(内容)
「実の父親に言うのはおかしいけど、やっぱりはじめましてで、いいんだよね?」そこそこ売れている引きこもりの作家・加賀野の元へ、生まれてから一度も会ったことのない25歳の息子・智が突然訪ねてきた。月十万円の養育費を振込むと、息子の写真が一枚届く。それが唯一の関わりだった二人。真意を測りかね戸惑う加賀野だが、「しばらく住ませて」と言う智に押し切られ、初対面の息子と同居生活を送ることにー。孤独に慣れ切った世間知らずな父と、近所付き合いも完璧にこなす健やかすぎる息子、血のつながりしかない二人は家族になれるのか?その「答え」を知るとき、温かく優しい涙が溢れ出す。笑って泣ける父と子の再生の物語。
「そして、バトンは渡された」で本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの新刊。
前作が血の繋がりのない家族の話だったのと違って本作は血の繋がりしかない親子の話。
いつもの瀬尾まいこ作品らしくハートフルで温かく、読んでホッとする感じがたまらない。
息子の智が最近の若者にしては良く出来ていて、いい息子だなあーと思ってしまう。
それに対する父親はひきこもり。
この二人のやり取りがなかなか面白い。
個人的には前作より本作品の方が好きかも?
少し出来過ぎな感じもするが、なかなかいい作品だと思う。
引き続き瀬尾まいこ作品をもっと読んでみたいと思った。

★★★★☆
「実の父親に言うのはおかしいけど、やっぱりはじめましてで、いいんだよね?」そこそこ売れている引きこもりの作家・加賀野の元へ、生まれてから一度も会ったことのない25歳の息子・智が突然訪ねてきた。月十万円の養育費を振込むと、息子の写真が一枚届く。それが唯一の関わりだった二人。真意を測りかね戸惑う加賀野だが、「しばらく住ませて」と言う智に押し切られ、初対面の息子と同居生活を送ることにー。孤独に慣れ切った世間知らずな父と、近所付き合いも完璧にこなす健やかすぎる息子、血のつながりしかない二人は家族になれるのか?その「答え」を知るとき、温かく優しい涙が溢れ出す。笑って泣ける父と子の再生の物語。
「そして、バトンは渡された」で本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの新刊。
前作が血の繋がりのない家族の話だったのと違って本作は血の繋がりしかない親子の話。
いつもの瀬尾まいこ作品らしくハートフルで温かく、読んでホッとする感じがたまらない。
息子の智が最近の若者にしては良く出来ていて、いい息子だなあーと思ってしまう。
それに対する父親はひきこもり。
この二人のやり取りがなかなか面白い。
個人的には前作より本作品の方が好きかも?
少し出来過ぎな感じもするが、なかなかいい作品だと思う。
引き続き瀬尾まいこ作品をもっと読んでみたいと思った。

★★★★☆