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なだらかな坂道に

2023-03-08 23:59:50 | 地球歴史紀行
なだらかな坂道に

自転車をこいで行くか
降りておしていくかの鬩ぎ合い

汗ばむ額をハンカチで拭うか
春のそよ風に拭いてもらうかの鬩ぎ合い

天国に一番に近い島に明日旅立つ日が来たとしよう

でもね
昨日出会ったあの姿が夕日に消えていくシルエットが忘れられない昨日の日だまりのほうが

自分の琴の糸の音を響かせるとしたら

キット僕を包むような響きのほうを選ぶのは当たり前だよね

キット霞んだ僕の心に絵を描くような綾錦を風に靡かせる方が僕の嗜好だよね

いつまでもシーソーで人生を180度の遊びで十分充分さ

行ったり来たり

寄せては返す

ポルトガルファドの調べを今宵も


yatcha john s. 「ポルトガルファドの調べを今宵も』





Scarborough Fair

2023-03-08 15:17:16 | 地球歴史紀行
妖精の騎士は恐ろしい
無理難題をふっかけて旅人を惑わし 奈落の底に引きずり込む
昔 祭りの市で出会った二人
離ればなれになっても
それぞれ独り身を通し
何度も文を旅人に託す
届いた文は十年でたったの三通のみ
「あなたが私のために作ってくれたスープの味が忘れられません」
それでも思いは変わらず
妖精の騎士はその不幸に舌打ちするもっと彼らを苦しめたい
男は密かな計画を立てる
トンチンカンな無理難題の歌を広めよう
妖精の騎士の意図を逆手にとるのだ
そうすれば彼の意図を挫ける
そしてその台詞は、妖精の騎士が嫌いなパセリ、セージ、ローズマリー、タイム。
そして物語はハッピーエンド。
男がとても好きな妻の、羊のスープ、今日もたっぷり戴ける。パセリ、セージ、ローズマリー、タイムがたっぷり入ったスープを。

yatcha john s. 「Scarborough Fair 」

The Daffodils レプリート

2023-03-08 01:32:34 | 宇宙的意識
200年後のある国で ワーズワース 貴方の微笑みを見た
木々の根元にびっしりと春風に揺られて踊る黄色水仙

銀河に揺らめく星々のように
陽気に海風を集め 楽しさを私に向けて吐き出している
 
こんな光景を見たら 誰でも飽きず 茫然とするであろう
他のどんな悦びも ひととき忘れて
無限に開かれた宇宙に吸い込まれ
そのまま無窮に放り出されようとも一切の苦情も言わず
なすがままで陶酔したままであろう

yatcha john s. 「 the daffodils レプリート」