6月6日(火)に港生涯学習センターにて、
正面左から
6月6日(火)に港生涯学習センターにて、
毎月恒例の、ひろがりの職員研修会を12月14日、
近くのネッツトヨタの会場をお借りし開きました。
職員の交代等による新体制に伴う役割分担など、
日々の活動をより安全に行うために確認しあいました。
また、股関節脱臼の予防に配慮した、安全なおむつ交換法を、
「ひろちゃん」をモデルに研修しました。
動画配信で活躍した「ひろちゃん」まだまだ活躍しています。
その後、デイの日常での”子どもの安全な生活支援”
について3つのグループに分かれ話し合いしました。
「ひろちゃん」も参加し、熱心な話し合い。
その中で、多くの共通した意見として、「生活支援の心構え」
の重要性が指摘され、毎日の生活支援で生じる 慣れや過信、
職員間のコミュケーション不足などが問題を生じる大きな
要因との意見が出されました。
さらに、ひろがりにおける食事介助についてや、子どもの
移動とくに送迎時の安全確保なども、具体的に問題点が
抽出され、各グループから発表されました。
命を守り、育む「重症児デイ」で、子どもたちみんなに、
安全に、楽しく、発達を促す生活支援ができるよう
職員間での共通認識を図り、再確認しました。
ひろがり動画配信セミナー、順調に撮影、編集を
すすめ 配信中です。詳細はHPをご覧ください。
そのなかで、「重症児の食事つくり」を、本日ひろがり
1くみのキッチンで撮影しました。
きょうは、その撮影中の一コマをご紹介します。
とくに、今回初登場の調理器具で、市販のお惣菜を
加工し、子どもに食べやすい種々の固さにします。
まず、市販のハンバーグを、”Deli cutter”®で、食材の
形を崩さず、筋切りと穴あけ加工跡目立たせず、
見た目そのままで 72刃の隠し包丁を入れます。
ハンバーグと、しゃけの切り身です。
その後、”Deli softer”®という圧力鍋で、圧力と蒸気で
柔らかくします。さらに、それらを食べる機能に応じ
調理していく、プロセスを撮影しました。
経口摂取準備食から普通食まで 5段階に調理しました。
撮影後、編集作業をして、8月10日に配信予定です。
もう少し、お待ちください。
お待たせしました!!
さくらの開花とともに ひろがりの動画配信セミナーが
スタートしました。
まずは、「重症児の食事つくり」を紹介する動画です。
ひろがりで提供しているランチメニューから 人気の
鶏の唐揚げ、野菜スープ、ブロッコリー、りんごのデザート
などを 経口摂取準備食や初期食(ペースト食)などに
食べやすく調理するプロセスを 詳しい解説付きで見て
いただけます。
プロの撮影画像と ひろがりスタッフの手作りテロップや
ナレーションで、わかりやすく編集しました。
「食事つくり」は内容を変えて 5回配信しますが、1度の
お申し込みで すべてご覧頂け 配信期間中は何度でも見ら
れます。
HPから申し込みいただけます。
なお、このほかに「ふれあい体操」「食べる力を育てる」
動画も 順次配信するため 鋭意準備中です。
ご参加 よろしくお願いします。
なお、これらの動画配信のPR動画がYoutubeにUPしました。
ご覧下さい。
お待たせしました
ひろがりの ひろちゃんで~す!! がりくんで~す!!
