oceansidecompany

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

チャーチルの生き方

2023-03-06 22:07:22 | 地球歴史紀行
チャーチルの生き方

 大いなる挫折、誰にでもあります。ウィンストン・チャーチルにだってありました。彼が新しい世界を見いだしていなければ今日があったという保証がないと言っても過言ではありません。
 ヒットラーの統一社会主義、利益追求の資本主義経済、スターリンの独裁共産主義ではない、第四の選択。これこそが彼の結論でした。
 自然に触れて、それに没頭する時間が、彼本来の潜在能力を表面に浮き上がらせのです。今では、当たり前の思想、世界が生き残れる思想。彼は当時新鋭の経済学者ピーター・ドラッカーの「経済人の終わり」(1939)をたまたま手にしました。この偶然が、端的にいえば、今日を作り出したのです。
 彼はまた、あのSFの巨匠、H・G・ウェルズの友人でもありました。
 ピーター・ドラッカーの特徴は、極めて端的にいえば、日本の文化からくる経営理論です。そしてチャーチルが自然に触れた、と言えば産業革命で荒廃しきった国土を素晴らしい緑地に変えたナショナルトラスト運動を忘れてはならないでしょう。しかも誰も言っていませんが、それにも日本文化の発見が寄与してたかも知れないのです。

ファウンデーションの夢 第三部 ウォンダとガールの地球探訪 第6話 What on earth ?

2023-03-06 22:02:53 | ウォンダとガールの地球探訪
16第6話What on earth !
ファウンデーションの夢 
第三部 
ウォンダとガールの地球探訪 
第6話 

What on earth !

あらすじ 

 セルダンの裁判が始まる前の年、つまり銀河暦12066年、ダニール・オリヴォーは、ガール・ドーニックをシンナックスから招き寄せるため、かつハリ・セルダンの「心理歴史学」と2つのファウンデーションを補強するため、人類の最古の故郷星「地球」への探索の旅に出る。

 漸くダニールは、天の川銀河の半球過ぎに、それらしき海洋惑星を見つけた。

 ダニールは、以前にしたようにヒューミンと名前を変えてシンナックス大学に何食わぬ顔で入り込み、ガール・ドーニックを待ち構えていた。

 ガールは、どうしたわけか、彼が見いだしたことがらをとめどもなくヒューミンに話しはじめた。ダニールは、ガール・ドーニックの非凡な閃きを強く受けとめて、ロボットでありながら絶句する。

 ダニールのこの探索からファウンデーションの新たな叙事詩がはじまろうとしていた。ハリ・セルダンの故郷を目指したのは、ロボットにない人間の潜在能力に彼の第零法則を挑戦させたかったためであった。そこから何かが生まれそうな予感を抱いて!

 ガールは、ダニールの指示通り、ダニールの多額のクレジット・バッグを抱えて、トランターに着いた。まではよかったが、ハリ・セルダンに会うやいなや、当のハリ共々裁判のために留置所に入れられてしまった。

 ハリの未来予測は、将来500年以内に92・5パーセントの確率でトランター銀河帝国が滅亡するというものだった。

 そこへ、弁護人としてハリ・セルダンから遣わされたロース・アヴァキャムが、ハリ・セルダンの代わりにガールにこの件に至った経緯を語る。

 ガールはしばらくして釈放され、ハリ・セルダンからあらためて心理歴史学とファウンデーションについての計画を打ち明けられる。
 それからもう一つの任務についても。

 ハリが、ガールにモーヴ建設の要件を語り、宰相デマーゼルの秘密を漏らそうとした瞬間、背後からヒューミン(デマーゼル)が突如現れ、ハリを制した。

 話しは、それより約半世紀前のハリの逃避行において行った出来事の回想に触れなければならない。
 ハリは学会出席のために故郷ヘリコンからトランターに来たのであったが、なぜか意に反してトランター中を駆け巡らなければならなくなった。
 逃避行の末、それまで不確かだった推測が、完璧に正しかったことを知った。何ものかが、ハリの逃避行を企てた、ということ。何ものかが、ハリに目指す「心理歴史学」の中心原理を考案させるように誘導している、ということ。ハリの目指す「心理歴史学」を担う新たな組織、それを維持する施設を、より堅固にするのに、何を乗り越えなければならないか、をY 市の反乱事件で示されたように思った。
 その背後の人物、それはチェッター・ヒューミンであり、ロボット・ダニール・オリヴォーであり、宰相エトー・デマーゼルだったということ。そしてドース・ヴェナビリも彼のお膳立てによるものだと。

