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観光カリスマ山田桂一郎氏

2014-12-30 17:00:00 | 北秋田市議会
【12月30日(火)】


前回のブログで書きこもうとして書ききれなかった『山田桂一郎』氏の講演会の話を。

定例議会最終日の次の日にあたる12月20日(土)に北秋田市コミュニティセンターで講演会が行われました。

山田氏は三重県の生まれで現在スイス在住。

スイスのツェルマットでの観光局やNPO法人等での経験、世界各地でのプログラム・ツアーの実施経験を活かし、日本の各地域において、講座・セミナーの開催による「サービスクオリティー」の向上や、「プロフェッショナル」のツアーガイドの育成、また自立できる組織づくりや地域性を活かした商品開発など地域観光のコンサルタントとして、各地域の観光振興に大きな役割を果たしている方です。

非常に忙しい方ですが、今回NPO法人森吉山阿仁スキー場の主催で講演会が実現しました。

演題は『観光・物産 北秋田のおもてなし 観光地から感幸地へ ~イメージアップ計画』。

講演内容は数字を引き出し、わかりやくお話されました。

本題に入る前に、景気の基本は内需活性であり、
人口一人減 = 外国人旅行者10人分 = 国内旅行者(宿泊26人分)= 国内旅行者(日帰り86人分)の数式が成り立つといい、北秋田市が合併前の旧4町時代の人口から現在までの20年間の人口減で市内消費金額は約70億損失したとのこと。

人口減に歯止めがきかないのであれば、観光客を呼び込むべきだと話されました。

その中で、旅は異文化に触れることが基本であり、非日常・異日常的なものに憧れるとのこと。

地域性・個性・創造性を出し、今だけ・ここだけ・あなただけ、といった商品構成や観光事業だけではない総合産業化を目指し、高級ではなく、上質化・良質化を図って欲しい。とスイスでの経験をもとに話されていました。(スイスは何もないところから始まったとのこと。)

何もなくても素材がしっかりとしていて、上記の事が出来れば観光客にとってこの地域が魅力的なものになるとおっしゃっていました。

3時間の講演でしたが、あっという間に時が過ぎ内容の濃いものでした。

懇親会も山田氏を囲んで楽しいひと時となりました。

また、北秋田市に足を運んでいただきたいと思います。


詳しい山田氏のプロフィールはこちら。

国土交通省 観光庁 山田桂一郎