くもり のち あめ

うしろ向き、うしろ向き、たまに、まえ向き。

きもち

2009-09-29 19:21:07 | 日記
生きていると気持ちが盛り上がったり、
逆にどん底まで落ち込んだり、
それはそれは山あり谷ありで、
気持ちは自分の持ち物というより、
他人のモノ、いや、他人そのものという感覚で、
支配したくてもできなくて、
さんざん振り回されて、
話し合おうとしても相手にされなくて、
かまってほしそうな時は逆にこっちが会いたくなくて、
女性よりも、宇宙よりも、深海よりも謎だらけだ。

最近で言えば5月~6月は最低だった。
特に6月は近年まれにみる落ち込みようで、
心配してくれた上司が手紙をくれたりした。
実はまだその手紙を読んでいない。
とっておこうと思うんだ。
もっと落ち込むようなことがあったときのために。

7月~8月は上向きだった。

9月はそんなに悪くなかったけれど、
格段良いというわけでもなく、
下り坂への入り口のような気がする。

最近また自分のやってることが、
全て無意味に思えてきて、
でも8月に第一子が誕生したので頑張らなくちゃいけなくて、
それは自分を犠牲にしてでもがんばるけれど、
仕事やらに「子供のためにがんばる」という意味を与えなければ、
また6月のような精神状態になってしまうかもしれない。

自分だけじゃない、
みんな色々なものに耐えながら仕事を続けている。

街ですれ違うたくさんの人たちが、
毎日心をすり減らしながら生きていると思うと、
みんなすげーなと思う。

降りたくても降りられない人、
生きていくために仕方なく働いている人、
肉体労働で体がボロボロになったり、
人間関係で気持ちがボロボロになったり、
日本の社会で生きているだけで、
普通に生活しているだけで本当に大したものだと思う。

いつか自分がそこから脱落してしまうようで怖いんだ。
ちょっと気を抜いてしまったら、
一度脱落したら、
二度と上がってこられないのではないかと思ってしまう。
もうあんな嫌な思いは二度とごめんだと、きっと思うはずだから。

そんなときに秦基博の「やわらかな午後に遅い朝食を」を聞いたら、
やたら胸にしみ込んで、
ちょっと泣きそうになってしまった。

普段はさらっと聞き流してしまう音や言葉も、
精神状態によっては琴線に触れるほど入り込んでくる。

気持ちよ、君は一体誰なの?
仲良くできたらいいのに。

Tシャツ

2009-09-03 14:31:16 | 日記
駅へ向かう地下通路ではたくさんの人とすれ違う。
場所柄、スーツ姿の人が多い。

だから、スーツ姿の人が前から来たとしても、
視界には入るが注視することはない。

しかし、今日は前からやってくるスーツ姿の若者が
やけに気になって注視してみると、
ワイシャツにネクタイ、スラックスという
なんてことはない姿なのだが、
ワイシャツの下に着ているTシャツが赤だったので、
それが透けていて目についてしまったようだ。

白や淡い色のTシャツは全部洗濯中で、
仕方なく派手な色のTシャツを着ているのかなぁ~
あれでは今日は客先に行けないだろうなぁ~
自社で作業するからいいのかもなぁ~

などと考えながらその人とすれ違う瞬間、

「萌」

という1文字だけが、大きくTシャツの前面にプリント
されているのに気がついてしまった。

ワイシャツ越しにでもハッキリとわかる、
赤いTシャツと大きな「萌」の文字。

でもネクタイはしている。

ちゃんとしたいのかしたくないのか、
どっちなんだよと心の中でツッコミながら、
ほくそ笑んでしまった。

正装するつもり、かつ地味なアンダーシャツがないのなら、
いっそのこと素肌にワイシャツを着ればいいし、
萌Tシャツが透けて丸見えになるくらいなら、
全部カジュアルでもいいんじゃないかと思った。

やはり自社が一応スーツを着なければいけないところなのだろうな。

あれで面接や客先に向かうつもりだったのなら、
Tシャツは脱いでカバンにしまっておいた方がいいよと、
余計なお世話かもしれないけれど忠告してあげたかった。

しかし、あきまん氏がカプコンの面接に行く際に、
えりの付いたシャツがこれしかなかったということで、
ピンクのパジャマにネクタイをして行ったという話を聞いたことがあるので、
正しいとか正しくないとか、
そんなものがどうでもよくなってしまう瞬間というのは確かに存在すると思うし、
そういうことをやっても大丈夫な人とダメな人もいて、
生きているとつらいことや悲しいこともたくさんあるし、
へこんでいるときは気がつかないけれど、
おもしろいこともたくさんあるんじゃないかと、
思考はそこまで飛躍してしまった。

さびしげ

2009-09-03 14:26:46 | 日記
気がつくともう9月。
今年もあと3ヶ月しかない。

なんでこんなに早いんだろう。

1月から7月の記憶なんて、覚えていないに等しい。

朝晩はだいぶ冷え込んできて、
一昨日までは半そで・半ズボンで寝ていたのに、
昨日は長そで・長ズボンのジャージで寝た。

ちょっとだけ寂しい気持ちになる。

寂しいといえば花火大会。

近くで花火大会が開催されるときは、
地元の駅や電車の中で浴衣姿の女性を見かける。

同じく浴衣姿の彼氏と思われる人と一緒だったり、
友達と一緒だったりで、
なんだか皆嬉しそうな表情をしている。

しかし花火大会が終わり、散り散りになると、
浴衣姿の女性がひとりで帰宅する姿が目につく。

それにものすごく哀愁を感じるのだ。

綺麗で華やかな浴衣と、
楽しいことが終わってしまったあとの寂しい空気と、
ひとりでポツンとたたずむ姿が重なって、
なんとも言えない気持ちになる。

抱きしめてあげたくなるような、
そんな気持ちになるのだ。

まぁ、気持ち悪いね。
「抱きしめてあげたくなる」とか、
ちょっと上から目線だし。

犯罪予備軍だなとか言われそうだ。