私は1970年代に業務上、「羽田国際空港監視塔」と1990年代に「関西国際空港管制塔」の見学をしたことがある。両方とも航空局の許可を得てのことである。
「羽田空港管制塔」見学をしたときはまだ「成田国際空港」が開港しておらず羽田が関東では唯一の国際空港だった。羽田は国内、国際の発着を管制するBUSYな空港だった。
そんな羽田の管制中枢であるコントロールタワーに登る機会を与えられた。
タワーの最上階で最終管制官が次々とプリントアウトされる航空機をさばく姿に感嘆し、別フロアではレーダーの前でより広範囲の地域管制するのにも驚かせた。
レーダーに映るものすごい数の航空機は想像外だった。これらを事故なくさばく航空管制官に敬意を表した。
只、空港の運用は管制官だけではない。管制をするための数々の無線設備、滑走路の維持、消防対策など重要な役割がある。それらを総合的に運用するのである。とにかく、空港は広い。あらゆる事柄にクイックリーに対処するには車が無ければとても空港内は動けない。
「関西国際空港」の管制塔には1990年代に要人同伴で登った。新しい関空だったが約20年振りの航空管制業務を見学し、改めて重要さが分かった。
管制タワーは空港管制のコントロールの中枢で安全対策上極めて厳しい保安対策を講じられている。従って、通常、見学等はできない。
勿論、空港の設備等の写真撮影は禁止されたがその時の見学内容は今も鮮明に脳裏に残っている。
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