前回の続きでむかし就活用に作成したシラバス案公開。
実際に非常勤講師などで授業をされている方の場合は、シラバスもたいてい公開されていて閲覧することができますが、一度も授業したことないと、こういうものをアピールする機会もないんですよね…
こちらも不採用でしたが、教育歴のない私を面接まで連れていってくれたシラバス案です。
こちらの大学は15回分ぜんぶ作成しなければならなかったので、一つの授業あたり1記事ずつ公開することにします。
表形式で「学習内容」と「学習課題(予習・復習)」を分けて書くかたちだったので、ブログ記事にすると非常に見にくい…。
――――――
■【授業形態】演習
■【到達目標及びテーマ】『源氏物語』柏木巻、出産、生殖
①古典作品を読むときの基本的なスキルを身につける。
②発表を担当することで、プレゼンテーションの基本的なスキルを身につける。
③「常識」に対して疑問を持つ、学問的な発想を身につける。
■【内容】まず、『源氏物語』のあらすじ及び柏木巻の位置づけ、登場人物、主な問題点を整理し、出産・生殖を切り口とした担当者の読みを例に、文学研究の発想を学習する。
その上で、注釈と現代語訳、研究上のポイントのついたテキストを使用し丁寧に読んでゆく。
一人一段落程度を担当し、発表する(一回につき二人ずつ)。
発表内容①影印(コピー)の翻刻
②校異および校訂本文
③注釈整理
④現代語訳
⑤問題点
■【成績評価方法と基準】出席及び授業態度:30%
発表:35%(35点)
基本的なフォーマットを守っている:10点
時間配分、プレゼンテーション技術:10点
内容:15点
レポート:35%(35点)
字数、基本的なフォーマットを守っている:10点
テーマ設定、研究史の整理:10点
内容(面白さ、新しい知見など):15点
*剽窃などが見つかった場合は、20~35点の減点となります。
**詳しい評価基準は、第一回目の授業において説明します。
■【テキスト】(教科書)『源氏物語の鑑賞と基礎知識 柏木』至文堂、適宜資料を配布する。
(参考書)小嶋菜温子『源氏物語の性と生誕』有斐閣、2004年
■【その他】受講者数によって授業日程が変更となる可能性がある。
■【授業計画・学習内容と課題】
【第1回】(学習内容)ガイダンス(授業の目的、資料の配布、発表順の決定、発表の方法、レポート課題、レポートの書き方と評価基準)
(学習課題)(復習)資料を整理しておく。発表順と担当部分を確認し、各自で発表の準備を進めておく。
【第2回】(学習内容)発表の方法、柏木巻の位置づけと『源氏物語』のあらすじ
(学習課題)(復習)各自で発表の準備を進める。
【第3回】(学習内容)出産、生殖の歴史と『源氏物語』の出産嫌悪
(学習課題)(予習)『源氏物語』のあらすじを確認し、出産した人物を把握しておく。
(復習)自分なりに意見を持つ。
【第4回】(学習内容)現代文学の中の出産、生殖
(学習課題)(予習)現代において出産がどのように捉えられているか考える。(復習)自分なりの意見を持つ。
【第5回】(学習内容)演習①:柏木の贈歌
(予習)影印のコピー(該当部分)を読む。(復習)自分なりの意見を持つ。担当者は指摘された部分を修正し、レポートの準備をする。
【第6回】(学習内容)演習②:女三宮の返歌、柏木の返歌
(学習課題)第5回に同じ(~【第14回】まで)
【第7回】(学習内容)演習③:女三宮の出産
【第8回】(学習内容)演習④:女三宮の出産嫌悪と出家への思い
【第9回】(学習内容)演習⑤:出家の願いを口にする
【第10回】(学習内容)演習⑥:朱雀院下山
【第11回】(学習内容)演習⑦:女三宮出家①
【第12回】(学習内容)演習⑧:女三宮出家②
【第13回】(学習内容)演習⑨:女三宮出家③
【第14回】(学習内容)演習⑩:女三宮出家④
【第15回】(学習内容)まとめ、その後の展開、レポートに関する最終確認、質疑応答
(学習課題)(予習)レポートを書いていて分からないことをピックアップしておく。*作成中のレポートを持参すること。
(復習)レポートを修正する。
――――――
今思うと盛り込み過ぎ(これで実際に授業するのは厳しいだろうな)だし、「剽窃などが見つかった場合は、20~35点の減点」って甘すぎるかも(笑)。
非常勤の仕事は来ないし、最近就活でもシラバス案書いてないけど、こういうものもちょっとずつバージョンアップしてかないといけないなあ…、と思いました。
私に授業させたいと思ってくださる方がおりますように!のんのん。
