火車

(あらすじ)
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。
自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消してーなぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか？
いったい彼女は何者なのか？
謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。


どれくらい前に読んだか忘れるくらい前に読んだ。

ほとんど内容を忘れるくらいやったけど、読み進めるうちに思い出した。

実に切ない話。

当時、カード地獄という言葉があったくらい社会問題になったし、本を読んでカードの怖ろしさを感じた。

今は情報化社会なので、こんなことは出来ると思えないと思う反面、簡単に他人の情報を得ることが出来るので可能かも？と思ってしまう。

いつの時代も事件の陰にはお金が絡むことが多い。

お金さえあれば、幸福とは言えないけど、不幸を感じないくらいは貯えとかいけないと改めて感じた。


★★★★☆