(内容)
古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきたー。瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変っていき…。透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。
白い軽トラ3部作の2作目。
勝手な私の勘違いだが、3部作じゃなくシリーズものと思っていたので、導入部分からいきなり違和感で始まった。
その分入り込みにくかった。
古書店のことは小路幸也作品の「東京バンドワゴン」を読んでいたので少し知識はあった。
本の買い付けの旅のくだりはなかなか良かったと思うが、全般的に明るさがなくて重く感じてしまい、サクサク読めたという感じではなかった。
悪くはない作品だとは思うが個人的にはインパクトが足りなかった気がする。
「水に沈んだ私の村」の青春像は好きな感じなので、こっちはもっと色々読んでみたいと思った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/2e/9d31b74dfe654c596bad698354c94d29.jpg)
★★★☆☆
古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきたー。瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変っていき…。透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。
白い軽トラ3部作の2作目。
勝手な私の勘違いだが、3部作じゃなくシリーズものと思っていたので、導入部分からいきなり違和感で始まった。
その分入り込みにくかった。
古書店のことは小路幸也作品の「東京バンドワゴン」を読んでいたので少し知識はあった。
本の買い付けの旅のくだりはなかなか良かったと思うが、全般的に明るさがなくて重く感じてしまい、サクサク読めたという感じではなかった。
悪くはない作品だとは思うが個人的にはインパクトが足りなかった気がする。
「水に沈んだ私の村」の青春像は好きな感じなので、こっちはもっと色々読んでみたいと思った。
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★★★☆☆