実際に非常勤講師などで授業をされている方の場合は、シラバスもたいてい公開されていて閲覧することができますが、一度も授業したことないと、こういうものをアピールする機会もないんですよね…
こちらも不採用でしたが、教育歴のない私を面接まで連れていってくれたシラバス案です。
こちらの大学は15回分ぜんぶ作成しなければならなかったので、一つの授業あたり1記事ずつ公開することにします。
表形式で「学習内容」と「学習課題(予習・復習)」を分けて書くかたちだったので、ブログ記事にすると非常に見にくい…。
――――――
■【授業形態】演習
■【到達目標及びテーマ】『源氏物語』柏木巻、出産、生殖
①古典作品を読むときの基本的なスキルを身につける。
②発表を担当することで、プレゼンテーションの基本的なスキルを身につける。
③「常識」に対して疑問を持つ、学問的な発想を身につける。
■【内容】まず、『源氏物語』のあらすじ及び柏木巻の位置づけ、登場人物、主な問題点を整理し、出産・生殖を切り口とした担当者の読みを例に、文学研究の発想を学習する。
その上で、注釈と現代語訳、研究上のポイントのついたテキストを使用し丁寧に読んでゆく。
一人一段落程度を担当し、発表する(一回につき二人ずつ)。
発表内容①影印(コピー)の翻刻
②校異および校訂本文
③注釈整理
④現代語訳
⑤問題点
■【成績評価方法と基準】出席及び授業態度:30%
発表:35%(35点)
基本的なフォーマットを守っている:10点
時間配分、プレゼンテーション技術:10点
内容:15点
レポート:35%(35点)
字数、基本的なフォーマットを守っている:10点
テーマ設定、研究史の整理:10点
内容(面白さ、新しい知見など):15点
*剽窃などが見つかった場合は、20~35点の減点となります。
**詳しい評価基準は、第一回目の授業において説明します。
■【テキスト】(教科書)『源氏物語の鑑賞と基礎知識 柏木』至文堂、適宜資料を配布する。
(参考書)小嶋菜温子『源氏物語の性と生誕』有斐閣、2004年
■【その他】受講者数によって授業日程が変更となる可能性がある。
■【授業計画・学習内容と課題】
【第1回】(学習内容)ガイダンス(授業の目的、資料の配布、発表順の決定、発表の方法、レポート課題、レポートの書き方と評価基準)
(学習課題)(復習)資料を整理しておく。発表順と担当部分を確認し、各自で発表の準備を進めておく。
【第2回】(学習内容)発表の方法、柏木巻の位置づけと『源氏物語』のあらすじ
(学習課題)(復習)各自で発表の準備を進める。
【第3回】(学習内容)出産、生殖の歴史と『源氏物語』の出産嫌悪
(学習課題)(予習)『源氏物語』のあらすじを確認し、出産した人物を把握しておく。
(復習)自分なりに意見を持つ。
【第4回】(学習内容)現代文学の中の出産、生殖
(学習課題)(予習)現代において出産がどのように捉えられているか考える。(復習)自分なりの意見を持つ。
【第5回】(学習内容)演習①:柏木の贈歌
(予習)影印のコピー(該当部分)を読む。(復習)自分なりの意見を持つ。担当者は指摘された部分を修正し、レポートの準備をする。
【第6回】(学習内容)演習②:女三宮の返歌、柏木の返歌
(学習課題)第5回に同じ(~【第14回】まで)
【第7回】(学習内容)演習③:女三宮の出産
【第8回】(学習内容)演習④:女三宮の出産嫌悪と出家への思い
【第9回】(学習内容)演習⑤:出家の願いを口にする
【第10回】(学習内容)演習⑥:朱雀院下山
【第11回】(学習内容)演習⑦:女三宮出家①
【第12回】(学習内容)演習⑧:女三宮出家②
【第13回】(学習内容)演習⑨:女三宮出家③
【第14回】(学習内容)演習⑩:女三宮出家④
【第15回】(学習内容)まとめ、その後の展開、レポートに関する最終確認、質疑応答
(学習課題)(予習)レポートを書いていて分からないことをピックアップしておく。*作成中のレポートを持参すること。
(復習)レポートを修正する。
――――――
今思うと盛り込み過ぎ(これで実際に授業するのは厳しいだろうな)だし、「剽窃などが見つかった場合は、20~35点の減点」って甘すぎるかも(笑)。
非常勤の仕事は来ないし、最近就活でもシラバス案書いてないけど、こういうものもちょっとずつバージョンアップしてかないといけないなあ…、と思いました。
私に授業させたいと思ってくださる方がおりますように!のんのん。