くもり のち あめ

うしろ向き、うしろ向き、たまに、まえ向き。

記憶をたどって ~2~

2020-02-10 18:30:54 | うつ記録
以前の日記でも書いていたようだが、
事の発端は6年6か月ほど出向していた派遣先での仕事を終え、
自社に戻った時から始まった。

『これからはリーダーの立場で仕事をしてもらう』

と上司に告げられていたのだが、
環境の変化からか、全くもって何のやる気も起きなくなってしまったのだ。

出張に行っても、自社にいても、まったくやる気が起きない。
本当に無気力な状態になってしまった。

大昔に使用していた特殊な開発ツールを利用しての開発案件に取り掛かっていたのだが、
(自分しか使用できる人がいなっかったため)
プロジェクトリーダーは他案件で大炎上を起こしていて、
自社のメンバーはみんなその案件にまわされて、
客先で3徹するなど惨たんたる状況。

自分はといえば食欲が全くなくなり、
夜も全く眠れなくなり、
異常なまでの倦怠感にさいなまれていた。

困ったときに相談できる相手もおらず、
9月のシルバーウィークで完全に糸が切れた音がした。

何の前触れもなしに、
17年共にした社長に退職する旨のメールを出してしまった。

妻に退職することを告げると、

妻「次の転職先決まってるの?」

自分「まだ決まっていない」

妻「何考えてるの?次が決まってから退職するのが当たり前でしょ?」(正論)

自分「アルバイトでもなんでもするよ」

妻「ふざけないで。土下座してでもいいから今から会社行って残してもらって」(正論)

上記のようなやり取りが重苦しい雰囲気の中、
小一時間ほど続いただろうか。

たまりかねた自分は家を出た。
もちろん会社に行く気はない。

葛西臨海公園をふらついたり、
あてどもなく街をさまよったりして、
夜に帰宅した。

妻「会社行ってきた?」

自分「行ってない」

妻「いい加減にしてよ!子供だっているんだよ!?」(正論)

何もしゃべる気にもならなかった。

何のやる気も起きない、八方ふさがり、袋小路に追い詰められた自分は、
もう死のうと思った。

電車に飛び込むか、大通りでトラックの前に出るか、
高いところから飛び降りるか、ロープを買って首を吊るか。

頭には浮かぶけれど、それを実行に移す気力もなかった。

死ぬ前に一度だけ精神科だか心療内科を受診してみよう。
誰にも伝わらないこの気持ちを最後に聞いてくれる人が欲しかった。

その時はなぜか九段下あたりを歩いていたので、
最寄りの病院に電話をしてみた。

受付「初診ですか?」

自分「はい」

受付「そうすると1か月後の〇月〇日になります」

自分「そうですか。わかりました。ありがとうございます」

ガチャ

1か月後なんて確実に死んでるよと思った。

予約のいらない病院を調べた。

たまたま近くにあったので行ってみることにした。

行ってみると待合室には誰もおらず(平日の日中だったし)、
すぐに診察室に通された。

初老の先生は左足を骨折しているようで足首から膝にかけてギブスをしており、
机の下に丸椅子を置いて、その上に左足を投げ出すように乗っけていた。

自分の身に起こったことをすべて話した。

話しながら涙ぐみそうになったのを覚えている。
この人が自分の話を聞いてくれる最後の人になるのか、
とも思った。

そこで初めて傷病手当金という制度を知った。
今のお給料の6割にはなってしまうけれど、
それを受け取りつつ休職することができるんだよ、と。

いま診断書を書いてあげるから、
会社に出してもいいし出さなくてもいいから、
もう一度会社に相談してごらん、と。

抗うつ薬と睡眠薬も処方してもらった。

身内からなんの同情も、何かあったの?と問われることもなく、
一方的に責められ(正論)、会社にも一方的に辞めると伝え、
もうすべてが終わった、あとはどうやって死のうかと考えていた自分にとっては、
首の皮一枚でなにかとつながれたような気がした。

つづく。

記憶をたどって ~1~

2020-02-07 17:54:44 | うつ記録
そうですか。
うつ病と診断されてからもう5年も経ちますか。

長いトンネルなうえ、抜け出せませんね。

止まない雨はない、明けない夜はない。

しかし現実はといえば、雨は降り続け、夜はずっと明けません。

仕事にも身が入らないので、
こうして再びブログでも再開しようかな、と。

なにから掘り起こしていこうか。

長い作業になりそうだ。

専門学校卒業の年、当時は就職氷河期。
就職先が決まらず、同級生がアルバイトしていた
全社員4人の小さなソフトウェア会社に誘われるがまま働き始め、
そのまま同じ会社で17年間働き続けた結果、
徐々にうつ病になり始めた経緯から書き始めなければ。

つづく。

現在の投薬状況
夕食後・就寝前
・ドグマチール細粒 10% 0.5g
・バランス錠    10mg 1錠

就寝前
・ベルソムラ錠   20mg 1錠
・ブロチゾラム錠 0.25mg 1錠
・ミルタザピン錠  15mg 3錠

真っ暗闇

2016-09-09 16:44:49 | うつ記録
うつ病と診断されてから1年弱経とうとしている。

8月あたりからだろうか、心の状態がうつ病と診断された当初のように
最悪な状態になっている。

電車の人身事故のニュースを見るたびに、
大変不謹慎な話ではあるが、
人身事故を起こした人は逝けたのかな、
うらやましいな、とさえ思ってしまう。

帰りの電車内で首つりの仕方を調べていたら、
降りるべきを駅を過ぎそうになっていたりもする。

真っ暗闇だ。

ブルマン

2015-06-15 18:42:17 | 日記
ブルーマンデーですね。

週の始まり、というより仕事始め、というべきでしょうか。
それが水曜日だったとしたら、ブルーウェンズデーなのでしょうね。

とにもかくにもブルーなわけです。

日曜日の夜は月曜日が嫌過ぎて、
なかなか眠りにつきません。
眠ってしまったら月曜日が来てしまうから。
眠らなくても来るけど。

ダラダラと録画していた番組を見たり、
お酒を飲んだりします。
結果、睡眠時間は3時間くらいまで縮まり、
ブルーマンデーは精神的な面だけではなく、
身体的な面でもブルーマンデーとなるわけです。

眠いしつらいし気持ち悪いし。

仕事どころではありません。

今日も

2015-06-15 09:57:41 | 日記
今日もいつもどおり生きています。

なんで生きてるんでしょう。
死んでないからでしょうね。

週休二日でサラリーマンしています。
その他大勢の人たちと同じで歴史にも誰の記憶にも残らないし
直接感謝の言葉をもらったことなんてないので
役に立っているのかもよくわからないけれど
毎日そんな仕事をしています。

何かを考え出すと決まってそれは答えが出ないようなことや、
どちらかといえば負・マイナスなことが多いので、
ほとんどの場合考えないほうがいい。

何も考えずにじっと目の前にあることをやる。

そして仕事帰りに自然(その辺に生えている雑草)と触れ合ったり(目に付いたり)
すればいい。

考えないことの大切さ。
考えない力。

大事っぽい。