7月5日(土)6日(日)
伊勢志摩の別荘地に、なんと
「広がりの家」があるのです
名フィルエール基金をいただくことになり、
今年も わくわくプロジェクト(宿泊生活研修)
第1回を行うことができました。
重い障害のあるお子さんとご家族、2組が
名古屋から遠路はるばる参加してくださいました
「ひろがり」のスタッフ7名とともに
2日間、いろいろな体験、研修をしました。
はじめてのスイカ割り
二人ともスイカをじっと見つめて
真剣そのもの
気合をいれて「エイ!」とひとふり
なかなか割れませんでしたが
いっぱい楽しめました。
真剣勝負はこちらでも
お兄ちゃんとマチャンの腕相撲勝負!
今回の二人のお子さんは、
食べる力を育てるための研修をじっくりしました
食べる力は、人間の総合力です。
自分が食べるための身体の感覚や動きを
自分でコントロールできるために
土台となる学習をたくさんしました。
呼吸を深く楽にすること、楽に座ること、
口のまわりの感覚を整え、唇、ほほ、あご、のどまわりなどを
有機的に協調的に動かすこと
たくさんふれあって、食べる準備の子育ての仕方を学びました。
お肉大好きなミートガールは、肉をいっぱい食べました。肉を口にすると
もぐもぐのスピードが増してニヤリと笑顔他のものも久しぶりに母と
たくさん食べました。
昨年は、入院が長く、ずっと口から食べてなかったため、
4月からすこしずつ練習を重ね、今日はほんとによく食べることができました。
みんな感激でした
草食系男子は、いつもは胃から管でラコールを入れていますが、今回は
食べるための心身の準備をしっかりして、味見をしました。
口に食べ物が入ると、不思議そうにじっとしていましたが、そのうち口をもごもごさせてごっくん
力強く飲み込みました。吸引器も準備していつでも吸引できるようにして
もう一口、なんともぐもぐごっくん!感動的な瞬間でした。
静的弛緩誘導法を活用して、しっかりとごっくんできるようにふれ、十分な準備をしたのですが
はじめてということで、心配しましたが、やはり力があるんですね。
おもゆと、野菜スープは気に入ったようで、何度も力強くごっくんできました。笑顔でごっくんする姿を見て、母もスタッフも超感動
残りは、胃から食べました。よかったね。
昼食はカレーランチ
さきほどのペーストは、この昼食のカレーのルー抜きのペーストでした。
ディナーは、三重のおいしいお肉(お子さんは、なんと松坂肉)と海の幸でした。
朝食は、フレンチトースト、ポトフ、ヨーグルト、サラダでした。
ペーストはこんな感じ
赤いのは、みんなで楽しんだスイカ割りのスイカでした。
ふたりのお子さんは、なんとスタッフとお風呂に入ったんですよ。
家族以外と裸のつきあいをしたのは、はじめてかも?
あっという間のわくわくドキドキ2日間でした。
ここには書ききれないいろんなことがありましたが、無事に二日間
終えることができました。
参加していただいたみなさんありがとうございました
そして、名フィルエール基金に感謝です