
蒸留酒の銘柄のひとつ、コニャック。
6年以上熟成させたものが名乗り得る等級は、X.O、エクストラ、 さて もう一つは何でしょう?
答えは、
ナポレオン です。
と いうわけで
「ナポレオンとヴェルサイユ展』(神戸市立博物館 3/19まで)へ行って参りました。
絵画はもちろんのこと、家具調度から宝飾品から便座からレジオン・ドヌール勲章まで、
大きなものから小さなものまで
美術的、歴史的に価値あるものが盛りだくさんで、たいへん見ごたえがございましたよ。
「ナポレオンの波乱の生涯を縦軸にして、その時代に花開いた
新しい様式や文化、社会の様子を浮き彫りにしようとする試みです」
という、解説の言葉どおりに
ナポレオンという魅力ある人物について知ると共に、
フランス革命後の かの地の歴史的・風俗的状況の一端を、「もの」を通して伺うことができ、
まったく 一粒で二度からおいしい展覧会でございました。
・・・ぬけぬけと「魅力ある人物」などと申しましたけれども
実のところ、のろは当初、ナポさんにはあまり興味がございませんでした。
ルーヴル宮を美術館として整備した とか
読書家で、軍の遠征にも「マイ図書館」を携えて行った といった
好もしいエピソードも知らぬではありませんでしたが
むしろ好もしくないイメージの方が先行しておりましたので。
百日天下とか。
政略結婚のために長年連れ添ったジョゼフィーヌを離縁したとか。
皇帝就任の報に腹を立てたベートーベンが、交響曲の献辞を取りやめたとか。
(勝手に捧げといて勝手に止めるんだから世話ないですね)
『罪と罰』のラスコーリニコフは強盗殺人を正当化する口実に使うし。
(↑ナポレオンのように偉大な人間には、法を踏み越える行為も許される云々)
横光利一の短編『ナポレオンと田虫』では一晩中カユさにのたうちまわるおっさんだったし。
あ 地の底から 「後の2つは余と関係ないんすけど」ていうナポさんの声が聞こえる。
ともあれ。
この展覧会を経て、わたくしの中の ナポレオン株 は大幅に上昇いたしました。
堀江社長もびっくりの上昇ぶりです。
まあナポレオンは、絵画を自らのイメージ戦略に活用した人ですから
のろはまんまとその戦略に引っかかった ということになりましょうか。
もっとも、のろが好もしく思ったのは
「寒がりだった」とか
「倹約家だった」とか
「部屋を緑で統一させた」という点なんでございますが。
また長くなりそうですので 続きは後日。