8月30日名駅のウイング愛知にて、「小児の食べる力を
育てる研修会」を開催しました。
今回は初めての試みのため、過去にひろがり主催の「食べ
る力を育てる研修会」に継続して参加の方を対象に呼びか
け、20名(うち12名が特別支援校教員)の出席があり、
事例検討を行いました。歯科医師2名も参加しました。
岐阜県関特別支援学校の藤塚先生(右上写真)から、
2人のお子さんの事例が動画で提示されました。
初めに、肢体不自由を伴う知的障害の方で、押しつ
ぶしはできるが舌の側方への運動が不十分で咀嚼力の
弱い、小学4年生の事例。
次に、非定頸で重症児(CP)の小学4年生で、ミキサ
ー食と、とろみを付けたエレンタールを摂っている方で、
嚥下機能が弱い事例。
2事例について、動画によるプレゼンテーションのあと、
4グループに分かれ、個々の問題点や今後の対応法
などについて検討し、その結果を発表し意見交換しまし
た。その中で、いくつかの提案があり、姿勢や食事介助
法、日常生活とのかかわり方など、明日からでも取り組
める具体的な方策がありました。
<参加者のアンケートより>
◎良かったこと
・事例の食べる様子を時系列に動画で見られてわか
りやすかった。
・ちがうタイプの2ケースで、勉強になった。
・グループワークで、意見がでやすく、いろいろな方の
見方が聞け有意義でした。
・皆さんある程度勉強している方ばかりで話し合いが
スムースだった。
・参加者が一緒に気づきを出し合い、ひとつひとつ学
べた。
・会場は駅前で便利でよかった(複数意見)
◎今後に望むこと
・参加資格に、食べる力を育てる研修会に何回以上
参加という制約も必要と思うが、勉強したい気持ちが
ある人は聞くだけでも学べるので、次回からは制約を
緩めて参加者を増やしてはどうでしょうか。
(同様な意見が、複数ありました)
・今回の事例の、その後の経緯などを伺う機会があ
ればよいと思う。
・本会の案内を、もう少し早く通知して頂けると、参加
者がもう少し増えると思います。
・今後も、こうした事例検討会を続けてほしい。
(複数意見)
*主催側の不手際で、時間を延長しましたことを
お詫びします。ご参加ありがとうございました。