 話しを元の状態に戻す。ヒューミンは、何食わぬ顔で現れ、ハリに禍福の入り混じりあったニュースを伝えた。

 ガールは、久しぶりのヒューミンとの再会に歓喜するやいなや、突如として眠気を催して、睡眠に陥ってしまう。

 ガールは、催眠術に懸けられていたのだろう、気がつけば見知らぬ航宙船のなかにいる自分に気がついた。見上げれば、容姿端麗な女性が立っていた。
 そして親しげにガールに話しかけてくる。

16
「ウォンダが自分の最後を予期して、私を呼び出したのが、惑星イオス。暗くて寒い星だった。息をひきとる前に、『あなたは、祖母とそっくりなのね!
 祖母ドースは、ハリを守るため、10人の男を一瞬のうちに投げ飛ばした話、聞いているわよね。
 それとは反対にあなたのお母さんは、とても美人で、優しかった、と聞いてますよ。妹には逢いたかった!

 あの4本の花ねえ、実はねえ....

 悲しまないでちょうだい。私がいなくなっても、私の夢は消えないのよ!あなたにその夢をついでもらいの。』と優しく右の耳元で囁いた。

 息をひきとる前に部屋の影に二人の人がいたような気がしたのけれど。
 片方はすすり泣いてたような気がした。」(『ドース・ドーニックの日記』)

ガール ここはどこなんだ?ヒューミンさんは?セルダン先生は?

ウォンダ あんたがガールね。あなたはやせっぽちだと思ってたら、クレジットバッグみたいなのね。
 ここはシンパシック・ハーヴェイ号のなかよ。ヒューミンおじさんに言われて、今地球に向かってるわ。二人だけだけど、宜しくね!
 
ガール 地球!?!

 ターミナスじゃない!?!

 君は誰だ!?!

 一体全体どうなっているんだ!?!

yatcha john s.


カラパーナのJULIETTE

2023-03-06 03:12:45 | 地球歴史紀行
誘うか誘われるかの鬩(せめ)ぎ合い
誘わないか誘われないかの鬩(せめ
)ぎ合い

現地のハワイアンにとってはホノルルの波
引いては満ち
満ちては引きの揺らぎあい




解放
新しい翼
漂流
面白いこと

シェイクスピアは今日もまた
心の中で朗読している谺(こだま)の悲劇

真っ黒な溶岩大地に生えた双葉の健気(けなげ)さ
それが僕を惑わす貴女
ジュリエット




七月に生まれた日を迎えるには
両親だけの思いの名残

嗚呼
ジュリエット
僕にとってはイタリアのヴェローナの物語なのになぜかホノルルの波
「ロミオ ロミオ なぜあなたはロミオなのですか?」




カラパーナのさびしげなハワイアンだけが
身に染みる

解放
新しい翼
漂流
面白いこと

https://youtu.be/LWEy3joYCF8

yatcha john s. 「 カラパーナの Juliette 」

ファウンデーションの夢 第三部 ウォンダとガールの地球探訪 第5話 ウォンダ・セルダン

2023-03-06 03:04:51 | ウォンダとガールの地球探訪
15第5話ウォンダ・セルダン
ファウンデーションの夢 
第三部 
ウォンダとガールの地球探訪 
第5話
 
ウォンダ・セルダン

あらすじ 

 セルダンの裁判が始まる前の年、つまり銀河暦12066年、ダニール・オリヴォーは、ガール・ドーニックをシンナックスから招き寄せるため、かつハリ・セルダンの「心理歴史学」と2つのファウンデーションを補強するため、人類の最古の故郷星「地球」への探索の旅に出る。

