和食リカレント、第3回目は、和菓子の魅力を株式会社 虎屋 虎屋文庫 の中山圭子 氏がお話下さいました。上菓子や上生菓子は元禄時代に京都で生まれたもので、茶道や美術の影響を受けながら 祝い、節句、厄払いなど、地域の生活や自然に根付いて和食と共に続いてきた 伝統的かつ歴史的な無形文化遺産、心の栄養だと考えられるとの事。
和菓子は、卵以外はすべて植物を原料に作られていること、原料のひとつ、米だけでも何種類もの加工品がある事など、とても興味深いお話でした。
特に、羊羹はもともと羊肉の汁物で、点心のひとつとして中国から伝わった物で、羊肉が禁じられた日本では、小豆などで作って膳に乗せられたのだとか。そう言えば、昔田舎の法事で、食事の配膳に羊羹が乗っていて、子供心に、なんでお菓子なのに惣菜の処にあるんだろう?と思った記憶があるなあ。
また、今日は羊の絵の羊羹をお土産に頂きました。ちなみに虎屋さんは羊年生まれ。
資料として下さった虎屋文庫の冊子は、和菓子の歴史がぎゅっと詰まっていて、とても楽しい。
また、松井元子 先生のあずきのお話は、とても具体的で実践にすぐ役立つものでした。豆の選び方や煮方が上手になったはず。
いつも大学に来ると、気持ちが若返る気がするのですが、
この稲盛記念館を見た瞬間、今の学生は幸せだなあと感じずにはいられませんでした。
キラキラ光りが差し込むこの広いテラスカフェ、前にはテニスコート。さすが京セラ会長の稲盛和夫氏の建物、素晴らしい人材が育つんだろうな。こうでなくっちゃね。
何はともあれ、今日も楽しく学べた Bonne journee!でした。白あずき、探そ(*^^*)