新年早々のブログが悲しいお知らせになるとは
思ってもみなかったことです。
こちらにも時々登場していた、そして今年の我が家の年賀状の顔、
猫のチャトラ丸(♀)が昨夜1月4日22時35分永眠しました。
22歳9ヶ月の大往生。病院にはほとんどかかったことがないので
老衰だと思います。
お魚を嗅ぎつけてキッチンに-2009年11月
悲しいのですが、チャトラの最期のがんばりを忘れないために
ここに記録を残させていただきます。かなりの長文です、ご容赦ください。
年末から少し食欲が落ちていました。
1月2日からは、お水を飲むくらいで、何も食べなくなってしまいました。
食欲旺盛なのが取り柄のチャトラなのに。
今思うと、もっと早くに気がついて病院に行った方が
良かったか・・・と悔やまれます。
でも、大好きな家でチャトラの大好きなオットと
私に見守られて、安らかに最期を迎えられたと思うので
これでよかったのか。
心の整理はまだまだつきそうにありません。
年末年始(31日明朝出発~2日夜帰宅)は長野へ帰省。
いつもなら、お留守番のチャトラの面倒をみてもらうアルバイトさんが、
受験のため来られず、今回は一緒に出掛けました。
チャトラにはきつかったかも知れませんが、懐かしい人達に
再会することができ、みんなにかわいがってもらい良かったかな。
元日の夜、親類が集まってご飯を食べた時など、おねだりして
マグロやかまぼこをちょこっともらってました。
長野は寒いので、炬燵にも入ってました。
誰も教えてないのに、お風呂場に行ってお水を飲んだり
おとなしいですがマイペースぶりを見せてました。
(この頃は、まだ鳴いていた。かなり小さい声)
2日はご飯を食べる気配なく、お水だけ飲むようになってました。
オシッコも自分のトイレではなく、人の居ないところで
こっそり。でも、だれも叱らず温かく見守ってもらってました。
帰宅後翌日の1月3日は、慣れたいつもの環境に戻ったせいか
少し元気にみえました。
チャトラの好きな居場所、お日様の当たる窓際やリビングの
テーブル下、チャトラ用ベッドなど、数ヶ所を移って寝たり起きたり。
ちょっと足元がおぼつかないですが、自力で行きたい所へ
行けてました。
特に、お気に入りのお風呂場のお水は何度か飲みに行ってました。
(水の摂取量がぐんと減っているので、オシッコ1日2回ほど。
ウンチは2日にちょびっと。)
ただ食事を摂らないのが心配です。
流動食にしようと近くのペットショップでシリンダーやミルクを購入。
それもいやがり、嘔吐を繰り返します。
やせ細った身体には、この行為が負担に見え
痛々しくて涙があふれます。
いつものポーズ-1月3日夕刻
夜はオットが、リビングで寝起きするチャトラと添い寝。
そして一度だけ、歩いて私の枕元に来てくれました。
といっても、嘔吐とオシッコをしに来たのですが。(方向感覚が鈍った?)
それでも、チャトラの私へのお別れの挨拶だったと思えてなりません。
翌朝、4日はもうダメかなと思ったりしましたが、大丈夫でした。
オットは初出勤なので会社へ、私はこの日までお休みだったので
後悔しないようにできる限りのことをしてあげようと思い
慣れない手つきであれこれ世話を焼きながら、付き添ってました。
もうこの日は、自分の足では歩くことができなくなっていて
ずーーと寝たきり。
目がいつも開いています、でも私が動くと反応していました。
寝たきりチャトラ-1月4日お昼過ぎ
時々、歩きたいのか足をぱたぱたを動かしたり首を動かしたり。
その様子を見て、お水をあげてみますが、ほんのちょっとしか口に入りません。(それでも昨日よりは飲んだ)
身体も普段ならホカホカですが、じわじわと体温が下がっている様子。
でも息が昨夜よりは、しっかり出来ていたように思いました。
この調子なら安定するんじゃないか、ちょっとでも元気をつけて欲しい
との思いで、早く帰ったオットと、チャトラの好きなご飯のスープや
チーズケーキ(ミルクと混ぜてペーストに)を、ちょっとづつあげてみます。
気に入ったようで、上手に飲んでくれて、この時はかなり安心しました。
この調子ならいいなぁと、元気回復を祈りながら好物の
マグロ赤身のお刺身&アジの開きを買ってきて、晩ご飯に
あげようと思ってました。
この買い物帰りに、「もしかしてチャトラはもう目が見えてないかも」と
気づきました。
だから、ご飯やお水を口に近づけても、タイミングがずれて
口を開けていたのかも。気づくのが遅すぎです。
私たちの晩ご飯の時、チャトラの回復を祈念して
お正月用のシャンパンを明け、乾杯。塞ぎこむ気持ちが
ちょっと晴れました。
そのあと、オットがお風呂から上がり
そろそろ私も~と思った矢先、チャトラが咳き込んだり
痙攣したり、事態が急変しました。
抱き上げて、背中をさすったりしましたが、苦しそうなので
元のベッドに戻してあげたら、しばらくして息を引き取りました・・・。
私は結婚してからのお付き合いなので、チャトラとは
3年9ヶ月を一緒に暮らしました。
ペットと暮らす生活が初めてだったので、チャトラとの付き合い方が
よくわからず、少し離れた感じだったと思いますが
猫にはそんな感じが良かったのでしょうか、意外と仲良くなれました。
一緒に暮らし始めた頃-2006年7月
落ち込むようなことがあった時などは、知らない間にそっと
そばにチャトラが寄り添ってくれていたことがあり、
とっても癒されました。
お魚を料理するときは、いち早くチャトラに気づかれて
大騒ぎでした。
朝も、「ごはんをちょうだい」と私の枕のあたりを何度も
行ったり来たり。たまに、顔を踏まれたりもしました。
いい目覚まし代わりでした。それも、先月下旬にはなくなり
ゆっくり寝ることが出来ましたが、そんなこと思っている場合では
なかったです。これも後悔・・・。
妙に静かな我が家は、落ち着きません。
静かにしていると、チャトラのコツコツという足音が聞こえてくる
気がします。
今まで、ほんとうにありがとうね。
長野から自宅に戻ってから。
オットが仕事から帰宅してから。
私たちが乾杯して食事が終わってから。
オットがお風呂から上がってから。
私の休暇の最終日に、
チャトラはまるで、私たちの動きを見ながら
迷惑を掛けないようにと、天国に旅立ちました。ごめんね・・・
最期までいい子でした。
もう一回、あの鳴き声を聞きたいけれど、
もうチャトラはいません。
お気に入りのお風呂場で-2009年8月
天国に行く手前に、『虹の橋』があるそうです。
そこで元気に過ごしててね!
ありがとう。
ばいばい、またね。
今日の富士山-今夜、火葬します