毎日、部屋の片づけをして疲れるわね。
それだけ仕事をしてきたという事とも言えるけれど・・・
今は、仕事部屋を整理している。そしたら、１冊のノートが出てきた。
来客名簿だ。○月○日どこそこの会社様・・・・・・・・・
何年度とは書いていないが、ボールペンで書いているので、未だ、パソコンは使っていない時だ。パソコンを使い出したのは確か？昭和６２年、６３年か。
「ママ、これからはパソコンの時代だ、手書きは遅い、システムを組むからしたら」と昔の名前は確かＤ銀行と言った営業マンの人に勧められお願いした。ボールペンで書いていると言うことはその前、又、お客様の会社名を見ても昭和６０年から６１年にかけてのことと思う。バブル？は始まっていたのかな？未だ？解らない。そんなの関係なくとも忙しかったんだ。
でも、凄いんだ、夏の７月でも２０組、２７，２８組入っている。人数じゃないよ、組数だ。当時は本通り１Ｆ、１５坪の店だった。ボックスは４つ、カウンターは６席。それで、それだけの組数が入るなんて・・・７時にはお客様が入って２時、３時までやっていたかな？それともお客様の滞在時間が短かったか？
昔は、「いらっしゃませ」と言ったら、「ああ、僕が席を空けるよ」と帰って下さる粋なお客様も多かったかな。
お店を始めて１０年くらいだ、ずっと忙しかったよ。
懐かしいお客様の会社名を見て良き時代を思い出し、皆様、どうしていらっしゃるかと・・・
ふっと、気になる方のお名前が。そう新潟から大阪に出張の旅に来て下さったＫさん、繊維不況で廃業して、一時はプロになろうかと思うくらい、好きだったゴルフを生かしてゴルフ場で勤めることになったと知らせて下さった。穏和な良い方だった。
お元気だと思う。懐かしい。
ほとんどシュレッダーにかけているけれど、このノートだけは大事にしたいと・・・・これを未練というのかな？前に進むためには忘れ去らないといけないのかも。