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「高校生レストラン」

2013-12-10 08:11:00 | 北秋田市議会
【12月10日(火)】

昨日の寒さと打って変わって今日は朝から雨。

しかし、これからはこのような天気を繰り返し寒くなっていくのでしょうね。


只今議会の開催中ですが、市の行事は目白押しです。

12月8日(日)は第3回「ふるさとの未来・再考!フォーラム」が市交流センターで開かれました。

 今回のフォーラムは、「まちの宝を見つけ出せ!郷土の誇りを子どもたちに」をメインテーマにしたもので、ご存知の方も多いとは思いますが、テレビドラマになった「高校生レストラン」の題材になった、三重県立相可(おうか)高校の高校生が運営する高校生レストラン「まごの店」の仕掛け人、岸川政之氏の基調講演と、市内の児童生徒等のボランティア・まちおこしの事例発表等がありました。

 私は役場の職員である岸川氏がどのようなかたちでこの「高校生レストラン」に携わっていったのか、またこの任務に自ら手を上げたのか、上司、町長の任命だったのかを探りたく興味を持って参加しました。

 フォーラムの中で、岸川政之氏は「高校生レストラン」のきっかけは、15歳で食の道へ行こうと進路を決め、相可高校の食物調理科に入学した生徒の夢と、その生徒の夢を実現させるために頑張っている先生の姿に感動し、修行のできる場所として何が一番良いかを考えたことが、高校生レストランの誕生につながったと話されていました。

 さらに岸川氏は、何かを始める仕掛けのポイントは、何のために、誰のために、何も持って正解とするかであるとし、、目標を決め、成功体験を共有することが大事だと述べました。

 また、具体的なポイントとして、「無いものは探さない、自分たちで考える、ビジネスを意識する」ことだと解説。この内無いものは探さないことについは「人をうらやましがらず、地域資源を見つけて光らせて宝にしていくことが大事。どこでも光らせようとやっていると思うが、成功するには必死さ真剣さが必要」と話されてました。

 私は、公務員のありがちな「目の前の事項を無難なく処理をして失敗を無くす」といった風習がこの岸川氏にはなく、常にどういったことがこの町のためになるのか、探ってみるのだ。という心構えがこのような結果になったのだ思います。

 岸川氏をはじめ、全国各地でまちおこしを成功させている自治体には必ずと言っていいほど【スーパー公務員】と言われる方が存在します。

 このような方がどうしたら生まれるのか?北秋田市にもこのような【スーパー公務員】が育つ土壌があるものなのか調べていきたいと思い、岸川氏の著書「高校レストランの奇跡」が会場内で販売されていましたので早速購入し、拝読させていただきました。

 この本には、高校レストランが生まれるまでの過程のほかに、自らの生い立ちまで書かれていて、私が調べていきたいと思った事に対し、ヒントが沢山詰まっていました。

 私が感じた事は、
①岸川氏が順風満帆とは言えない自分の人生に対し、決して「ネガティブ」になっていないこと。(大学一浪、留年ほか)

②出来ないとあきらめないで、解決策を常に模索する事。(レストラン完成までの苦難)

③自分の周りの人、知り合った人を大切にし、友好(有効)な関係を築く。

これらが秘訣なのでは思いました。

 北秋田市の職員はどうなのかと申しますと・・・。

 がんばっていました!

 次の日の9日(月)に公民館の3階で、北秋田市職員向け講演会【岸川政之さんと語る会】を行っていました。

 同じ公務員同士、和やかな雰囲気で約70名の市職員が聴講していました。

 生涯学習課の課長さんに許可を頂き最後尾の席で拝聴させていただきましたが、市の職員の方が聞き入る姿を見て、「北秋田市の職員もがんばっているのだ」と感じることができました。

 北秋田市にも【スーパー公務員】が生まれることを期待しています。


≪岸川さんお疲れ様でした。(北秋田市ホームページより)≫