望の富士山(blog版)

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h30.8.18 北岳山荘から見る夕景はステキだったが (18日その3)

2018-08-21 22:36:44 | 富士撮影

トイレを済ませて受付へ

宿泊料金は寝具付き素泊まりで5800円也。(北岳山荘HP)

また、一つの布団に2名様の可能性があると伝えられた。ただし、これは想定内。金曜日に予約の電話を入れた際に、ここは予約が必要ないこと、宿泊を断らないので混雑することもあると言われていた。

受付のお姉さんから「自炊なら端の方がイイですね」と配慮してもらい、大部屋の「北岳 イ-1」の布団が割り当てられた。

このように段の上にザックを置くことが出来、荷物の出し入れが比較的楽だった。配慮に感謝だ。

更衣室は廊下側に一畳のキレイな小部屋があった。汗をたっぷりかいた山ウェアを着替え、リラックス(^o^)

夏期は昭和大学の診療所があるとの表記からひょっとしてと思い、受付でお兄さん(若く見えました)に高山病が辛いので、酸素を買えないか尋ねてみた。

置いていないとの返事の後、「酸素の効果は一時的でしか有りません」

「ええ、確かに。それは分かっていますが・・・」

高山病は水分が足りなくて脱水から起こる可能性もあります。今日水をどれくらい飲みましたか?」

「1㍑少々くらいだと思います・・・」

それでは足りません、ポカリなどをお湯で薄めると身体に吸収されやすいので、今からでも飲んでみて下さい」

この時はそんなものかと思い、部屋に戻ってスポドリを少し飲んでみただけだった。

※ 調べてみた→STOP熱中症、彼の言うことはズバリだった。そういえばトイレが近い私にしては尿意があまり無かったし。足が攣りそうなことが数回あった・・・知識が足りませんでした。m(_ _)m

布団に戻り、隣に居た二人組に話しかけたところ、彼らは7時頃広河原を出て、北岳肩の小屋から山頂を越えて、15時頃ここへ来たとのこと。健脚さんだ!

明日は間ノ岳をピストンするが、帰りのルートが決まっていないというので、八本歯のコルのことを話し、コンデジの画像を見せたところ、どうしようかと検討していた。

16:32 二階の部屋から網戸を入れてパチリ。このように富士が正面に見えるロケーションだ。

ただし、この頃は体調が悪く、カメラを持って外へ出る元気は無かった(T_T)

布団に横になっていると眠ってしまう。寝ることで呼吸が浅くなり、高山病が悪くなることは経験的に分かっている。これはマズい!

食欲はそれ程でも無かったが、隣の二人が食堂へ行くのにあわせるように、自炊室へ。

ここはテーブルの周りに椅子もあり、そこそこゆったり出来る。ステキだ!

先客は学生時代以来数十年ぶりに来たというベテランさん二人組。丁度食べ終わったところで、缶ビールを美味しそうに飲んでいた。彼らは寝袋を担いできて、寝具無しの部屋に泊まるという。その部屋は今のところ彼らだけでゆったり出来るとのこと。そういう手もあるのか

アルファ米にお湯を入れて待つ間にアマノの味噌汁を食べることにした。

ベテランさんにお願いしてこの日の様子を撮ってもらった。上はフリース、下はジャージ。冴えない表情だね・・・

数分後若者がやって来て、私と同様にアルファ米を作ったかと思ったら、生卵を割って目玉焼きを作り、なんとかライスにしてと結構手の込んだことをやっていた。山ごはんのスタイルはそれぞれだね。

15分経ったところで、お湯を100mlだけ沸かし、アマノの牛とじ丼。これは結構気に入っている

だが、この日は胃腸がおかしかった。高山病もあるが、ここでは便Pが原因なのか。両方かな

元気な時はこの量でもペロリなのだが、半分弱を食べたくらいで胃がもたれてどうしようもなくなった。

上記の若者はあまりおしゃべりな様子では無かったので、話しかけて気を紛らわすこともできず数分が経った。

また受付に行き、体調が悪くてどうしても食べきれない、残飯に混ぜてくれないかとお願いした。お姉さんは「どうぞ、持ってきて下さい」との返事。上の容器を持って行くとさっと処理してくれた。「お大事に、水を多めに飲んで下さいね」と暖かい言葉を掛けていただいた。おそらく先ほどの高山病のやりとりを聞いていたのだろう。とても失礼なお願いなのに笑顔で快く対応して下さった。ここのスタッフさんはステキな方ばかりだ。感謝!

部屋に戻ってからしばらくすると、外が賑やかになってきた。どうやら日の入りが近そうだ。

上画像の格好では下半身が寒そうだ。ジャージの上にレインウェアを履き、デジイチと三脚を持って外へ

小屋に着いた2時間ほど前はガスが湧いていたが、この頃はキレイな空になっていた。

18:23 小屋から少し登った所から声がする。あの辺かな

数m登ってみた

うわ~、イイ色じゃないかぁ(^^)/ ※ これは心の声です。集団の中で歓声を上げられません

近くに居た方が「すっげ~紅富士じゃん」と叫んでいた。 ←それなら赤富士と言うべきでは・・・心の声です

富士が見える見える南東側もステキだが、反対側はもっとドラマチックだった。

18:32 中央アルプスに沈んでいく夕陽

近くに居たハイテンションな女性が仲間に「ありがと~う、起こしてくれなかったらぁ、これを見ないで寝たままだったわぁ」と話していたが、私も彼らの賑やかな声に気付かなかったら部屋に居たままだったかもしれない。感謝だ。

夕陽を浴びて北岳もスゴい色になった!

画像に写る人たちを含め、30人程が、カメラやスマホを手にしていた。ふと気付くとテント泊らしき欧米人のカップル、グループも混じっていた。海外から来てこの風景を見られたとは超ラッキーだね。

間ノ岳の上に月齢6.7の半月が輝いていた。 

雲海もイイ感じ。角度的に雲に色は出なかった。

手前のテントを入れてみた。 ※ これのみコントラストを強調しています。他はほぼそのままです。

18:39 空の色がステキだぁヾ(^v^)k

北岳から後光!

18:43 この色、たまらないわぁ(^o^)

フリースだけでダウンは部屋に置いたままだったので、そろそろ寒くなってきた。これで終了!

そういえばせっかく持ってきた三脚を使うことは無かったが、まぁイイ。明日未明を楽しみにしよう。

小屋へ戻り、何度目かのトイレに行くが、やはり実は出ない( ̄。 ̄;)

整腸剤を飲んで寝る準備を始めた。そういえば夕方以降それほど客は増えず、大部屋にまだ空いている布団は多かった。こんなステキな日に余裕を持って泊まれたのはラッキーだったといえよう。

これで高山病と便Pが無ければね・・・

 

20時の消灯前に横になった。寝ることで頭痛が始まることは怖かったし、周りの人の寝息も聞こえていたが、なんだかんだで眠れたようだ。

続く

 

 

 

 

 

 

 


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