エコツーリズム推進法に基づき東近江市が策定した「東近江市エコツーリズム推進全体構想」が10月22日、国に認定された。認定は滋賀県内初。全国では21カ所目。
↑写真:中日新聞より
推進法では、自治体はエコツーリズム推進協議会を設け、エコツーリズムを推進する地域や実施方法、具体的な観光資源、自然の保全方法などの構想を策定できると規定している。国の認定を受けると、国の広報や許認可の配慮を受けられるなどの利点がある。
東近江市の構想では、鈴鹿山脈から琵琶湖までの広い市域に森・里・川・湖の原風景があるとして市全体を推進地域に指定。観光資源として政所茶、愛知川、イワナやアマゴなども挙げた。構想は約5年ごとに見直すとしている。
東近江市は2016年、推進協議会を設置。協議会は構想の策定を進めつつ、市内のエコツアーを紹介する冊子「ヒガエコ」を年に2回、発行してきた。今年9月の発行分では、10月から来年2月にあるエコツアー34件が掲載されている。
東近江市エコツーリズム推進協議会
10月22日には東近江市内の永源寺コミュニティセンターで認定式があり、小椋正清市長は「東近江市のエコツアーの質をさらに高め、森・里・川・湖(うみ)の地域資源に磨きをかけ、東近江市の魅力を一層高めることを誓う」と挨拶した。
<中日新聞より>