ひろがりの研修会が昨年の2月にコロナウイルス感染予防のために中止になりました。
ちょうど1年になります。
その間、各地から、研修会の再開についてのお問い合わせを数多くいただきました。
このたび、休眠預金による助成金をいただくことができ、いままで行ってきた研修会を
オンラインでお届けできるよう準備しております。
何分はじめてのことで、四苦八苦しながら、次の3つの研修会について
懸命に撮影、編集に取り組んでいます。
ひろちゃん、がりくんからのご案内動画もありますので、こちらから見てね →
ぜひ、ご期待ください。HPから、お申込ください。
お待ちしています
ひろがりでは、一昨年まで毎年、研修会を開催してき
ましたが、コロナ禍で実施できず、1年を経過しました。
そんな中、ご要望の声も多いため、開催方法を検討
していましたが、今回幸い「新型コロナウイルス対応
緊急支援助成」を受けることができたため、動画配信
による研修セミナーを、開催することになりました。
予定しているセミナーは、次の3つです。
「ふれあい体操の考え方と実際」
「食べる力を育てるために」
「重症児の食事つくり」
その配信日程、申し込みなど詳細は、ひろがりホーム
ページで、ご案内します。
これらのセミナーを動画にして配信するため、現在その
コンテンツ作成中です。
ふれあい体操の実技は、密を考慮しお子さまの代わりに、
当デイで作成した”ひろがり君”(10歳)をモデルして、
撮影しています。
ひろがりの日々の活動のあいまに、動画撮影を専門の
業者の方に撮影をお願いし、鋭意作成中です。
初回は、3月20日「重症児の食事つくりーお子さんに適した
食事つくりー」を配信、その後、他のテーマについても順次
配信し、全15回の予定です。詳細はHPでご確認ください。
なお、申し込みは、2月上旬を予定しておりますので、もう
少しお待ちください。
、
10月の職員研修会は、ひろがりから徒歩10分の
ネッツトヨタさんの「まちイチ活動」として、
地域住民に剣道やバスケットなど多目的に行える
広いホールを、お借りして行いました。
はじめに、丹羽代表より、ひろがりの活動の
方向性について職員の意識として「理念に立ち返り
理念を貫く」ことを明示されました。そのうえで
日常活動が「ともに楽しく食べともにやさしくふれ
あい ともに豊かにひろがる」ことが基本であることを
確認しまし。
さらに「生活に溶け込む 子育ち支援」のひとつとして、
現在作成中の子どもが楽に座り からだの感じを身につけ
ることをねらいとした「合ことばの歌」について、その意味
と方法について研修しました。
♩ どっしり座りましょう! お尻 デン! ♬
♪ 胸ひろくして 手はピタッ ・・・ (^^♪
呼吸をゆったりさせ、どっしりとお尻に体重をのせて楽に座る
ことを目指して、子どもと やりとりしながら 身体各部に
ふれることを、歌いながら行う「合ことばの歌」です。
まだ、試行錯誤中の歌ですが、お尻デンが 子どもには好評で
笑顔がでる子が多いようです。
もう少し、お待ち下さい。
9月15日、定例の職員会と職員研修会を開催しました。
今回も、3密を避け、港生涯学習センターで行いました。
ひろがりの理念の再確認、コロナ対策の徹底、災害時の
対応策、さらには来年度に向けての方向性を全職員が
共通認識して、ひろがり運営を進めたいことを丹羽代表より
話されました。
その後、現在ひろがりで作成途上の「合ことばの歌」の
意義や触れ方などの解説があり、ひろがりに通う子ども
の一人が「モデルさん」として協力いただき、職員で
研修しました。
この歌の目的は、呼吸を整えリラックスして、身体の緊張を和らげ、
お子さんにとって、楽な姿勢することです。
おなか ふあー おなか ふあー
あしうら ふあー あしうら ふあー
おしりは おもく おしりは デーン
などといった ゆったりしたリズムで 楽しくリラックスを図ります。
さらに むねや手などもくわえて 完成させていく予定です。
ご期待ください
その後、食べる力を育てる食支援について、摂食メカニズムの解説
