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熱い温泉が好き♪入浴前のかぶり湯&かけ湯は大切だよね

2009年01月31日 | 温泉旅行あれこれ

あつ湯好きにとって、入浴前のかぶり湯&かけ湯はとっても大切!

●42度以上の熱いお風呂は危険?!

先日の「ためしてガッテン」のテーマは「超快感・安全入浴術」だった。
風呂好きとしては見逃せない内容なので録画しておいて今日観てみた。

内容は、「熱いお風呂は危険だから、やめましょう。その代わり、あつ湯好きでも満足できる入浴方法教えてあげます」というものでした。

年間1万4千人の人が入浴事故で死亡している。
一般には、寒い浴室で血管が縮み、血圧が上昇した結果、心筋梗塞や脳卒中で亡くなる人が多いと思われがちだが、そういうケースは全体のわずか1割程度。
1万4千人の内、1万人を超える多くの人が、入浴中、お湯の中で意識障害に陥り溺死している、という新事実が最新の調査でわかったそうな。
しかも42℃~43℃のお湯が一番危険だと。

その溺死のメカニズムと、あつ湯好きな人が満足できるぬる湯入浴法を番組で紹介していた。

●血圧上昇→血圧低下→意識障害→溺死

人の体は42℃以上の熱い湯に入った直後、驚愕反応により血圧が上昇する。
(驚愕反応=体が熱さにびっくりして末梢の血管が収縮、血圧が上がること)

いったん血圧が上がると、人の体は血圧を下げようと働く習性がある。
驚愕反応の反動で、上昇した血圧は急降下し始める。このとき、血圧を下げすぎてしまうことがある。

血圧が下がりすぎた結果、脳に血液が行きにくくなり意識障害(失神)を起こす可能性が高くなる。
ちなみに意識障害に陥る可能性があるのは、最高血圧が100を切った時だそう。
実験によると、驚愕反応の後、血圧は8分間下がり続け、最終的には90くらいまで下がった。
「気持ちよくて風呂で寝てしまった」状態とは、このような失神の状態をいう場合がある。

意識を失った状態で、肺に少量の水が入ると、そのショックで心臓が止まる。
このようにして、水を大量に飲まなくても溺死してしまうらしい。

番組では、42度以上のお風呂に入らないよう警告。
予め浴室を熱いシャワーで温めて、40度のぬるいお湯に入ることを勧めていた。
浴室の室温が高ければ、ぬる湯でもじゅうぶん体が温まり、ガス代も節約できると。


●熱いお湯に浸かりたければ、結局、かぶり湯とかけ湯をしっかりやる

でも私のように熱い温泉に加水せずに入りたい人はどうすれば良いのか?
安全にあつ湯に浸かる方法を真面目に考えてみた。

ポイントは、最初に熱いお湯に入った直後に起こる、「驚愕反応」をいかに無くすか。
つまり、体がお湯の熱さにびっくりしないようにすれば良い

考えた末、結局、いつもやっている、「入浴前のかぶり湯とかけ湯」を徹底すれば良いという結論に達した。

かぶり湯は、頭に何杯も熱い湯をかけて頭部の血管を拡張させ、頭部の血行を良くする。これで、めまいや立ちくらみを防げる。
次にかけ湯。体に何杯もお湯を掛け、末梢の血管を拡張すると同時に、お湯の熱さに体を慣らしておく。
かぶり湯とかけ湯を充分にやれば、浸かった時の温度差による身体への刺激を少なくできる。
体がお湯の熱さにびっくりする度合いを減らせる!

そしてあつ湯に浸かる時間は3分程度に留める。
長湯しているとその間に意識障害に陥り溺死するかもしれないし(怖)、
あつ湯の場合、体への負担も大きい。
そして入浴後は、しばらくは安静にする。

草津温泉の「時間湯」。
45度~48度のお湯を水で薄めずに入浴する昔から行われてきた入浴法。
湯揉み(準備運動)→かぶり湯→かけ湯→3分間のみ入浴→最低20分間の安静。
な~んだ、温泉場には、昔からちゃんと理にかなった、「あつ湯に浸かる方法」が確立されていたじゃないか(^0^)

ということで、入浴前のかぶり湯とかけ湯の大切さを改めて確認したのでした。

※心臓疾患のある人、血圧が異常に高い人が高温浴するのは危険です。
 草津の「時間湯」でも事前の問診があります。

http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2009q1/20090128.html

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