 漸くダニールは、天の川銀河の半球過ぎに、それらしき海洋惑星を見つけた。

 ダニールは、以前にしたようにヒューミンと名前を変えてシンナックス大学に何食わぬ顔で入り込み、ガール・ドーニックを待ち構えていた。

 ガールは、どうしたわけか、彼が見いだしたことがらをとめどもなくヒューミンに話しはじめた。ダニールは、ガール・ドーニックの非凡な閃きを強く受けとめて、ロボットでありながら絶句する。

 ダニールのこの探索からファウンデーションの新たな叙事詩がはじまろうとしていた。ハリ・セルダンの故郷を目指したのは、ロボットにない人間の潜在能力に彼の第零法則を挑戦させたかったためであった。そこから何かが生まれそうな予感を抱いて!

 ガールは、ダニールの指示通り、ダニールの多額のクレジット・バッグを抱えて、トランターに着いた。まではよかったが、ハリ・セルダンに会うやいなや、当のハリ共々裁判のために留置所に入れられてしまった。

 ハリの未来予測は、将来500年以内に92・5パーセントの確率でトランター銀河帝国が滅亡するというものだった。

 そこへ、弁護人としてハリ・セルダンから遣わされたロース・アヴァキャムが、ハリ・セルダンの代わりにガールにこの件に至った経緯を語る。

 ガールはしばらくして釈放され、ハリ・セルダンからあらためて心理歴史学とファウンデーションについての計画を打ち明けられる。
 それからもう一つの任務についても。

 ハリが、ガールにモーヴ建設の要件を語り、宰相デマーゼルの秘密を漏らそうとした瞬間、背後からヒューミン(デマーゼル)が突如現れ、ハリを制した。

 話しは、それより約半世紀前のハリの逃避行において行った出来事の回想に触れなければならない。
 ハリは学会出席のために故郷ヘリコンからトランターに来たのであったが、なぜか意に反してトランター中を駆け巡らなければならなくなった。
 逃避行の末、それまで不確かだった推測が、完璧に正しかったことを知った。何ものかが、ハリの逃避行を企てた、ということ。何ものかが、ハリに目指す「心理歴史学」の中心原理を考案させるように誘導している、ということ。ハリの目指す「心理歴史学」を担う新たな組織、それを維持する施設を、より堅固にするのに、何を乗り越えなければならないか、をY 市の反乱事件で示されたように思った。
 その背後の人物、それはチェッター・ヒューミンであり、ロボット・ダニール・オリヴォーであり、宰相エトー・デマーゼルだったということ。そしてドース・ヴェナビリも彼のお膳立てによるものだと。
 
 申し訳ないが、その後のハリに纏わる出来事は、いずれの機会に譲らさせてもらいます。

 話しをまた50年後の元の状態に戻す。

 ヒューミンは、何食わぬ顔で現れ、ハリに禍福の入り混じりあったニュースを伝えた。

15
「こともあろうに祖父レイチは、またもやワイ市で、運命の出会いを経験した。相手はマネルラ、レイチばかりでなくハリをも救った、私の祖母である。綺麗なブロンドであった。茶目っ気があり、いつも曾祖母のドースとやりあってたと聞く。
 ついこの前、母ベリスの形見を整理していたら、叔母ウォンダの8歳の時の写真を見つけた。ハリが精神感応の能力に気づき、彼女は終日プライム・レイディアントに興じていたという。
 ずっと気になっていた彼女の手に握られていた四つの花びらの意味。黄色とクローバーの花の意味がまだわからない。」(ガール・ドーニックの生涯・ドース・ドーニックの日記』)

ヒューミン ハリ、君にとっては残念な知らせを持ってきた。サンタンニの騒乱のことだ。

ハリ ヒューミン(ダニール・オリヴォー)、もうそれ以上、言わないでくれ。わかってる。レイチのことだというぐらいは! 君は私にとっての死神なのか。もう残ってるのは、ウォンダだけだ。その、ウォンダも、最近では、同じ感応者のステッティンと行動を共にしている。

ヒューミン もう一つの方は、いい知らせだ。 行方不明だった第七アーカディア号はサリプに着いていた。それからアナクレオンで無事に暮らしている。これから、私は彼女たちをターミナスに連れて行く。
 それでよろしいな?ハリ。

yatcha john s.