介助法などの具体的な説明があり、職員間で相互に実習を行いました。
7月14日 恒例の職員研修会を開催しました。
今回は 3密を避け ひろがりではなく 少し離れた
熱田生涯学習センターの視聴覚教室を お借りして
開きました。
前半は 児童発達支援「はっぴー」の開所にともない
スタッフの配置や役割分担 管理体制などを協議
ひろがりが目指してきた
「障がいの重い子どもの子育ち 子育てを応援しお手伝いしていく」
ために スタッフ一同が協力しあうことを確認しました。
特に、「食べる支援、ふれあう支援、楽しむ支援」
を応援できるようにスタッフが毎日の取り組みの中で
力をつける努力をつづけていくことを再確認しました。
また お子さまの身体状況などの情報を共有しました。
後半は デイに通うお子さまの 姿勢や呼吸の安定を図る
ための対応について 丹羽先生より話がありました。
障害や、筋肉や骨や神経からみていく医療的な見方とともに
本人の認識、ボデイイメージからみていく必要性
をわかりやすく事例を挙げて説明されました。
それには、頭部、胸郭部、臀部(骨盤部)の重さを受け止め、
楽に頸部、背もたれ部、腰部を
あずけ 手のひらや足の裏を意識させて
その子にとって 適切で楽な姿勢をみつける重要性を強調
されました。
さらに 股関節脱臼や側弯の要因 その対応などの説明が
ありました。また、コルセット装着について、チェック
ポイントなどの注意点が提示されました。
こうした新たな知識と技術を デイでのお子さまの介助に
役立て 楽しく安全に過ごしていただこうと スタッフ
一同 学習しました。
毎月開いている職員研修会が、4月15日ありました。
話題は、やはり新型コロナウイルス対策です。
すでに2月末より、ひろがりでは学校休業に伴い、
デイ利用に関しては、種々対応してきました。
一部の方には利用を控えていただいていますが、
利用をご希望のお子さまには、送迎車が密室状態に
なり感染リスクが高くなるため、原則保護者に
送迎をお願いしています。
また、デイでは感染予防(手洗い、手指消毒、換気
室内や物品の消毒、職員の体調管理や検温など)を
徹底してきました。
この会では、こうした感染予防対策を、様々に見直し
て改善策を話し合い、共通認識を確認しました。
利用者のご家族の方々には、ご苦労をおかけしますが
ご理解の上、もう少し家庭での対応をお願いします。
こうしたコロナ禍により、ほとんどの方が、今年は
お花見も自重されたことと思います。
職員の一人が、あおなみ線荒子川公園駅より、
ひろがりに出勤の際に、荒子川公園の桜並木を
撮影しました。
暗い話題が多い中、少し遅いですが、一服の清涼剤に
なればと・・・きれいに咲き誇っていたさくらを
動画⇒ ご覧ください。
9月20、21日に、第46回重症心身障害者学会が
岡山市で開催され、当デイで利用者の方に行っている、
ふれいあい遊び「舌骨山のごっくんこ」の実践に
ついて、2演題を発表してきました。
1つは、このふれあい遊び「舌骨山のごっくんこ」の
意義と実践例を複数の動画で、歌いながら舌骨下筋群
にふれていく様子を音声入りで紹介する口演発表。
2つ目は、この実践方法とふれる部位の解剖的な
位置を写真や図でポスター提示し、その効果について
職員による評価の結果を発表。
ポスター前で、発表者の丹羽と石黒
本学会では過去に3回、ふれあい体操などの発表を
行ってきました。医療関係者が多く、ひろがりの
様なデイサービス関係者は、数は少ない様ですが
次第に、重症児とのかかわり方といった面の演題
が増えている感がありました。
その意味で、この「舌骨山のごっくんこ」は、
一部の方からは、関心がもたれ、動画やポスター
をじっくり見ていく方、質問者がいました。
なお、HPの「ふれあい体操とは」のページに
発表の一部を掲載しています。
ところで、帰りの岡山駅で偶然、写真のようなピンク
の新幹線を見ました。すでに昨年から「ハローキティ
新幹線」として走っているそうですが、ついパチリ!
