(内容)
周作(28歳)は、シングルマザーの紫織との結婚を控えたある日、唯一の肉親である父親から、謎の通帳を渡される。“誰か”が自分のために振込を続けてくれていたことはわかったが全く心当たりがない。唯一の真相を知る父は、脳梗塞で昏睡状態に。そうなって初めて、父の過去や自分の過去も詳しく知らないことに気づく。その“誰か”を探し始めた周作は、25年前のある傷害致死事件に行く着くのだが…。小さな希望が灯る、新しいカタチの家族小説。
初読みの作家。
読友さんのレビューで評判が良かったので読んでみたかった。
プロローグは少しミステリーっぽさを感じたがそんなことはなく、一風変わった家族小説だった。
周作の心理描写もよく描けていて、なんとなく同調することが出来た。
登場人物が少ないので混乱することもなく、全編通して読みやすい。
読了後の清々しさも気持ちが良くて、かなり温かさを感じ取ることが出来て、読んでよかったーと思わせられる。
他の作品も読んでみたいと思った。
★★★★☆
周作(28歳)は、シングルマザーの紫織との結婚を控えたある日、唯一の肉親である父親から、謎の通帳を渡される。“誰か”が自分のために振込を続けてくれていたことはわかったが全く心当たりがない。唯一の真相を知る父は、脳梗塞で昏睡状態に。そうなって初めて、父の過去や自分の過去も詳しく知らないことに気づく。その“誰か”を探し始めた周作は、25年前のある傷害致死事件に行く着くのだが…。小さな希望が灯る、新しいカタチの家族小説。
初読みの作家。
読友さんのレビューで評判が良かったので読んでみたかった。
プロローグは少しミステリーっぽさを感じたがそんなことはなく、一風変わった家族小説だった。
周作の心理描写もよく描けていて、なんとなく同調することが出来た。
登場人物が少ないので混乱することもなく、全編通して読みやすい。
読了後の清々しさも気持ちが良くて、かなり温かさを感じ取ることが出来て、読んでよかったーと思わせられる。
他の作品も読んでみたいと思った。
★★★★☆