Around 50 人生はアドベンチャー!

40代半ばにして再婚
妊活のおかげでベビーを授かりました。
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魔眼の匣の殺人

2019-05-27 19:40:31 | 読書
(内容)
その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた直後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ第二弾。


様々な賞を受賞したデビュー作「屍人荘の殺人」はなかなか衝撃的な内容だったのに対し、本作はその続編となるが、正統派のクローズドサークルだった。

人里離れた村に隔離される設定、比留子がみんなを集めて真実を暴くという展開、その全てが読みやすくわかりやすかった。

実は伏線を早々と発見してしまって犯人は何となくわかってしまった。

おそらくそういう人はも多いと思う。

しかしながら心理面をついたトリックはなかなか面白く関心させられる。

最後には続編を期待させられる一節もある。

前作もなかなかいい評価をしたが、本作はそれ以上だった。

次作も楽しみである。



★★★★★