JRによるとデザインは、「地域を『つなぐ』『結ぶ』」
という思いを込めたという「リボン」がモチーフになって
おり、リボンでたくさんの人をつないで”笑顔”を増やして
いこう、というものとのこと。
ひろがりの活動も、地域の重い障害の子どもとつながり、
笑顔を増やしていくことです。何んだか同じ思い・・・を
感じました。
今後もこのような思いを込めた、ひろがりの活動を
本学会等で発信していきたいと考えています。
9月14日 第2回食べる力を育む多職種勉強会を
ウイル愛知でスタッフを含め、30人が参加して
開催しました。
最初の課題は、お子さまの食形態の選択について
モデル例の映像を見ながら、家庭や学校、医療機関、
デイなどでの対応について5グループに分かれ、意見
交換をしました。
2つめの課題として、1年生のお子さんが哺乳瓶から
なかなか脱却できない例について、やはりグループで
打開策を話し合いました。
これらは、単純に解決策がある訳ではないので、
最後に各グループで出された意見を、全員で共有し
それぞれの現場での対応に活かす方向で、議論を締め
くくりました
参加者からは、一つの事例を見ても、自分とは異なる
視点があり、職種の違う人たちの意見を聞くことが
大切と思いました。2事例について議論ができて、
充実してました。多職種から様々なアプローチ法が
あることを学べました。
といった感想が複数ありました。
今回は、土曜日の午後の開催であったため、仕事中の
方もいて参加できなかった方もいました。今後は
開催時間については、検討したいと考えています。
3回目については、当HPに案内を掲載する予定です。
ご参加 ありがとうございました。
重症児デイネット主催の全国研修会が、10月7日より
大阪と佐賀でスタートしました。
この研修は摂食嚥下、看護、療育発達支援、介護技術、
ふれあい体操の部門ごとに、今年度各地で14回の開催
が予定されています。
その第1回が、当デイ担当で摂食嚥下部門を大阪で開催
しました。大阪の「はつかぜ」さん「ぬくもり」さんに準備、運営をして
いただき、台風で開催が危ぶまれましたが、幸い早く
通り過ぎて無事、新大阪駅近くで100名弱の参加者で
盛会裏に終えることができました。
運営に携わった関係者の方々に、感謝いたします。
食べる力を育む支援講座として 当デイから、丹羽、石黒、
加えて地元大阪で活躍する松野先生にも参加いただき、講演と
実技を交えて、食べるしくみから誤嚥の危険性、食介助など
を1日学んでいただきました。沖縄や福井からの参加もあり、
100名余の熱気のこもった、研修会となりました。
多くの方々から、大変参考になった、初めて聞いたことが
多かった、明日からの支援に役立てたい・・・などの
声が聞かれました。
摂食嚥下部門は、今後、北九州、東京、名古屋で開催の予定
です。他部門は重症児ネットHPのセミナー案内からご覧ください。
http://www.jyuday.net/seminar/
9月28,29日、東京タワーホール船堀で、第44回の
日本重症心身障害学会が開催され、当デイから2題の
発表をしてきました。
2日間で口演発表が134、ポスター発表164、計300題
近く、多くの所属、職種の発表がありました。
当デイの発表は、丹羽が口演発表で
「ふれあい体操と静的弛緩を活用した摂食嚥下支援の
2事例 重症児デイサービスの実践」
経口摂取できなかった2人の重症児に、ふれあい体操や
嚥下に関連する部位への弛緩誘導・活性化により口から
味わう楽しみが引き出された2例を主に動画で紹介した。
石黒がポスター発表
「開設5年半の重症児デイサービス利用児の変化
―ふれあい体操と食支援を主にしたケアの効果―」
お子さんが、当デイを利用してどのような影響があった
か保護者にアンケート調査した結果で、とくにデイ利用の
日に緊張が緩む、機嫌が良い、飲み込みがよくなるなど
の変化が多く、その要因にはふれあい体操が考えられると
の回答が多かったなどを報告した。
多くの発表のなかで、重症児デイサービスからの発表は、
その他に1題のみで、病院や入所施設、療育施設、看護
ステーション、看護関係などが主体でした。
在宅の重症児に関しては、訪問看護の視点からの演題が
多くみられましたが、デイサービスでの支援については、
当デイ以外の発表は、ないようでした。
一方、複数の機関から、「ふれあい体操」を利用した支援を
実践しているとの報告があり、少しずつ認知度が広がっている
との実感があり、うれしく思いました。
ただ、一部では、マッサージの一種として解釈?されて行って
いるなどの報告があり、少し気になりました。
今後、正しい「ふれあい体操」の普及がより大切であると、
感じましたが、今秋から重症児デイネットワークで始まる
地方でのセミナー(下記URL参照)で丹羽らが研修会を開催
することで、より認知度が高まることが期待されます。
http://www.jyuday.net/seminar/